おはようございます。
私はかれこれ15年以上株式投資をやっていますが、最初の頃はタイミングを見計らって個別株を売買していたものの、最近ではほぼ投資信託やETFの「バイ&ホールド」しかしていません。
実際のところ、
1) 毎月の給料から投資用のお金を先取り貯金
2) 貯めたお金を毎月欠かさず、新NISAの「つみたて投資枠」でeMAXIS Slimオール・カントリーか楽天・オールカントリーへ投資
3) 夏や冬のボーナスの50%は「成長投資枠」で一括投資(同じオルカン系投信でよい)
をやるだけで投資は合格点です。
これから新NISAを始める方向けに、新NISA攻略の王道をお伝えします。
【新NISAの正攻法】毎月の貯金はつみたて投資枠でeMAXIS Slimオルカンか楽天・オールカントリーに全投入。ボーナスは成長投資枠で一括投資!
毎月の手取り給料の10%〜20%を先取り貯金する
投資以前にサラリーマンであれば全員やらなければならないことは、
「毎月の手取り収入の10%〜20%を先取り貯金すること」
です。
「先取り貯金」というのは、毎月の給料が振り込まれた瞬間に、別の貯金専用口座にお金を移してしまうことです。
生活費用の口座と貯蓄用の口座を別にすることで、お金を使いすぎてしまうことを未然に防ぐことができます。
多くの方は、「毎月の給料の中から、毎月一定の金額を貯金し続けること」すら続けられません。
インデックス投資は初心者でも実践できるおすすめの投資法ですが、投資するにも種銭がなければ話にならないのです。
実際のところ、毎月オルカンに積立投資をするだけであれば、誰がやってもリターンに差が出るわけがありません。
差が出るとすれば、
1) 他人より早く始めたか(複利効果が働く年数を長く確保できているか)
2) 毎月の積立金額が多いか
だけです。
よって、「投資の必要性に気がついた時点ですぐ動くこと。毎月貯金できる金額を増やすこと」がもっとも重要なのです。
貯めたお金は「毎月欠かさず」新NISAのつみたて投資枠でオルカンに投資する
インデックス投資で期待できるリターンは大体年率5-8%程度と言われています。
ここ数年は株式市場が好調で、円安が急激に進行している影響もあり、日本人の外国株投資家の方はよほど変な商品に投資していないかぎり、めちゃくちゃ儲かっているはずです。
ところが、このような相場がずっと続くことはありません。
株式投資のリターンは短期では大きく上振れ、下振れする可能性がありますが、長期的には「平均値に収束する」ことが知られているからです。
以下の図のとおり、株式投資のリターンは短期ではぶれ幅が大きいですが、10年〜15年と続けると安定してきて、20年以上になると元本割れのリスクがほぼ消失します。
さて、期待できるリターンが年率5%〜8%であれば、たった1年や2年で大きな投資成果は期待できません。
最低でも10年、できれば20年以上続けないと「急激に資産が増えまくっている」という実感は得られにくいでしょう。
その間に絶対に欠かしてはならないことは、
1) 配当金や分配金は必ず再投資に回す
2) 毎月の貯金を必ず投資に回す(1ヶ月も欠かさず!)
の2点です。
この2点を何十年にわたって守り続けることで、複利効果が加速し、資産が爆発的に増える瞬間がいずれ訪れます。
夏・冬のボーナスの50%は成長投資枠でオルカンに一括投資する
サラリーマンの方の中には、夏と冬の2回ボーナスが支給される方も多いと思います。
ボーナスは毎月の給料とは別で支給されるので、仮にゼロでも毎日の生活は成り立つはずです。
ボーナスで旅行に行く、美味しいものを食べる、普段買えない高級品を買う、など自分の楽しみのために使うのはOKですが、ボーナスの全額を使うのはやめましょう。
私のおすすめは、
「ボーナスの半分は楽しみのために使い、残り半分は投資に回すこと」
です。
ボーナスのようなまとまった金額のお金に関しては、新NISAの「成長投資枠」を使って一括投資するのがよいでしょう。
投資対象は、つみたて投資枠も成長投資枠も関係なく、全世界株インデックスファンドでOKです。
具体的には、
1) eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
2) 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
のどちらかでよいでしょう。
まとめ
新NISAの正攻法は、
1) 毎月の給料から投資用のお金を先取り貯金する
2) 貯めたお金を毎月欠かさず、新NISAの「つみたて投資枠」でeMAXIS Slimオール・カントリーか楽天・オールカントリーへ投資する
3) 夏や冬のボーナスの50%は「成長投資枠」で一括投資する(同じオルカン系投信でよい)
だけです。頑張りましょう!
【インデックス投資の名著!チャールズ・エリスの代表作2冊】
1. 投資の大原則
バートン・マルキールとの共著です。
インデックス投資のエッセンスだけ詰め合わせた本で、『敗者のゲーム』や『ウォール街のランダムウォーカー』よりもサクッと読めます。
インデックス投資やるなら、最低でもこの本は読んでおきましょう。
2. 敗者のゲーム
数あるインデックス投資本の中でも最も有名な1冊ですね。
私はこれまでに10回以上読みました。
常に手元に置いておき、投資方針がぶれそうになった時に何度も読み返したい名著です。
インデックス投資家なら一度はぜひ。
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スイッチングしておきましょう。
新NISAのコアはeMAXIS Slimオルカンや楽天・オールカントリーで間違いありません。
成長投資枠で攻めたい人はNASDAQ100などを検討しましょう。
暴落時こそドルコスト平均法による毎月積立が本領発揮します。
絶対に積立をやめてはいけません。