神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が資産形成や投資について日々思うところを語ります。

元本割れのリスクを承知のうえでジュニアNISAを活用すべきか

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おはようございます。

当ブログの読者の方から以下のご質問をいただきました。 

はじめまして。

毎朝出勤前にブログを拝見して勉強させていただいております。

 

我が家の家族構成は公務員である35歳の私(年収700万)、37歳の妻は専業主婦、子供は4歳、2歳、0歳の五人家族です。

今回ご相談したいのは、子供のための250万の資産についてです。

現在、資産運用状況は下記の通りです。

①老後資金のideco 年間144000円(eMAXIS Slim米国株式) 

②子供たちの教育費にあてるために妻名義の口座で積み立てNISAを年間40万円(SBI-SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド) 

③8年後(現在築2年の持ち家があり、住宅ローン控除・ソーラーパネルの10年契約終了時)に備えた妻名義の特定口座での米国ETFを年間50万円(VT40% VYM40% USIG20%)

④持ち家の築30年時の改修工事費用を年間24万(ウェルスナビとテオを毎月1万円)。

⑤いろいろな祝い金としていただいた250万円(職場の口座で年利0.05%)

 

①~④に加えて、生活防衛資金として100万円が生活口座、さらに私の趣味の投資として、私名義のNISA口座に100万円程度あります。

①については退職時にどうするかは決めていません。

②については子供の受験期に少しずつ取り崩そうと思っています。

③については一生購入を続けて、8年後生活が苦しくなっていれば、分配金を生活費に回し、それでも苦しければ積み立てを一時的に中断するつもりです。

④は改修工事のためと書きましたが、28年後に③でやっている自分のポートフォリオと比較して、手数料1%がかかってもリバランスも自動でしてくれるロボアドがの方が利益を上げるのか、③のポートフォリオの成果と比較するために実験的に運用している面もあります。

①~④はすべてここ3年以内に始めているので現在は微々たる額です。

 

長くなりましたが、⑤の250万円をジュニアNISAに入れるべきかを悩んでいます。

⑤はもともと妻の「子供が成人する時に現金として渡してあげたい。」という思いから、元本割れリスクをふまえて現金のままにしておきました。

しかし、キャッシュの価値が下がり続ける中で、ジュニアNISAの廃止に伴う法改正もあり、250万全額で子供名義のNISA口座を作り(長男だけにして4年に分けて250万購入するか、子供3人分口座を作って平等に購入するかも未定)VTかVTIを購入しようかと検討しています。

ちゅり男様でしたら⑤はそのまま現金として持っておきますか?、ジュニアNISAに移すという考えはどう思われますか?

私ならば以下のようにシンプルに整理します。

1) 生活防衛資金が100万円で本当によいか見直します

2) 夫婦ともにつみたてNISAへ切り替え、年間80万円上限一杯まで積み立てます

3) 年収700万円であれば節税効果が期待できますので、夫のiDeCoは満額で継続します

4) シンプルな投資を長く続けることが重要なので、③と④は中止します

5) ③と④へ投入する資金と⑤の250万円をあわせて、ジュニアNISAを利用します

以下1つ1つ見ていきます。

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元本割れのリスクを承知のうえでジュニアNISAを活用すべきか

生活防衛資金の見直しから始めます

小さなお子さんが3人いらっしゃり、奥様も専業主婦ということで、配当金も微々たるものということですから、家計を支えているのは主に夫の給与所得ということになります。

となると、万が一夫が健康を害して働けなくなった場合、社会保障制度によって一定の手当はでるかもしれませんが、大幅な収入源は避けられません。

個人的には、共働きでないケースやお子さんの人数が多いケースでは生活防衛資金を多めに確保しておく方が安全だと考えます。

本当に100万円で大丈夫か、今一度検討されるとよいかもしれません。

私が同じ立場で小さな子供が3人いれば、少なくとも300万円以上は確保すると思います。

 

つみたてNISAを夫婦で年間80万円、夫のiDeCoを年間14.4万円継続

投資を趣味と考えるのか家族を支えるための手段の1つと考えるのかによりますが、私ならば趣味を捨てて夫の分もつみたてNISAへ切り替えます。

つまり、夫婦両方でつみたてNISAを利用し、年間80万円(40万円 x 2人分)をコツコツ積み立て続けることに徹します。

派手なことより、こういう地味かつシンプルなことをいかに長く続けられるが重要だと思っているからです。

次に、夫の年収が700万円ということで、iDeCoを活用すればそれなりの節税効果が見込めますので、夫のiDeCoは年間14.4万円満額で継続します。

妻は専業主婦ですので、所得控除による節税効果が得られず、60歳までの資金拘束もありますからiDeCoは保留でよいでしょう。

 

米国ETFとロボアドバイザーは捨ててジュニアNISAを活用します

最後に、年間50万円の米国ETF積立と年間24万円のウェルスナビ、テオは無駄ですので中止します。

また、つみたてNISAを子供の受験期に少しずつ取り崩すとありますが、これは悪手です。

つみたてNISAは20年以上長く保有して価値がある制度ですので、これを取り崩すのは最終手段と考えましょう。

そもそも、将来確実に必要と分かっているお金で株式投資をしてはいけません。

よって、教育資金が心配であれば、③と④は停止してそのお金を貯金しましょう。

キャッシュの価値は長期的には下がっていく可能性が高いですが、お店の店員に株式を見せてもモノは買えないわけですから、きちんと一定額のキャッシュを保有することは重要です。

なお、祝い金として頂戴した250万円に関しては、一部を生活防衛資金の補填に回し、あまり分はジュニアNISAへ投入するのがよいと思います。

なお、VTやVTIではなく、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)か楽天VTI、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)などの投資信託にしましょう。

 

まとめ

長期投資で最も重要なことはリスク管理です。

生活防衛資金はきちんと確保できているのか、家計の資産全体に占めるキャッシュと株式の割合をどうするのかなど、基本的なことから見直しましょう。

総論を勉強せずにいきなり各論を学ぶのは大変危険です。

 

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最も有名な自己啓発本の1つでありながら、対話形式で大変読みやすくおすすめです。

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2024年1月から払い出しが可能になるジュニアNISAは、お子さんの教育資金の準備に最適な制度となりました。

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インデックス投資を始める場合、まずつみたてNISAから開始するのがおすすめです。

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つみたてNISAやiDeCoなどの非課税口座では、株式100%で運用するのが最も効率がよいです。リスク調整はキャッシュとのバランスでとるとよいでしょう。

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