おはようございます。
私のポートフォリオの主力であるバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)の経費率が0.11%→0.10%に下がりました。
数字としてはわずかなものですが、毎年少しずつでも経費率を下げてくるこの姿勢を評価したいと思います。
この0.01%の裏側には、かなりの企業努力が隠れているのではないかと推察します。
VTの経費率が0.11%→0.10%に下がります!
私がなぜバンガード社のETFを購入し続けているかと言うと、この顧客本位の姿勢ですよね。
私がVTを購入し始めた頃の経費率は、正確には記憶していませんが、たしか0.20%前後であったと記憶しています。
それが今や0.10%ですから、当時の半分まで下がったわけですね。
VTは新興国市場も含んでいますので、さすがにこれ以上の値下げは厳しいんじゃないかなとは思っているのですが、バンガードならやってくれるかもしれません。
今後、0.10%を切って0.09%になることがあれば見た目的にもインパクトが大きいですね。
VTI + VEA +VWOを別々に購入するメリットはほぼ無くなった
昔は、VTを購入するよりもVTI + VEA + VWOを別々に購入した方が経費率の面で有利、といった主張をされている方がいましたが、ここまで下がればもう大差無しと言えます。
管理する商品が増え、NISA口座以外では買付手数料がかかることを考えますと、3つ別々に購入することはかえって手間なだけでしょう。
一生涯をかけてのバイ&ホールドを前提とした場合、
・運用会社が信頼できるか
・純資産総額が十分な規模で、今後も成長が予測される商品か
・手数料の値下げに積極的な商品か
このあたりをよく検討した方がよいです。
インデックスの場合リターンでは大差が出ない分、手数料がじわじわ効いてくる
日本の投信で言えば、eMAXIS Slimシリーズのように手数料最安保証をしている商品が魅力的ですね。
今は、MSCIコクサイインデックス(先進国株式市場)に連動するインデックスファンドが乱立していますが、昔からの商品で信託報酬が割高なものは競争力を失っていきます。
自分の手持ちの商品が繰り上げ償還にならないかは十分に気をつけた方がよいでしょう。
インデックスの場合、商品自体でリターンに大差が出にくい以上、やはり経費率というのは真っ先に目がいきますからね。
いやー、それにしても本当に良い世の中になってきましたね。
楽天VTに関しては楽天さんの取り分が減ればなお良い商品にw
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)に関しては、楽天さんの取り分(0.1296%)が減ればさらに優れた商品になりますねw
バンガードさんが頑張っていますので、ぜひ楽天さんにも頑張っていただきたいものです。
ほぼ同じコンセプトのEXE-iつみたてグローバル(中小型含む)株式ファンドのSBI証券さんの取り分が0.108%ですから、同じ水準まで下げたら商品の魅力がぐっと増しますね。
最終的には、バンガードの経費率+楽天証券の取り分で0.20%を割るようだとインパクトが大きい気がします。
まとめ
VTの経費率が0.11%→0.10%と、わずかながら下がりました。
この水準まで下げるにはかなりの企業努力が必要だと推察します。
また、それだけ本商品に資金が集まっているという証拠にもなりますので、今後もVTを信じて購入し続けていきたいと思います。
こんな記事も書いています。
VTの投資信託版である楽天VTは2017年の「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」の第1位でしたね。それだけ、本家VTがインデックス投資家から支持されている証拠だと思います。
楽天VTとEXE-iつみたてグローバル(中小型含む)株式ファンドはどちらも優れた商品ですね。手数料では若干EXE-iが優れますが、販路が限られている影響もあるのか、知名度の差なのか、純資産総額では楽天VTに遅れをとっています。
日本の投信で圧倒的な低コストを実現しているのがeMAXIS Slimシリーズですね。私はつみたてNISAとiDeCo枠以外で投信は購入していませんが、今から購入するならば有力候補の一つです。