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NF・日経高配当50 ETF(1489)の評判は?配当利回り、構成銘柄(あおぞら銀行は?)、パフォーマンスを分析

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おはようございます。

新NISAのような非課税枠で「高配当株」は、今の年齢が若くてこれから長期で運用していくつもりの方にはおすすめできません。

一方、40代〜50代以降でリタイアの時期が近く、毎月のインカムを増やしたいという方には「高配当株」は大変人気があります。

私自身はNISAで高配当株は買わない方針ですが、もし日本の高配当株に投資するなら「1489 NF・日経高配当50 ETF」を選ぶと思います。

 

 

日本株が好調だからというのもありますが、構成銘柄や分配金利回り、直近の値上がり益、経費率などをトータルで考えた場合、1489はかなり好成績をおさめていますね。

 

NF・日経高配当50 ETF(1489)の評判は?配当利回り、構成銘柄(あおぞら銀行は?)、パフォーマンスを分析

 

「NF・日経高配当50 ETF(1489)」の概要

「NF・日経高配当50 ETF(1489)」の商品概要は以下のページに載っています。

1489のベンチマークは「日経平均高配当株50指数」で、経費率は年率0.308%(税込)です。

 

nextfunds.jp

 

1489の最大の魅力は、なんといっても約3-4%の高い分配金利回りにあります。

日本市場平均の代表的なインデックスであるTOPIXや日経225の分配金利回りが2%前後であることを考えると、1489の利回りが高いことが分かります。

また、TOPIXや日経225と異なり、分配頻度も1月、4月、7月、10月の年4回なので、こまめに分配金がもらえるのは嬉しいですね。

 

NF・日経高配当50 ETF(1489)|NEXT FUNDS

 

「NF・日経高配当50 ETF(1489)」の構成銘柄

次に、「NF・日経高配当50 ETF(1489)」の構成銘柄を見ていきます。

1489のベンチマークである「日経平均高配当株50指数」に含まれるのは、日経225の構成銘柄のうち配当利回りの高い株式50銘柄です。

日経平均に含まれる銘柄しか採用されていないため、日本を代表する大型株しか含まれていないのは比較的安心感がありますね。

 

NF・日経高配当50 ETF(1489)|NEXT FUNDS

 

上位構成銘柄を見てみると、海運業や銀行業、たばこ産業(JT)などの割合が多くを占めています。

どれも日本を代表する企業ばかりで、高い成長性は望めないものの、成熟した安定企業が多く含まれているのが特徴です。

 

*「あおぞら銀行」の話

2月1日現在、あおぞら銀行の決算ミス、株価急落、大幅減配が話題になっています。

「日経平均高配当株50指数」にもあおぞら銀行は含まれていますので、1489も一定のダメージを受けますが、50銘柄に分散されているので最低限のダメージで済みますね。

高配当株は一発で状況が逆転する怖さがあるので、ETFで分散効果があると安心して保有できます。

indexes.nikkei.co.jp

 

「NF・日経高配当50 ETF(1489)」のパフォーマンス

最後に、「NF・日経高配当50 ETF(1489)」の過去のパフォーマンスを紹介します。

一般的に、高配当株式には成長性の乏しい成熟企業が多いため、値上がり益(キャピタルゲイン)はあまり期待できないと言われます。

ところが、実際に過去14年間の投資成績を見てみると、「配当込み」とは言え、TOPIXを上回る成績をあげていることに驚かされました。

 

NF・日経高配当50 ETF(1489)|NEXT FUNDS

 

見かけの配当利回りが高くても、業績が伴わず株価が低迷し続けている企業が含まれると、高配当株ETFのパフォーマンスは大きく下がってしまいます。

1489のパフォーマンスを見る限り、しっかりと業績が伴う優良高配当株を中心に投資できていることが分かります。

インカムゲインとキャピタルゲインをバランスよく享受できる点や、日本人に馴染みの深い銘柄中心に構成されていることを考えると、1489は魅力的なETFではないでしょうか。

 

まとめ

NF・日経高配当50 ETF(1489)は日本の高配当株狙いの投資家にはおすすめできるETFです。

構成銘柄のバランスがよく、過去のパフォーマンスから見てもインカムゲインとキャピタルゲインが両取りできる優れた商品だと思います。

 

【新NISAに合わせて読んでおきたいインデックス本2選】

1. ウォール街のランダム・ウォーカー(バートン・マルキール)

バートン・マルキールの『ウォール街のランダム・ウォーカー』です。

・インデックス投資とは何か

・インデックス投資はどのように優れているのか

・長期投資でもっとも重要なアセットアロケーションの考え方

など、長期投資に必要な知識が網羅された優れた本です。

一度は読んでおきましょう。

 

2. 投資の大原則(エリス、マルキールの共著)

エリスとマルキールの共著『投資の大原則』です。

内容としては『敗者のゲーム』と『ウォール街のランダム・ウォーカー』の2冊の良い所取りして、コンパクトに1冊にまとめた感じです。

普段活字を読み慣れていない方には本書がよいでしょう。

インデックス投資のエッセンスだけがギュッと詰まっていますので、時間をかけずに要点だけ学びたい方におすすめです。

 

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