おはようございます。
当ブログの読者から以下のご質問をいただきました。
こんにちは、はじめまして。
いつも有益な情報ありがとうございます。
興味深く拝見させていただいております。
今回は投資を始める前に契約したドル型終身保険(払い込みタイプ)を思い切って解約しました。
そこで払い戻されたお金(200万)の投資先について相談させていただきたくご連絡しております。
私の簡単な自己紹介からさせていただきます。
私38歳、妻、3歳、2歳の4人家族。
持ち家(住宅ローンあり)
投資歴2年半
自分用証券口座 米国株(SPYD、VYM、T)134万 年間配当$432
投資信託、つみたてNISA満額(オルカン、楽天VTI)182万
iDeCo 毎月23000円 30万
妻用証券口座
投資信託、つみたてNISA満額(オルカン、楽天VTI)74万
子供用口座
ジュニアNISAそれぞれ120万190万 合計310万
(※金額はいずれも評価額です)
今後も積み立てNISA、ジュニアNISA、iDeCoは継続予定。
資金の目途もたっております。
相談内容に戻りまして、私たち家族は年に一度沖縄旅行に行くことを楽しみの一つとしております。
ここ最近はLCCなどを利用すれば合計12--14万ほどで行くことができこれを配当金でまかなえないか?と自分的には考えております。
現段階では比較的安定しており、配当ももらえるVYMが良いのではと考えております。
また、一括で購入するべきか、時間分散するべきかも悩んでおります。
ぜひ、ご意見を聞かせていただければと思っております、よろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます。
つみたてNISAやiDeCo、ジュニアNISAを活用したインデックス投資はそのまま継続しつつ、配当金が目的であればプラスアルファの部分でVYMを積み上げるのがよいでしょう。
インデックス投資と高配当株投資の組み合わせ方
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. 投資で自分が何を実現したいか明確にすることが重要
2. 株価と分配金の成長バランスを考えるとVYMは良い
3. 200万円なので基本的に一括投資でよいが、不安なら分割投資もアリ
以下1つ1つ掘り下げてみていきます。
1. 投資で自分が何を実現したいか明確にすることが重要
つみたてNISAやiDeCo、ジュニアNISAなどの非課税口座を利用したインデックス投資はこのまま継続されるとよいでしょう。
それ以外の部分では、非課税口座と同様にインデックスファンドを積み上げてもよいですし、自分が投資で実現したい目的が明確になっているのであればそれに合った手法を取り入れてもよいです。
今回のケースでは、「年に1度沖縄旅行に行くことを楽しみにしており、その旅費を配当金で賄えないか」とあります。
実際、米国株のポートフォリオが「SPYD、VYM、T」とありますので、すでに配当金にフォーカスした投資を始められているのだと思います。
高配当株投資は、理論上はトータルリターンにおいてグロース株もバランスよく含んだインデックスファンドに劣後する可能性があります。
しかし、20年〜30年後の未来は誰にも正確に読めないわけですから、自分の生活や目的に合った投資手法を柔軟に取り入れればよいでしょう。
2. 株価と分配金の成長バランスを考えるとVYMは良い
この中から株価と配当金の成長バランスを考えますと、私ならばVYMを積み立てます。
VYMは高配当株ETFの中では分配利回りは低い(3%前後)部類に入りますが、その代わり極端な高配当を狙いすぎて構成銘柄やセクターのバランスが崩れていないからです。
長期的なスパンで見た場合、値上がり益(キャピタルゲイン)と配当金(インカムゲイン)のバランスが最もよいのはVYMだと思います。
一方、何年も先ではなく目先の配当金アップを目的としたいのであれば、HDVやSPYDがよいでしょう。
HDVで3.5%〜4.0%、SPYDで4.5%程度の利回りが期待できますが、高配当を狙うために銘柄やセクター構成に個性が強いことは理解しておくべきです。
「将来的にまとまった配当金がほしいけれど、長期間に渡って安心して保有し続けたい」という方にはVYMが最適だと思います。
3. 基本的に一括投資でよいが、不安なら分割投資もアリ
一括投資か分割投資かについては明日の株価も正確に読めない以上、絶対の正解はありません。
私なら200万円は一括投資しますが、1〜2ヶ月後に思いもよらぬチャンスが到来する可能性もあり、分割投資を好む方もいるでしょう。
ただし、慎重になりすぎるがあまり、何年もかけて資金を小さく投入するのは非効率になる可能性があります。
それは、株式市場が長期的には成長し続けて、それに伴って分配金も成長し続ける期待があるから長期投資をしているはずだからです。
200万円であれば、何年もかけて小分けにして投入する金額ではないので、仮に投資タイミングを分散するにしても1年以内でよいでしょう。
まとめ
NISAやiDeCoなどの非課税口座でインデックス投資を実践し、プラスアルファの部分では自分の目的に沿った投資を実践するのがよいでしょう。
【秋〜冬のふるさと納税おすすめ商品2選】
1. 完熟有田みかん(和歌山県美浜町)
我が家は毎年冬になると有田みかんを取り寄せています。
みかんは果物なのでどうしても痛みやすいですが、この商品は痛みが少なく非常に美味しいみかんでした!
2. 熟成紅はるか 10kg(宮崎県都城市)
紅はるかは焼き芋やふかし芋にするとホカホカで甘みが強く非常に美味しい品種です。
ヘルシオホットクックをお持ちの方はそれで蒸すだけで極上のおやつが出来上がります。
子どもにスナック菓子を食べさせるよりも100倍よいでしょう。
こんな記事も書いています。
高配当株の最大の魅力は、余計な売買をせずに毎月のインカムを増やせる点にあります。
資産を増やすのには高配当株よりもインデックス投資が向いていますが、売却時に税金の支払いが発生しますので、投資戦略の切り替えは悩ましいところです。
高配当株の良さが実感できるのは資産規模がある程度大きくなってからです。
それまでコツコツと継続する根気が必要です。