Dr.ちゅり男のインデックス投資 

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イノベーションが保険業界や不動産価格に与える影響は?

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おはようございます。

株式投資には株式投資の面白さがあり、不動産には不動産の面白さがあると思います。

一概にどちらが優れているというわけではなく、両者を使い分けることができれば理想でしょう。

数万円のキャッシュと証券会社の口座があれば誰でも気軽に参入できますので、参入障壁が低いのは圧倒的に株式投資ということになりますが。

サラリーマン大家を謳った本も書店でたくさん見かけるようになりましたので、不動産も以前よりは身近な投資手法になりつつありますが、まだ株式投資と比べると参入障壁が高い感は否めません。

 

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イノベーションが不動産や保険業界に大きな影響を与える可能性はあるか?

時代は刻一刻と変化をしています。

特に、技術革新のスピードは著しく、この100年くらいで今までの人類の全歴史を超えるスピードで進化を続けており、20年前の常識が今では非常識といったことはざらにあります。

 

20年前にiphoneがこれだけ普及することを予測できた人は少ない

私のような庶民が日常生活で一番実感するイノベーションというと、やはりスマートフォンの普及でしょうか。

20年前はまだ携帯電話もそこまで普及していなかった気がしますが、いつの間にかガラケーを学生が当たり前に持つ時代になり、その後ガラケーは廃れてスマートフォンを国民一人一台持つのが当たり前な時代になってきています。

私の両親のような高齢者世代でも当たり前のようにiphoneやipadを使いこなしていますから、すごい時代になってものです。

現代社会においては今の常識が20年後には常識でなくなる可能性がありますので、特に不動産のような流動性の低い資産を購入する時には注意が必要ですね。

 

高齢者の自動車事故増と自動運転車の将来

高齢者のアクセルとブレーキの踏み間違い、判断スピードの衰えによる人身事故のニュースが跡を絶ちません。

高齢者の運転に対しては国の規制が厳しくなってきていますね。

免許更新時の検査で認知機能低下を疑われた患者さんが、公安から医師の診断書を求められて神経内科を受診されるケースが多くなっているのを実感します。

今現在では、各種検査の結果「認知症」と診断した場合は、「残念ですが運転は許可できません」で終わりです。

しかし、将来的に自動運転車が普及したら認知症患者であろうと堂々と運転できる世の中になる可能性もありますね。

あっ、でも認知症患者だと運転してたどり着いた先で迷子になったりする可能性がありますので、事はそう簡単ではないですか。

 

自動運転車が庶民にまで普及したら?自動車保険自体もどうなるか?

自動運転車は技術的にはかなりの所まで来ています。

法整備が追いつきませんのですぐに公道に自動運転車があふれかえるということは考えにくいですが、数十年後にはどうなっているか分かりませんね。

かの有名なイーロン・マスクのTesla Motorsは一部のアジア市場で、保険やメンテナンス費用も含めた販売価格で自動運転車の販売を開始しています。

www.excite.co.jp

人命が失われる事故を起こせば、保険の支払いだけで億単位になる可能性があるわけですから、安全性に相当自信がなければできない行為ですよね。

もしこれが庶民にまで普及すれば、自動車保険自体がなくなる可能性があるわけです。

保険にはあまり入らない主義の私ですら、「自動車保険は対人・対物無制限が基本」だと思っています。

しかし、その自動車保険すら存続できなくなる可能性があるとは、イーロン・マスク恐るべしですね。

 

時代の変化を感じたら早めに脱出できるよう、出口を確保してから不動産を購入する

私は、不動産の弱点は以下の点にあると考えています。

1) 流動性が著しく低い

2) 周辺環境の変化が価格に反映されやすい

3) 株式よりも取引価格が大きい(初期費用がかかる)

 

1) 流動性が著しく低い

1)は立地や周辺環境の良い物件を選ぶことで、「売りたくても売れない」という最悪の状況は回避できます。

しかし、不動産を売却してキャッシュにかえるためには様々な手続きがあり、数週間単位の時間がかかるのは事実です。

株式やETFのように簡単には換金できないのは注意すべきですね。

 

2) 周辺環境の変化が価格に反映されやすい

2)はなかなか予測が難しいです。

大学の近くや大企業の近くは、学生や社員の賃貸需要が見込めますが、その大学や起業の栄枯盛衰に自分の不動産事業も左右されることになります。

物件を購入した直後に大学が移転したり、起業がつぶれてしまうと悲惨な状況になりますので注意が必要です。

自動運転車が普及すれば駅近であること自体が強みでなくなる可能性もありますから、2)を読むのが一番難しいと言えるでしょう。

 

3) 株式よりも取引価格が大きい(初期費用がかかる)

3)は不動産の参入障壁が株式よりも高い直接的な理由ですね。

参入障壁が高いのは悪いことばかりではなく、うまく活用すれば強みにもなりえます。

医師の場合、一般のサラリーマンよりも多額の頭金を用意できる可能性があり、それが一般のサラリーマン大家と比較した医師の強みです。

一般のサラリーマン大家が手を出しやすい価格帯(3000万〜5000万)よりも少し上の価格帯を狙うことで、差別化をはかるのです。

逆に数億円規模の物件になると地主系大家もいますし、いくら医師でも勤務医では手が出しづらい価格帯になります。

 

上記の点を考慮し、必要な時はキャッシュに換金できるかという視点で物件を探す必要があります。これを怠って退路がなくなると悲惨な目にあいます。

 

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