おはようございます。
当ブログの読者の方から、インド株投資の方法について以下のご質問をいただきました。
はじめまして。
いつもブログを楽しく読ませております。
ニックネームにて失礼いたします。
インドのへの投資について質問させてください。
メインは、eMAXIS Slim先進国及び新興国を積立購入しているのですが、IMFの成長予測などを踏まえたうえ、インド株へも投資をしています。
ただし、インド株式のインデックス投資信託がない状況であり、現在の方法でよいか自信がありません。
調べたところ、現在以下の3つの選択肢が考えられます。
①ピクテitrustインド株式(現行はこれ)
https://www.pictet.co.jp/Individual/FundInfo/FundList/iindia
②1678 NEXT FUNDS インド株式指数・S&P CNX Nifty連動型上場投信
https://nextfunds.jp/lineup/1678/
③eMAXIS Slim新興国
デメリットは、
①は、アクティブあるため信託報酬高い(信託報酬1.418% 実質コスト不明)、
②は、ETFであるため積立できない(信託報酬0.95%)
③は、インドに特化した投資ができない
などがあり、一長一短といった感じです。
以上にとなりますが、アドバイス及びチュリオさんのインド投資へのお考えかなど、きかせて頂けると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします!
ご質問ありがとうございます。
インドは人口動態や経済成長率の将来予測をみると、大変魅力的な投資先の1つですね。
私自身はインドだけに個別に投資しようと考えたことが全くないのですが、この機会にインド株投資について調べてみました。
インド株式投資の方法と投資判断について
私自身、インド株に関しては全くの無知でしたからネットでいろいろ調べました。
その中で、インド株投資を検討した時に、インデックスとアクティブファンドのそれぞれでどのような商品選択が可能かまとめた記事がありました。
有名ブロガーのshunponさんのインド株投資に関する記事ですが、内容が非常によくまとまったおり、めちゃくちゃ勉強になりました。
いつも有益な記事をありがとうございます。
商品選択に関しては、shunponさんの記事を読んでいただくのがベストですので、私はこの記事を読んだうえでインド投資についてどう考えるか考察します。
インドは誰が見ても魅力的な投資先だが、「成長の罠」に嵌らないようにしたい
インドは中国と並んで世界最大の人口を抱える大国です。
中国と異なるのは、人口のピークを迎えるのがまだまだ先だという点です。
中国の場合、一人っ子政策など国の政策の影響もあり、今後は急速に少子高齢社会を迎えることが確実視されています。
よって、人口動態の点で考えますとインドの方が魅力的です。
また、国全体が急速に成長するためにはただ人口が爆発的に増えればよいというわけではなく、国民一人ひとりの教育水準の向上など他のファクターも重要です。
この点も、インドに関してはクリアしつつあると言えます。
ただし、誰が見ても経済成長が確実に期待できるインドであるからこそ、シーゲル教授が言うところの「成長の罠」に嵌らないよう注意したいものです。
要するに、投資家からの期待値が高い投資対象ほど、その期待値を上回る成長をあげなければ株価自体は上昇しません。
コストが0.3%水準まで下がればサテライト的に投資しても面白そう
インド自体は大変面白い投資先ですが、現時点ではどの商品に投資をしても1.0%近いコストがかかってしまいます。
長期保有になればなるほど、一見小さなコストの差がボディーブローのようにきいてきます。
よって、コストが0.3%水準まで下がればサテライト的に投資してみても面白いのかなと思っています。
それはインドに限った話ではなく、私は南アフリカ、マレーシア、インドネシアなども投資対象として魅力を感じています。
実際に東南アジア諸国に行ってみるとよく分かりますが、主要都市部は10年もしないうちに急激に変わっていることがありますね。
人口爆発に加えて、公教育が行き届き、先進諸国に並ぶレベルの法制度が整った時にこれらの国々への投資が大きく報われるのかもしれません。
まとめ
インドは今後の成長性を考えると大変魅力的な投資先の1つです。
一方、インド投資の選択肢が限られること、コストが割高であることが問題でしょう。
現状では、ポートフォリオの主力に抜擢するのではなく、あくまでサテライト的な投資にとどめるべきだと思います。
【SBI証券】
SBI証券は業界No.1の証券会社で、楽天証券と並んで口座開設しておいて絶対に損はありません。特に外国株投資に強みがあります。
こんな記事も書いています。
自分がよく理解できている金融商品にだけ投資をするのが鉄則です。
世の中面白い金融商品はたくさんありますが、将来の投資リターンは不確実である以上、やはりコストを徹底的に意識すべきです。
投資信託はeMAXIS Slimシリーズ、ETFはバンガードの商品を選んでおくのが無難でしょう。