
おはようございます。
長期投資の肝は、
1) 自分はこれで行く!という主力商品を決める
2) 主力商品にコツコツ投資して強固な「含み益バリア」を築く
ことにあります。
自分の主力商品に強固な「含み益バリア」を築いてしまえば、長期投資は簡単になりますね。
— ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) March 20, 2024
私が保有しているVTIは円建てで+120%まで来ましたが、ここまで来ると売却した時の税金が高すぎて売る気にもなりません。
また、暴落が来て半値になっても含み益が残るので落ち着いてホールドしていられます。
1つの商品にコツコツと積立投資を続けることで、知らない間にどんどん「含み益バリア」が積み重なっていきます。
何年かかるかは相場によりますが、自分の主力商品のリターンが+100%(はじめの2倍)まで到達してしまえば、仮に暴落が訪れて半値近くになっても損失は発生しません。
すると精神的に余裕を持って相場に臨めるようになり、さらに好循環が生まれてきます。
インデックス投資で「含み益バリア」を築くと長期投資が楽になる理由
含み益バリアがあると売却時の税金が抑止力になる
強固な「含み益バリア」を築くことができると、NISAなどの非課税口座以外では売却時に多額の税金が発生するようになります。
特定口座などの課税口座では、利益にかかる税率は20.315%です。
運用益が少額であれば税金の支払いも少額で済みますが、長く投資を続けて利益が積み重なるほど、税金の支払いが馬鹿にならない金額になってきます。
参考までに、以下は私の妻の2018年〜2023年までの「つみたてNISA」の実績です。
いろんな商品が入ってゴチャゴチャしていますが、積立設定をして6年放置しただけでどれも+60%〜+160%程度のリターンになっています。
NISAなのでこれらを売却しても税金は生じませんが、これが仮に課税口座だったらどうでしょうか?
税金の支払いによって明らかに複利効果が低下するため、「売るのがもったいない」という心理からホールド力が高まると思います。
ここまで来ると、投資信託をガチホするのは簡単になってきますね。
含み益バリアがあると暴落時でも狼狽売りしにくい
強固な「含み益バリア」があると有利な理由の2つ目は、仮に大暴落が来て半値になったとしても損失を抱える心配がなくなるからです。
これまでの世界的な株価暴落局面を振り返ると、S&P500や全世界株インデックスであったとして、暴落時には一時的に最大50%程度の下落を覚悟する必要があります。
実際には「100年に1度」と呼ばれたリーマンショックでは50%近い暴落になりましたが、
その後は2015年の「チャイナショック」、2018年末の「米中貿易摩擦」、2020年の「コロナショック」の全てで20%〜30%以内の下落でおさまっています。
■ 過去の大暴落での最大下落幅
ダブルバガー達成で元本割れリスクが大きく下がる理由
これらの事実から考えると、保有している投資信託がダブルバガー(+100%、投資元本の2倍)を達成すれば、インデックス投資の場合は暴落時にも元本割れのリスクが減ってきます。
ここまで到達すると、仮に暴落が来ても精神的に落ち着いて対処できることになり、むしろ追加投資のチャンスと捉えやすくなるのです。
含み益バリアを築くには主力銘柄を1つ決めることが重要
以上の理由から、自分の主力商品に強固な「含み益バリア」を築くことが長期投資ではものすごく有利に働くことが理解できたと思います。
では、含み益バリアを築くにはどうすればよいのでしょうか?
もちろん、大金を一括投資してその後の相場に恵まれれば、比較的短期で「含み益バリア」を築ける可能性はあります。
しかし、大金を一括してその直後に大暴落が来た場合、「含み益バリア」が構築されるのが数年遅れるというリスクもあるのです。
よって、一般的には無理のない範囲で毎月積立を継続し、5年〜10年とゆっくり年月をかけて「含み益バリア」を育てる方が無難でしょう。
優良商品であれば多数の銘柄に分散投資するのも悪くありませんが、どうしても1つ1つの銘柄への投資金額が減ってしまいますので、含み益バリアを構築するのは遅くなってしまいますね。
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まとめ:主力1本のインデックス投資で含み益バリアを育てよう
eMAXIS Slimオール・カントリー、S&P500、楽天・オールカントリーなど本当に優れた投資信託が増えました。
どれに投資するか悩んでしまいますが、まずは自分のお気に入りを1つ選び、コツコツ積立を続けることで強固な「含み益バリア」を構築することをおすすめします。
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本ブログでお伝えしている
・お金の基本的な考え方
・インデックス投資の土台
・NISA/iDeCoを使った長期投資の考え方
を、初心者向けに体系的にまとめた内容です。
年末年始の学び直しにご活用いただければ幸いです!
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