おはようございます。
全投資家の共通の敵と言えば各種の「手数料」かと思います。
手数料を限りなくゼロに近づけることは、確実に家計の改善、投資のリターン改善につながります。
我々投資家が購入したいのはその商品自体の価値であって、余計な手数料ではありません。
私の経験では、優秀な投資家ほど手数料のちょっとした差にシビアな方が多い気がします。
今回は、手数料を削減するために私が日々気をつけていることを紹介します。
全投資家の敵である「手数料」にはシビアになりましょう
銀行の手数料:他行振込手数料とATM取引手数料
銀行の預貯金を考える時は、
1) 普通預金の金利(メガバンクの0.001%と比べてどれくらい高いか)
2) 他行振込手数料とATM取引手数料が無料かどうか
3) いざという時に実店舗での取引が可能か(災害など有事の時)
この3点に気をつける必要があります。
1)と2)の両者を高いレベルで満たすのは楽天銀行一択です。
通常ですと、普通預金金利は0.02%に過ぎませんが、楽天銀行と楽天証券を口座連携するマネーブリッジというサービスを利用することで0.1%まであげることが可能だからです。
また、預金残高が300万円以上になれば、ハッピープログラムでスーパーVIPに認定されるため、
・ATM利用手数料 7回/月
・他行振込手数料 3回/月
が無料になります。
無料枠がこれだけあれば、手数料がかかる場面は日常生活ではほぼ無しと言ってよいと思います。
イオン銀行も普通預金金利は良いですが、手数料が無料にならないのが弱点
イオン銀行も、「イオンカードセレクト」というクレジットカードを持つことが条件にはなりますが、普通預金金利0.1%と高水準です。
しかし、イオン銀行の弱点は、ATMの利用でも、他行への振込でも最低216円の手数料がかかってしまうことです。
イオン銀行ポイントクラブステージ会員が上位になれば、振込手数料相当額をWAONポイントとして還元するサービスはやっていますが、どれだけ頑張っても手数料自体が無料にならないのは痛いです。
となると、SBI証券をメインで利用している方ならば、金利は0.01%と下がりますが、SBIハイブリッド預金に入れておいた方が資金の移動の時にメリットが大きいですね。
もちろん、生活防衛資金を全てネットバンクに入れるのは大変危険です。
災害など有事の時に全く資金が移動できなくなる可能性があるからです。
手数料面では不満があったとしても、最低でもメガバンク一行に数百万円程度の貯金は入れておいた方がよいでしょう。
米国株や海外ETFを購入するならば、SBI証券一択です
ネット証券大手3社はSBI証券、楽天証券、マネックス証券です。
最大手はSBI証券で、楽天証券、マネックス証券がそれに追随する状況です。
外国株をやっているほとんどの方がいずれかの証券口座を利用しているものと考えます。
私は、最近は特定口座ではETF一本で投資をしています。
1取引あたりの最低手数料に関しては、2017年9月までは楽天証券だけが他2社と比べて割高でした。
しかし、楽天証券が9月25日(月)から他行に合わせて約定代金の0.45%に値下げしましたので、今は3社横並びの状況になりました。
要するに、手数料はどの会社を利用しても下記になります。
手数料:約定代金の0.45%(税込0.486%)
・最低手数料は5ドル(税込5.4ドル)
・上限手数料は20ドル(税込21.6ドル)
手数料だけで数千円をとられる時代が終わりましたので、個人投資家にとっては大変ありがたいことです。
為替コストの面ではSBI証券が圧倒的に有利
為替コストに関してはSBI証券の優位性が目立ちます。
証券会社を通じて両替した場合の為替コストは3社とも1ドルあたり25銭で横並びです。
しかし、住信SBIネット銀行の外貨普通預金の為替コストは1ドルあたりわずか4銭ですので、SBIは為替コストを4銭まで抑えることができるからです。
(FXを利用すればさらに下げられますが、ここでは割愛します)
1ドル=100円と仮定すると、10,000ドルを両替した場合の為替コストが、
・楽天証券、マネックス証券→2,500円
に対して、
・SBI証券→400円
ですので、一度の取引額が大きくなればなるほど為替コストの差がものを言うようになります。
まとめ
・有事に備える生活防衛資金はメガバンクに入れる(数百万程度)
・すぐに投資に使わない資金は楽天銀行に入れる(金利と手数料面で有利)
・楽天銀行で1000万円を超える部分(ペイオフ制度の対象とならなくなる)や、近いうちに投資に回すお金は住信SBIハイブリッド預金でホールド
・海外株投資の時の為替コストは住信SBIネット銀行の外貨預金を利用して削減
これが王道かと思います。
こんな記事も書いています。
投資家のもう一つの敵は「税金」です。まだ始めていない方は今すぐにiDeCoを開始して、投資をしながら合法的に節税をしましょう。
新興国株式市場を含めた、全世界の株式市場に対して経費率0.11%で投資ができる点が、VTの大変素晴らしい点です。楽天・全世界株式インデックスファンドも同様に優れた商品と言えるでしょう。