Dr.ちゅり男のインデックス投資 

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アセットアロケーションが自分で決められないという悩みをどうするか

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おはようございます。

当ブログの読者の方から以下のご質問をいただきました。

初めましてちゅり男さん

今年からiDeCoと積立NISAを始めたものなのですが、アセットアロケーションがなかなか決められません。

私は20代で余剰資金が500万ほどあるのでiDeCoとNISAを含めた毎月の投資額は約10万程で積立を考えています。

しかし日本は今後成長するとは思えず、国内株式などはあまり魅力的には思えないので海外先進国(特に米国)株式が良いかと考えていました。

そうなるとiDeCoとNISAでリスク型とバランス型で分けた方が良いのか、それとも長期運用なのだから両方株式多めで税控除を目一杯狙った方が良いのかどうかで悩んでいます。

また株式(国内海外)100%の運用は無謀なハイリスク過ぎる考えでしょうか。

もしよろしければご意見をお聞かせください。

ご質問ありがとうございます。

アセットアロケーションをなかなか決められないというお悩みですが、アセットアロケーションには絶対的な正解はありません。

よって、自分なりに納得がいく配分で少額から開始し、経験を積む中で随時見直すという戦略がベストでしょう。

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アセットアロケーションが自分で決められないという悩みをどうするか

20代の方がiDeCoとNISAを株式メインで運用するのは理にかなっています

私個人の意見としては、20代の方がiDeCoとNISAを株式メインで運用するのは理にかなっていると思います。

むしろ、株式100%でよいと思いますし、そうすべきだと思っています。

そもそも、iDeCoとNISAの最大のメリットは「運用益や配当金にかかる税金が非課税になる」点です。

よって、iDeCoやNISAなどの非課税口座では長期で最も高いリターンが期待できる株式クラスに投じるべきです。

私自身、リスク資産の大半を株式で保有していますが、すでに10年以上に渡って投資をしていることで多少の値動きは全く気にならなくなっています。

ただ、もしいきなり多額のキャッシュを投じるのが不安ならば、少額から投資して徐々に慣れていけばよいのではないでしょうか。

 

適切なキャッシュポジションを維持すれば株式100%はハイリスクではない

最近よく「株式100%のポートフォリオは危険すぎるでしょうか」といった内容のご質問をいただきます。

私の意見としては、最強の無リスク資産であるキャッシュをポートフォリオに加えて考えなければ議論できません。

例えば、キャッシュを100万円しか持っていない人が、500万円分の株式を保有している場合はかなりハイリスクです。

というのは、株式に関しては、仮に広範囲に分散されたインデックス型の商品であったとしても「最悪のケースで50%まで下がる」ことは想定しておく必要があります。

つまり、上記のケースでは、総資産が最悪300万円近くまで減る可能性があり、私でもこれは許容できません。

一方、キャッシュを1,000万円持っている人が500万円分の株式を保有している場合には特にハイリスクではありません。

株式500万円が250万円になったとしても、現金を含めたポートフォリオ全体に占めるダメージは2割弱に過ぎないからです。

このように、株式100%の運用が危険か否かについては各個人の置かれた状況、特に毎月の収入と総資産規模に大きく依存します。

 

毎月のキャッシュフローが大きければ株式100%でもリスクは下がる

毎月のキャッシュフローが100万円もあるとすれば、株式下落時にも収入から補填がききます。

こういう方は多少強気に株式メインでポートフォリオを組んでも問題ありません。

一方、仮にキャッシュを1,000万円持っているとしても、無職で毎月の収入がゼロであれば株式投資自体が勧められないでしょう。

よって、毎月のキャッシュフローが大きく下落時に臨機応変に対応ができ、すでに一定以上のキャッシュを保有している人に関しては株式100%でポートフォリオを組むことは全く問題ありません。

なお、私自身は「キャッシュ+株式」というポートフォリオが最も管理が容易であり、シンプルだと思っています。

このキャッシュ部分をどれだけ確保するか、株式部分にいくら回すかを考えることが最も重要な投資判断だと思います。

 

まとめ

アセットアロケーションにはこれが100%正解というものはありません。

よって、ある程度納得したところで少額から投資を開始し、経験を積む中で随時見直すのがベストでしょう。

ベストを追求しすぎるがあまり初めの一歩を踏み出せないのはあまりに不利益です。

 

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こんな記事も書いています。

年齢が上がるにつれてリスク管理が重要になりますが、20代の方のiDeCoとNISAは株式100%で問題ありません。

www.churio807.com

 

仮に若い方であっても、投資対象のコストだけは徹底的に吟味すべきです。

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つみたてNISAとiDeCoのどちらを優先すべきかですが、つみたてNISAの方が万人向けと言えるでしょう。

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