神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が資産形成や投資について日々思うところを語ります。

配当金目当てにVTへ投資するのはアリなのか?

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おはようございます。

当ブログの読者の方から以下のご質問をいただきました。

40手前の外科医です。

いつも有用な発信をありがとうございます。

毎日拝読させて頂いております。

 

ちゅり男さんの、全世界株式投資に絞るという構想に強く賛同しており、 全世界株式の投資信託から始めようと考えております。

一方で、体力的に当直などがこのまま維持できるかも不安であり、 生活の一部でも配当金で補えれば少しは安心できるのではと考えております。

余剰資金の運用で、老後資金というよりは子供の教育費や、日々の生活費という位置付けです。

自身で運用経験がなく(証券会社に任せていましたが見直しております)、NISAやiDeCoを実施し投資信託で少しシステムに慣れた後に、VT(ETF)の積み立て投資を検討しております。

基本的には売却・再投資せずに配当目的と考えております。

投資できる金額にも寄るとは思うのですが、配当金目当てのVTという戦略はありなのでしょうか?

VYM、HDVなどの高配当の方が良いのか、判断が付きかねています。

ご意見伺えますと幸いです。

他にも多くのお問い合わせがあると思いますが、ご教授頂けると幸いです。

勝手なご連絡で恐縮ですが、宜しくお願い致します。

ご質問ありがとうございます。

以下が結論となります。

1) 配当目的ならばそれに特化したポートフォリオを組むべき

 →VYM, HDVもよいですが、個別株も面白いと思います

2) ただし、外国株高配当投資の場合、手残りを増やすため確定申告や外国税額控除の手間は避けられません(国内の高配当株の方が有利です)

3) 今後20年以上投資を続けるのであれば、成熟企業が中心の高配当銘柄にこだわらず、成長企業も含んだポートフォリオにした方がよい

4) 手間を全くかけたくないのであれば、投資信託の定期売却サービスを利用して配当金のかわりにすればよい

1つ1つ掘り下げてみていきます。

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配当金目当てにVTへ投資するのはアリなのか?

配当目的ならばそれに特化したポートフォリオを組むべき

VTは良くも悪くも市場全体を丸ごと購入する商品ですので、「高配当」という目的には合致しません。

ただし、市場全体としてみれば株価とともに配当金も成長していくでしょうから、今仕込んでおけば20年後には高配当になっている可能性はあります。

とはいえ、来月からすぐ使えるお金が欲しいという目的には合致しません。

その場合、VYMやHDVなどの高配当ETFもしくは高配当個別株がよいでしょう。

以下に述べる通り、外国の高配当株は二重課税の影響で配当に関しては不利ですので、国内の高配当株も面白いと思います。

 

外国株の配当金は二重課税のため手続きが面倒

外国株式の配当金は、現地(米国は10%)と日本国内(20.315%)の二重課税となるため、思った以上に削られてしまいます。

手残りを少しでも増やすためには、

1. 確定申告で外国税額控除の手続きをして、外国税の一部を取り戻す

2. 損だしを活用して、配当税の一部を取り戻す

 →特定口座・分離課税の場合、翌年の年始に戻ってきます

といった手続きが必要になります。

一度やってみれば分かりますが、外国税額控除ははっきりいって面倒くさいです。

損だしも相場によっては毎年うまくいくとは限らず、不確定要素がそれなりに発生します。

 

目先の配当金を重視するか、トータルリターンを重視するか

配当金の最大化のみを目的とするのであれば、VTではなくVYMやHDVの方が向いており、さらに言えばSPYDが最適ということになります。

個人的な意見では、投資は目先の配当金など短期利益にとらわれることなく、より長期目線で考えた方が成功確率が高くなると思っています。

よって、私ならば税が非効率な配当狙いではなく、成長銘柄も含んだポートフォリオを構築します。

実際、SPYD、VT、VTIの直近1年のチャートは以下の通りです(ピンク:VTI、紫:VT、水色:SPYD)。

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SPYDの配当金はたしかに魅力的ですが、トータルリターンでこれだけ劣後すると平常心を保ってコツコツと投資し続けられるかという問題はありますね。

私は投資はメンタルが全てだと思っているので、 ご自身とよく向き合って検討されるのがよいでしょう。

 

投資信託の定期売却サービスを利用するのも

資産の最大化を目的とした場合、配当金は再投資をするのが大原則です。

投資信託の場合は、信託報酬がETFと比較して若干割高であるものの、分配金を自動再投資してくれるため、税効率がよいのがメリットです。

もちろん、分配金として手元に振り込まれるお金は発生しませんが、そこは投資信託の定期売却サービスを活用すればカバーできます。

可能な限り本業収入だけで生活費は賄い、投資信託を活用して分配金は再投資し続け、どうしても生活費が足りなくなれば投資信託の定期売却で対応するのもアリでしょう。

むしろ100%日本円で簡潔する分、一番ラクで効率的といえますね。

配当を毎月の生活費の一部にするつもりであれば、配当がドルで振り込まれるのは地味に面倒ですから。

 

まとめ

私ならば、より長期的な目線で将来の株価および配当の成長に期待し、VTを長く保有し続けます。

目先の配当金を重視する場合には、VTよりも高配当ETFもしくは個別株がよいでしょう。

毎月の配当がドルで振り込まれると地味に面倒ですから、国内の高配当個別株、もしくは投資信託の定期売却サービスを利用するのも面白いと思います。

 

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こんな記事も書いています。

株式投資では不確定要素と付き合うことが欠かせません。一方で、よく考えれば抱える必要のないリスクまで抱え込んでしまうと、負ける可能性が高くなります。 

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初心者におすすめできるのは、長期のインデックス投資です。数十年という長いスパンでみればプラスサムゲームになる可能性が高いからです。

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基本的にインデックス投資で長く買い持ちするのがよいと思いますが、配当金など明確な目的がある場合は個別株もよいでしょう。

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