おはようございます。
投資信託の積立といえば、今までは「毎月積立」が常識でしたが、SBI証券では2017年から様々な積立方法に対応するようになりました。
具体的には、「毎日コース」「毎週コース」「毎月コース」「隔月コース」「複数日コース」から選べます。
こんなにあってもどれを選んだらよいか分からないわ!という方も多いと思いますが、長期投資であればどれを選んでもOKです。
「毎日積立」でも「毎週積立」でも「毎月積立」でもどれでもよい
詳細は上の記事を読んでいただければわかると思いますので、結論から書きます。
投資期間が長くなるにつれて「毎日積立」でも「毎週積立」でも「毎月積立」でもリターンの差はほとんど無くなります。
つみたてNISAのように20年以上の長期投資を前提とした制度では、どれを選んでも大差なしと言えます。
しかし、ドルコスト平均法好きな人にとっては「毎日積立」こそが究極のドルコスト平均法といったイメージがあるのでしょう。
細かく分散すればするほどよいかは個人的には疑問符ですが、そういう気持ちになるのはなんとなく理解できる気もします。
「毎日積立」の追加を望むユーザーからの声を聞いて、ユーザー側の選択肢を増やそうとするSBI証券の姿勢は評価したいですね。
積立間隔は本人の気持ち的にしっくり来るものを選べばよい
こう言ってしまっては身も蓋もありませんが、長期投資ではリターンに大差がないのであれば、後は本人の気持ち的にしっくりくる方法を選べばOKということになります。
2016年以前は「毎月積立」しか選べなかったので自由度は低かったわけですが、「毎月積立」しか選べなくても特に問題なかったわけですね。
さて、私自身は今月から楽天証券でつみたてNISAを開始しました。
楽天証券の場合はSBI証券ほどは選択肢がなく、選べるのは「毎月積立」と「毎日積立」のみです。
どちらでも良かったのですが、今回は「毎日積立」を選んでみました。
今までやったことがないのでやってみたかったから、という安直な理由です。
毎日積立にすると、2018年は毎営業日ごとに1632円ずつ投資することになるようです。
さすがに細かいですね。。
積立方法は悩むだけ時間の無駄。それよりは商品選択に時間をかけよう
積立方法は悩めば悩むだけ時間の無駄ということです。
自分がこれがよい!と直感で思ったやつを選ぶだけの話です。
それよりは、商品選択の方がリターンに与える影響は大きいです。
ただし、つみたてNISAの場合、商品もほとんどがノーロードのインデックスファンドですから商品選択の幅も狭いですね。
手っ取り早く選ぶ方法としては、同じインデックスに連動する商品の中では、基本的に信託報酬(手数料)の低い商品を選ぶのが原則です。
また、過去の実績から、購入した後も継続的に値下げが期待できる商品から選ぶべきでしょう。
商品コンセプトと手数料を考えると最適解は意外と少ない
上記を踏まえると、当ブログで何度も取り上げているように、最適解と呼べるものは、
1) 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)
2) 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
3) EXE-iつみたてグローバル(中小株含む)株式ファンド:SBI証券限定
4) eMAXIS Slim先進国株式インデックス(+eMAXIS Slim新興国株式インデックス)
のいずれかになります。
この中では、2)の楽天VTIだけ米国一国への集中投資という意味で他と一線を画します。
今後20年以上を考えた時に、米国100%が最適解かどうかは私には分かりませんが、そういった選択肢が用意されているというのは大変重要です。
つい最近までは、米国だけを対象とした投資信託自体が選べないか、選べたとしても手数料の点で全く実用的ではなかったですからね。
それだけ、楽天・バンガード・ファンドの楽天VTIはインパクトのある商品だと言えると思います。
まぁ上記の1)〜4)のどれを選んだとしても、50%以上は米国に投資することにはなるんですけどね。
まとめ
つみたてNISAのように20年以上の長期を前提とした積立投資の場合、「毎日積立」「毎週積立」「毎月積立」のどれを選んでもリターンに大差はありません。
ご本人の気持ち的にしっくりくる方法を選べばOKでしょう。
こんな記事も書いています。
eMAXIS Slimシリーズの信託報酬の低さは群を抜いています。一昔前では考えられないような低水準です。間違いなく最適解の一つと言えるでしょう。
つみたてNISAでは、どの証券会社を選んでも商品ラインナップに大差はありません。iDeCoでは、楽天・バンガード・ファンドの商品が選べる楽天証券か、eMAXIS Slimシリーズが選べるマネックス証券が強いです。
楽天VTとEXE-iつみたてグローバル(中小株含む)株式ファンドはどちらも優れた商品です。実質コストにもよりますが、正直どちらを選んでも大差はないと思います。