おはようございます。
弊ブログの読者から、「2024年1月開始の新NISAに向け、株高の今のうちに一部を利益確定して備えるべきか」というご質問をいただきました。
はじめまして、いつもブログを楽しく拝見させて頂いています。
さて、この度アドバイス頂きたい件があり連絡差し上げました。
私5年ほど前から米国株投資を初めまして、現在、
・VOO900万
・Slim米国300万
・QQQ1000万
の計2200万円ほど米国株を保有しておりますが、新NISA開始のタイミングで、オルカンへ主軸を変えようかと思っております。
そこで、まずはQQQを切り崩してオルカンの原資にしようと考えていますが、QQQを今高い内に売って現金化すべきか、来年1月を待って現金化すべきか悩んでおります。
先のことは分かりませんが、管理人様でしたらどのようになさるか、ご知見頂けたら幸いです。
今後とも応援しています。
ご質問ありがとうございます。
私が考える結論としては以下の通りです。
1) VOO、eMAXIS Slim米国株式、QQQはどれも長期保有に適した優れた商品なので、新NISA開始まで保有し続けます
2) 2024年1月に新NISAが開始したら、順次QQQを売却してオルカンへ乗り換えます
以下詳細を見ていきます。
2024年開始の新NISAに向け、今保有している株式を利益確定するべきか?
VOO、eMAXIS Slim米国株式、QQQなどの優良資産はギリギリまで保有し続ける
ご質問者様が保有されているVOO、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)、QQQはいずれも長期保有に値する優良資産です。
すでに買い付けが終了している資産に関しては、2024年1月の新NISA開始ギリギリまで保有し続けるのがよいでしょう。
もちろん、半年後の相場がどうなっているかは誰にも分かりませんので、絶対的な正解はありません。
しかし、一般的には売却のタイミングと買付のタイミングを素人が適切に予測することは困難と言われています。
よって、「優良資産はできるだけ長く保有し続ける」の原則に従うのがよいでしょう。
半年後の相場は不明だが、QQQの株価が下がればオルカンも下がるので大差はない
2024年1月にQQQの株価が現時点より下がっているのであれば、今すぐにQQQを現金化して新NISAに備えるのがベストとなります。
しかし、将来のことは誰にも分からず、自分の想定と逆に動いて損をする可能性もあります。
仮に来年QQQの株価が下がっていたとしても、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の株価もそれに連動してある程度下がっているはずです。
よって、素人が下手に現金化のタイミングを図るよりは、株式から株式へその時の相場に合わせてスイッチングするほうが理にかなっています。
2024年1月、新NISA開始後から順次QQQを売却してオルカンへ切り替える
2024年1月に新NISAが開始になったら、QQQを順次売却してオルカンへ乗り換えましょう。
新NISAの年間上限投資枠は360万円(成長投資枠240万円+つみたて投資枠120万円)です。
360万円分を年初に一括で乗り換えてもよいですし、毎月30万円ずつコツコツ乗り換えても良いでしょう。
私は面倒なことが嫌いなので、年初に一括で切り替えてしまうと思います。
20年後〜30年後のことを考えればどちらでも大差はありませんので、ご自身の納得いく方法でよいでしょう。
まとめ
今現在すでに購入済みのインデックスファンドに関しては、新NISA開始まで保有し続け、2024年1月から順次切り替えていくのがよいでしょう。
新規資金だけで年間360万円を用意できる方は稀ですので、ほとんどの方は今保有している商品を売って新NISAで買い直すことになると思います。
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1. 方舟
2023年の本屋大賞第7位に入った『方舟』。
地下建築の中に閉じ込められた主人公一行ですが、密室空間で次々と殺人事件が発生します。
「真犯人が確定したか!?」と思った後にまさかのどんでん返しが待っていますので、ネタバレは読まずに読んでみてください。
2. 幸村を討て
今村翔吾さんの歴史小説『幸村を討て』です。
『塞王の盾』で第166回直木賞を受賞され、今もっとも勢いのある歴史小説家の1人ですね。
日本の戦国時代が好きな人には大変オススメです。
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