おはようございます。
当ブログの読者からリスク許容度に関して以下の質問をいただきました。
いつも楽しく拝見させて頂いております。
早速ですが、リスク許容度についてアドバイスいただけたらと思いご連絡させたいただきました。
■現在の状況
総資産:1900万
年収:800万
年齢:35歳
住宅ローン:2500万
家族構成:妻、娘1人
ペーパーアセット:350万(全てemaxis slim オールカントリー)
毎月の積立額:7万円
■質問事項
生活防衛資金600万、学費400万を除き、株式:現金=4:6で運用しております。
将来の目標を60歳で株式のみ5000万としていますが、今の積立額では少なそうです。
増やすことはできるのですが、最大損失を考えると投資額を増やすのに二の足を踏んでしまいます。
これ以上額が増えると狼狽売りの可能性もでてくると思っています。
とどのつまり、メンタル的なリスク許容度が低いです。
そこで質問なのですが、メンタル面でのリスク許容度を高めるためにはどのようなことをすればいいのでしょうか。
アドバイスいただければ幸いです。
よろしくおねがいします。
ご質問ありがとうございます。
結論から申し上げますと、リスク許容度というのは各個人の収入や性格、家族構成などによって変化するものであり、他人の真似をして無理に引き上げる類のものではありません。
よって、自分の投資方針に従って淡々と継続すればよいでしょう。
メンタル面でのリスク許容度を高めるにはどうすればよいか?
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. リスク許容度は各個人で異なるため無理に高める必要はない
2. 基本形は生活防衛資金を除いて「現金=年齢(%)」
3. 外部の声を無視して自分にできることを淡々と進める
以下1つ1つ掘り下げてみていきます。
1. リスク許容度は各個人で異なるため無理に高める必要はない
リスク許容度は各個人の性格や収入、家族構成などによって変わります。
よって、「これ以上額が増えると狼狽売りの可能性もでてくる」という言葉が全てであり、それ以上に無理をしても何も良いことはありません。
ブログやSNSなどを見ていると「フルインベストメント」や「レバレッジ」といった派手な言葉が並びますが、私を含めそういった人々は世間一般から外れた変態なので無視したほうがよいです。
普通の肌感覚で言えば、インデックスファンドとはいえ株式を数百万円も保有していれば十分にリスクをとっています。
自分が汗水たらして稼いだお金が、一時的とはいえ数百万円も減って心が傷まないほうが普通ではないからです。
ただ、私の個人的な経験からは、投資経験が長くなるにつれて株式の値動きの大きさに感覚が麻痺してしまい、株式比率を上げても平気になってきますw
2. 基本形は生活防衛資金を除いて「現金=年齢(%)」
リスク許容度をどの程度に設定すれば分からないという方は、以下の順番で考えてみましょう。
1) まずは数ヶ月分の生活防衛資金を確保する(学費など使用時期と金額が明確なお金も)
2) 生活防衛資金を除いたお金のうち、「現金=年齢(%)」、それ以外を株式とする
今回のケースでは、35歳ですので、生活防衛資金や学費を除いた資金のうち「現金=35%、株式=65%」というのが目安になります。
これを基本形として、あとは各個人の性格や生活状況などを加味して現金や株式の比率を変えればよいでしょう。
よって、私が同じ立場ならば最低でも株式比率を60%〜70%まで上げると思いますが、無理をしても何もよいことはありません。
のんびりかまえましょう。
3. 外部の声を無視して自分にできることを淡々と進める
最後に重要なことは、一度自分なりの投資方針を決定したら、周囲の声を無視してやり切ることです。
昔と比べて本やセミナーだけでなく、ブログやSNS、ウェブなどで様々な投資情報を得ることができます。
もちろん、投資方針を決定するために様々な情報に触れてメリット・デメリットを検討することは大変重要です。
一方、投資方針を決定した後も次から次へと新しい情報に触れていると、「本当にこの方針でよいのかな?」といった迷いがその都度発生します。
方針転換した結果が良い方向にいけばよいのですが、不確実性の高い投資の世界において方針転換が裏目に出ることも多々あります。
個人的には、あまり頻繁に方針転換をするよりも自分なりの投資方針を守り続けるほうが長期的にみて成果が出る確率が高いと思います。
まとめ
リスク許容度は各個人によって異なるのが当たり前であり、他人の真似をして無理に引き上げても何もよいことはありません。
自分の投資方針を信じて淡々と継続するのみですね。
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こんな記事も書いています。
若い方ほど積極的にリスクをとることができますが、最終的には各個人の性格によります。
投資を始めたばかりの頃にいろいろ試して自分に何が向いているか知ることは重要です。
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