神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が資産形成や投資について日々思うところを語ります。

つみたてNISAの「ドルコスト平均法」は60〜70点狙いの投資法です。デメリットも知って使い分けましょう。

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おはようございます。

本業が忙しいビジネスマンの方の中には、ドルコスト平均法で毎月積立を実践している方も多いと思います。

2017年からはSBI証券で「毎日積立」という究極のドルコスト平均法とも言うべき投資法も可能になりました。

また、今年から始まるつみたてNISAはドルコスト平均法での積立投資しか選べない特殊なシステムとも言えます。

ドルコスト平均法でしか投資をした経験がないと、「ドルコスト平均法こそが万能」という気分になりがちですが、一つの投資法に固執するのは投資の幅を狭めることにもなりかねません。

そこで、本日はドルコスト平均法のメリットとデメリットを考えてみたいと思います。

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ドルコスト平均法は60〜70点くらいの平均点を狙いに行く投資法

結論は下記の通りです。

1) ドルコスト平均法は60〜70点くらいの平均点狙いの投資法である

2) よほど投入資金が莫大でなければ、インデックスファンドのドルコスト平均法だけで大勝ちは難しい

3) 長期で見ればほぼ確実に勝てる見込みの高い投資対象にのみ適する

4) 時に上がったり下がったり、ジグザグを描きながらゆっくり上昇する投資対象に適する

5) 仮想通貨のように急激な価格上昇が見込まれるものには時に適さない

 

ドルコスト平均法は60〜70点くらいの平均点狙いの投資である

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ドルコスト平均法の特徴は、「大きく勝てないかわりに大きく負けることもない」という点です。

また、投資行動自体を自動化できるため、投資に割く時間を極限まで少なくできるのは大きなメリットですね。

仮に投資対象が値下がりしたとしても、自分の意思で購入タイミングを決めていないので、後悔が残りにくいという精神安定作用は見逃せない気がします。

 

一方で、インデックスファンドのドルコスト平均法だけで大勝ちというのは無理ですね。

1億円など投入資金が莫大であれば勝てる可能性もありますが、そもそも1億円もあったら他の投資手法をいくらでも選択可能です。

1億円保有している人が、その1億円でインデックスファンドをコツコツ積み立てるとはとても思えません。

 

ドルコスト平均法が強いのはジグザグを描きながらゆっくり上昇していく相場

ドルコスト平均法が強いのは、ジグザグを描きながらゆっくりと上昇していく相場に対してです。

その過程で、途中で大きく値下がりして元値を割り込む可能性が高い場合にのみ有効となります。

元値を割り込む可能性が低いのならば、初めに一括投資した方が当然有利だからです。

 

リーマンショック後は多少の上下はあるものの、ほぼ右肩上がりの順張り相場が続きました。

結果論でしかありませんが、こういった場合にはドルコスト平均法の方が一括投資よりもリターンは低くなりますね。

同じ資金ならば2009年〜2010年頃に一括投資をした方が2018年始め時点でのリターンは高いに決まっています。

相場は誰にも読めないからこそ悩むわけですが、自分が100%自信を持って上がり続ける!と言えるような銘柄に関しては、一括投資という選択肢もありですね。

 

仮想通貨のように急激な右肩上がりの相場の場合には一括投資の方が有利

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株式市場、特に市場平均を買うインデックス投資の場合は、かなり歴史ある成熟した市場に対する投資になります。

一方、仮想通貨のように未成熟な市場に投資をする場合には、「先行者利益」が極端に大きくなります。

投資タイミングの数日の違いで、一気に値段が急騰することがあるからです。

 

私の場合は、2017年10月時点で100万円を一括投資しました。

新規参入組による資金流入の可能性が高く、これから市場全体がまだまだ大きくなる可能性が高いと判断したからです。

あと、仮想通貨自体は今のところ実需に乏しくマネーゲームに過ぎませんが、ブロックチェーンという技術自体に大きな夢があると思っています。

仮想通貨市場に資金が集まっている間はホールドし続け、資金がフィアット(法定通貨)に逃げる流れが出始めたら早めに逃げられる体制を整えておく必要がありますね。

 

万能の投資法などあるはずもないし、無いからこそ投資は面白い

時々、「ドルコスト平均法こそ最高の投資法」と主張している人を見かけますが、万能な投資手法というのはありません。

むしろ重要なのは、自分の投資対象にはどのような投資手法が最適かを常に考え続けることでしょう。

ドルコスト平均法で投資するのが適したものと適さないものを見抜く必要があります。

 

こう言うとドルコスト平均法を批判しているように思われるかもしれませんが、私自信は優れた投資手法の一つだと思っています。

実際に、今のような株高局面で新規参入する場合には、暴落に備えてドルコスト平均法を選択するのは理にかなっているといえるでしょう。

特に、VTやVTIのように途中で暴落があったとしても超長期でみれば元値よりも上がる可能性が高いものに対しては有効ですね。

 

まとめ

ドルコスト平均法信者のような人に出会うことがありますが、ドルコスト平均法はあくまで平均点狙いの投資法です。

大きく負けない可能性は高いですが、逆に大きく勝てる可能性も低いです。

ジグザグを描きながらも長期でみればゆっくりと伸びていく可能性が高い投資対象には有効だと思います。

ただし、仮想通貨のように伸び率が急激なものは先行者利益が大きいので、相場の若いうちに一括投資した方が勝てる確率は高いでしょう。

 

こんな記事も書いています。

リーマンショック後はVTは30ドル前後で購入可能な時期もありました。その当時から見るとVTが70ドル超えというのは割高に見えますが、いつかは「VTが70ドルで購入できたなんて羨ましい!」と信じて投資しています。

www.churio807.com

 

VTやVTIはドルコスト平均法で積み立てるのに適した銘柄だと考えます。短期的には値下がりする可能性があるものの、長期で見れば勝てる確率が高い投資対象を選ぶようにしましょう。

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投資はあくまで人生を豊かにするツールの一つでしかありません。投資ばかりにハマってしまい、他のことに目が向かなくなるようでは本末転倒でしょう。

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