神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が日々の気づきを書いていきます。ただそれだけですが、よろしく。

「株価が安くなったから」で株を買うのは安物買いの銭失い

おはようございます。

「株価が安くなったから」という理由だけであわてて飛びつくと、安物買いの銭失いになる可能性があります。

株価が下がった場合には、「なぜ、その株が値下がりしたのか?」を自分なりによく分析する必要があります。

値上がりした場合も同様ですね。

なぜ、今のタイミングで株価が上がったのか?

・その企業独自の好材料があったのか

・その企業の所属セクターに好材料があったのか

・各国や世界全体の景気の変動に引っ張られているだけなのか

このあたりをよく吟味しましょう。

後になってみないと正解はわからないものですが、自分なりの理由付けをする習慣がないと、いつまでたっても成長できません。

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「株価が安くなったから」で株を買うのは安物買いの銭失い

かぼちゃの馬車問題で話題になったスルガ銀行とは

例えば、スルガ銀行。

最近、かぼちゃの馬車問題が表面化してきたため、今までその名前を知らなかった人も耳にする機会が増えたのではないでしょうか。

スマートデイズという会社が、サラリーマンを相手に女性用シェアハウス「かぼちゃの馬車」という不動産事業を仲介していました。

サブリース(家賃保証・一括借上)契約をしていたのですが、入居者が集まらず、家賃保証ができなくなりました。

もちろん、サラリーマンの手取り給料だけでシェアハウスをばんばん購入できるはずがありませんので、銀行から融資を受ける必要があります。

スルガ銀行がスマートデイズと結託して、借り手の本来の社会的属性以上の過剰な融資を高金利で行っていた点が、残債の返済をより難しくしており、社会問題となっています。

 

サブリースの何が問題か?

サブリースが問題になるのは、賃貸借契約における借り主の保護を目的とした「借地借家法」が存在するからです。

この場合、スマートデイズ側が借り主の立場となり、保証期間内であっても賃料の減額を提案できるのです。

30年間固定家賃というのは、借り主にとって不利な契約とみなされるため、賃料を下げないという特約はスマートデイズ側の意向によって無効にすることが可能です。

「家賃30年保証」の謳い文句で実際に30年間家賃が保証されることはありえないと考えておいて間違いありません。

 

また、サブリース会社は特定の建築会社とつながっていることが多く、その建築会社にできるだけ安値で建物を作らせ、それをオーナー側に高値で売ることで会社が利益を得る仕組みになっています。

つまり、周辺の相場や本来の物件スペックよりも高値の物件を掴まされる可能性が高いということです。

「家賃保証」はオーナー側に新築物件を建てさせて業者が儲けるためのセールストークと考えればOKです。

 

かぼちゃの馬車問題でスルガ銀行の株価は下がっているが・・・

当然、かぼちゃの馬車問題を受けて渦中のスルガ銀行の株価はどんどん下がっています。

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画像はYahoo financeより

 

ところが、本例のようにスルガ銀行の行い自体に大きな問題があり、立ち入り調査が行われるような事例は、投資案件としてはリスクが高すぎます。

武富士や山一證券の事例を忘れてはなりません。

いくら株価が下がったとはいえ、それが個別企業の不祥事やビジネスモデル自体に問題があるケースは手を出さない方が無難です。

仮に手を出すにしても、短期的な値動きによる利ざやを狙いにいく程度にとどめましょう。

間違ってもバイ&ホールドしてはいけません。

ホールドし続けたらそのまま奈落の底に突き落とされる可能性があるからです。

 

世界全面株安に巻き込まれて安値をつけているだけならば逆張りもあり

一般的に、金融株は世界的な景気の変動に左右されやすいセクターと言われます。

しかし、今の資本主義社会において金融株というジャンル自体が消滅するとは考えにくいです。

世界全面株安に巻き込まれて安値をつけているだけで、企業体質自体に問題がなく、業績自体も大きく悪化していなければ、景気の回復とともにV字回復する可能性は十分にあります。

この場合は、思い切って逆張り投資という戦略が成り立ちます。

一方、スルガ銀行のように、企業体質自体に問題がある場合はいくら株価が安くなっているとはいえ、逆張り投資はおすすめできませんね。

今すぐに山一證券や武富士のように破綻することはないとは思いますが、不必要なリスクを取りすぎだと思います。

「株価が安くなったから」という理由だけで株を買ってはいけません。

その背景を読み解かなければ、大きな判断ミスをおかす可能性があります。 

 

まとめ

「株価が安くなったから」という理由だけ安易に飛びつくと、安物買いの銭失いになる可能性があります。

個別株投資をするからには、株価が自分の予想以上に上がった場合、下がった場合にきちんと理由付けをすることが重要です。

その努力が嫌ならば黙ってインデックスファンド・ETFとなります。

 

 

こんな記事も書いています。

長期のインデックス投資こそがプラスサムゲームだと思います。長期的にみて上がっていく可能性が高い船に乗るのが得策です。

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日本に住んでいると実感しにくいのですが、世界では年々インフレが進んでいます。インフレ負けしないために株式投資が必要です。

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何を買ったらよいかわからないという人は、とりあえずVTを買っておけば間違い無しといえます。

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