神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が資産形成や投資について日々思うところを語ります。

50代・1億円から開始する資産運用で気をつけるべきこと

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おはようございます。

当ブログの読者から以下のご質問をいただきました。

いつも楽しく拝読しています。

資産運用の豊富な知識に加えて、お医者様としての健康オタクのお話までとてもためになっております。

早速ですが 私の現状のアドバイスをお願いいたします。

 

私個人の資産が2000万位あります。

最近、3000万位親から相続し5000万になりました。他に確定の死亡保険1500万があります。(これは亡くなってから受取人の2人の子供にあげるつもりです)

このお金をどうのように運用すれば良いかアドバイスをお願い致します。

 

5000万の中身です。

●株式で500万位持ってます。(+50万)

●10年程前からズルズルと持ってる、よく分からず買った大手証券会社の毎月分配型の信託報酬の高い豪ドル中心の投資信託が全部で300万位です。(−20万)どうしていいか分からずほったらかしです。

●積立NISAでS&P500に年間40万積立てしています。

●他は全て現金です。

 

今年度から収入が110万になりますのでこれからiDeCoに入り、年齢的なこともあり債券中心の商品で運用し、所得税と市民税のを節税しようと思います。

夫は現在59歳で夫個人の預貯金も9千万程あり家のローンもなく子供2人は結婚してますし、私は65歳まで今の収入で働くつもりです。

55歳の私の年齢から見て積極的に運用する必要はないでしょうか?

だからといって銀行に預けたままでは勿体ない気がします。

やはりそこそこ安全に増やしたいです。どのような資産運用すればよろしいですか?

長々と説明させていただきましたが、どうぞご意見ををお願いいたします。

最後になりましたがこれからの益々のご発展をお祈りいたします。

ご質問ありがとうございます。

結論から申し上げますと以下の通りです。

1. ご夫婦で1億4000万円もの資産をお持ちですので、慣れないことや無理をしないことです

2. ご主人の理解があれば、つみたてNISAでS&P500をご夫婦で80万円/年積み立てましょう

3. 収入が110万円/年ですと、iDeCoを活用しても節税効果はほぼありません

以下1つ1つ掘り下げてみていきます。

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1. すでに1億円を超える資産があるので無理をしないこと

最も重要なことは、ご夫婦で1億4000万円もの資産をお持ちですので、とにかく慣れないことや無理なことに手を出さないことです。

ご自身でよく勉強し、納得できた物だけに投資をするようにしましょう。

その際、いきなり大きな金額で大勝負に出ないことが重要です。

すでに1億円以上の資産を保有している場合、重要なことは資産を大きく増やすことではなく、いかに守りに重点を置いた運用をするかです。

 

まずはご夫婦の毎月の生活費(支出)を徹底的に洗い出しましょう。

そこから、手持ちの現金のみで、仮に無収入であったとしても何年の間生活が可能かおおまかに把握することです。

シミュレーションの結果、すでに生涯お金に困る可能性がほぼ無いのであれば、無理にリスクをとって投資をする必要がそもそもありません。

仮に投資するにしても、大怪我しない程度に少しずつ慣れていくのがよいでしょう。

 

2. ご夫婦でつみたてNISAを80万円/年活用する

さて、1で実施したシミュレーションの結果、手持ちの現金だけでは心もとなく株式投資の必要が出た場合に何をするかです。

最も確実なのは、「つみたてNISAを最大限に活用すること」でしょう。

つみたてNISAで採用されている金融商品は、国の定めた基準をクリアした長期保有に値する商品のみが選抜されています。

もちろん、その中でも多少の良し悪しはありますが、初心者の方が何も分からないまま商品選択するよりもリスクが低いでしょう。

 

ちなみに、ご質問者様の保有商品の中で、「10年程前からズルズルと持ってる、よく分からず買った大手証券会社の毎月分配型の信託報酬の高い豪ドル中心の投資信託 300万位」は今すぐに売ってください。

自分で理解できない商品を買ってはいけません。

仮に購入してしまった場合、気がついた時点で速攻売却するのが鉄則です。

今は相場がよいので、幸いにもマイナス20万円程度で済んでいますから、売り時として悪くありません。

 

3. 年収が低いとiDeCoによる節税効果は期待できない

「今年度から収入が110万になるためiDeCoに入って節税する」とありますが、この110万円というのは年収でしょうか。

所得税はそもそも年収103万円以上からでないと発生せず、年収が110万円であれば仮に発生してもほぼ無視できる程度の金額です。

所得控除による節税効果を期待してiDeCoに加入するのは無駄でしょう。

もちろん、iDeCoも非課税口座ですので、NISAと同様、運用益や配当金が非課税になるというメリットはあります。

しかし、すでに年齢が55歳ですのでiDeCoの出口までの年数が短すぎます。

つみたてNISAの枠だけで物足りない場合は、素直に特定口座で取引をした方がよいでしょう。

 

まとめ

50代ですでに十分な金融資産を保有している場合、とにかく無理をせず守りに重点を置いた運用を心がけましょう。

その中でもつみたてNISAは最も使いやすい制度だと思います。 

 

【おすすめ本】

つみたてNISAとiDeCoは投資初心者でも活用しやすい制度です。

しかし、自分の大事なお金を預ける以上、最低1冊は本を読んで土台となる知識を構築しましょう。

おすすめの本を以下に2冊挙げますので、一冊も読んだことがない方は今すぐに購入しましょう。

 

NISAとiDeCoの両者について網羅された初心者向けの一冊です。

 

iDeCo専用の入門書としては以下がおすすめです。

これ以外の入門書でもよいので、とにかく一冊は読んでください。

 

こんな記事も書いています。

投資初心者の方こそリバランスの仕組みを組み込むことで大失敗するリスクを下げられます。

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年収が低く、所得控除のメリットが小さい場合、資金拘束のリスクがあるiDeCoに加入するかは悩み所です。

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投資初心者の方が思いつきのままに売買を繰り返すと大抵負けます。

よりシンプルに、売買回数を減らしてポートフォリオを組むべきです。

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