おはようございます。
楽天証券のつみたてNISAは、本日18時頃から積立設定が可能になります。
SBI証券は一足先に開始しているようですね。
つみたてNISAは初期の積立設定だけしてしまえば、後はほぼやることなしと言ってよいですので、積立設定だけは忘れずにやっておきましょう。
楽天証券のつみたてNISAが本日から取引可能になります!積立設定をお忘れなく
さて、本日から積立設定が可能になるということで、楽天証券のつみたてNISAの商品ラインナップを再度確認しておきます。
つみたてNISAでは投資の自由度はほぼ無い
つみたてNISAはその制度上、ほとんどがインデックスファンドですから投資の自由度はほとんどありません。
単純に、自分の理想とするアセット・アロケーションを設定し、その配分に従って積立設定を行うだけです。
例えば、日本株式市場:先進国株式市場:新興国株式市場=1:7:2で配分する場合には、
1) TOPIX連動型インデックスファンド
2) MSCIコクサイ・インデックス連動型ファンド
3) MSCI エマージング・マーケット・インデックス連動型ファンド
をその割合に従って買い付けるだけです。
同じ指数に連動する商品が多数ありますが、その中では、
・信託報酬のより低いもの
・発売されてからの実績があり、純資産額が大きいもの
を選べばよいでしょう。
積立方法は「毎日」か「毎月」か選べます
楽天証券のつみたてNISAでは、積立方法を毎日と毎月から選ぶことが可能です。
まぁこれはどちらでも好みの方を選べばよいでしょう。
いずれにせよ、ドルコスト平均法でコツコツ自動積立していくしか選択肢はないということですね。
投資家の裁量がほとんどありませんので、一部の投資好きの人にとっては物足りなく感じるかもしれませんが、投資をこれから始める方にとってはこれくらいが最適なのかもしれませんね。
下手に手を加えられる余地がないために、誰でも市場平均程度の運用実績を残せるのがつみたてNISAの目的なのでしょう。
その代わり、2018年に暴落が来ないことを強く願っています。
つみたてNISAを開始したばかりで暴落が来て、いきなり含み損からスタートすると、一部の方は投資が怖くなってやめてしまうかもしれません。
さて、ここから実際の商品を見ていきます。
オーソドックスに世界分散投資で攻める場合
インデックス投資の王道は、世界の株式市場全体に満遍なく投資をする方法です。
そのためには、下記の2つの方法が考えられます。
1. 楽天・全世界株式インデックス・ファンドだけを買い付ける
これが一番シンプルな方法ですね。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)だけをひたすら積み上げましょう。
SBI証券でしたら、EXE-iつみたてグローバル(中小株含む)株式ファンドも選択肢にあがりますが、楽天証券では今のところ取り扱いはありません。
楽天VTを購入し続けるだけで、世界全体の株式市場の時価総額の98%をカバーすることが可能です。
投資を始めたばかりで、何を購入したらよいか分からない?といった方は、楽天VTだけ積立設定をして後は寝ていればOKだと思います。
2. 複数のインデックスファンドを組み合わせる
初めに書いたように、自分の理想とするアセット・アロケーションを設定し、その配分に従って投資信託を買い付ける方法です。
信託報酬や運用実績を考えますと、「ニッセイ」か「eMAXIS slim」シリーズから選んでおけば間違いありません。
日本株式と先進国株式クラスはどちらを選んでも大差ありません。
新興国株式クラスは、eMAXIS slim新興国株式インデックスの信託報酬が0.2052%と圧倒的に安いのでこれ一択でよいでしょう。
アセット・アロケーションを決める時には、「わたしのインデックス」にある資産配分ツールでいろいろシミュレーションしてみるのも面白いですね。
まぁもちろん、理想通りに進むわけではありませんので、あくまで参考程度にとどめておく方がよいとは思いますが。。
米国株投資で攻める場合
米国株投資で攻める場合には、商品選択の余地はありません。
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)をひたすら買い続けることになるでしょう。
以下、VTとVTIのチャートです。
VTとVTIの過去5年間のリターンを見てみますと、確かにVTIの方がリターンがよいです。
VTは新興国株式市場や欧州などの成熟した先進国のリターンに左右されますので、その違いが出たとみてよいでしょう。
VTはチャイナショックなどの影響を受け、2016年頃にいったん下げています。
直近1年間のリターンだけ見ると、VTIとVTはほぼ互角ですね。
2017年は新興国株式市場が好調でしたので、ほぼ同じリターンになっています。
このように、過去5年間だけ切り取ってみれば、米国市場だけに集中投資した方が結果的には正解だったと言えるでしょう。
もちろん、米国市場の成長率も鈍化する可能性はありますから、この傾向が未来永劫続くかどうかは私にはわかりません。
このあたりは、自分の信じる道を突き進むしかないかと思います。
まとめ
楽天証券のつみたてNISAがいよいよ始まります。
初めに積立設定だけしてしまえば、ほぼメンテナンスフリーといってよい制度ですので、初めだけ頑張りましょう。
こんな記事も書いています。
楽天証券のつみたてNISAは、楽天スーパーポイントでの投信買付が可能という点が他社にはない魅力です。もし可能ならば夫婦二馬力で進めることも重要ですね。
SBI証券ならば、EXE-iつみたてグローバル株式ファンドも最有力候補になります。楽天VTとどちらを選ぶか迷う所ですね。