おはようございます。
1人1台スマホを保有するのが当たり前になり、我々は人類史上初めて「情報過多」の時代を生きています。
昔は庶民が情報を得ることは容易ではなく、大事な情報というのは特権階級・支配階級が独占しているのが当たり前でした。
庶民でもインターネットを利用して大量の情報に触れられること自体は大変素晴らしいことですが、逆に選択肢が多すぎて「選び疲れ」が問題になってきています。
このような時代では、「何をやるか」よりも先に「何をやらないか」を決めておかないと、本当に重要なところに時間や労力を集中させることができません。
投資では「何をやらないか」を決めて得意分野で戦うことが重要
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. 選択肢が多すぎて「選び疲れ」する時代が来ている
2. 「何をやるか」ではなく「何をやらないか」を決めることが重要
3. 自分が得意な土俵を理解し、得意分野で戦うことが重要
以下詳細を見ていきます。
1. 選択肢が多すぎて「選び疲れ」する時代が来ている
昔と異なり、個人レベルでもインターネットで無限に情報収集ができる現代社会においては、単純に選べる選択肢の数が多すぎます。
自由に選択できることは幸せなことですが、その選択肢もあまりに多すぎると逆に「選ぶストレス」が増えることが分かっています。
また、本人は気がついていなくても、人間は1つ1つの「選ぶ」という行為にエネルギーを使っています。
よって、1日のうちに「選ぶ」回数が多すぎるとそれだけで「選び疲れ」してしまうのです。
皆さんも、
・Netflixでどの番組を観ようか悩んでいるうちに時間だけが過ぎ去り、結局何も観ずに終了
・休日ができたので何か有意義なことをしようと思い、計画をたてていたら実行にうつす前に1日が終了
といった経験があるかもしれません。
このように、情報過多の時代では、調べる時間ばかりが増えてしまい実際の行動に移せないというケースが増えているのです。
2. 「何をやるか」ではなく「何をやらないか」決めることが重要
選択肢の数が多すぎる現代社会においては、「何をやるか」よりも先に「何をやらないか」を決めておくことが重要です。
お金や時間は有限ですので、何でもかんでもやろうとしてしまうと結局どれもが中途半端になってしまいます。
例えば、周りの人が皆楽しそうに熱中しているゲームであっても、それが自分にとって無価値と感じるのであれば無理して手を出す必要はありません。
心から熱中できないのであれば、周囲の人に合わせてそのゲームをやったとしてもその人にとっては時間とお金の無駄になるだけでしょう。
このように、自分の中の軸をしっかり定めて「何をやらないか」を先に決めておくことで、結果的に自分にとって重要な事柄に貴重なリソースを割くことができるようになります。
3. 自分が得意な土俵を理解し、得意分野で戦うことが重要
世の中には投資に関する本が無数にあり、本によってオススメされている投資手法というのは異なっています。
多くの場合、著者が自分の得意な投資手法で戦い、その成功体験を本として出版しています。
ところが、著者と読者ではそれまでの経験や資産の状況、性格が異なりますから、著者が勧めている方法が必ずしも読者にピッタリはまるかは分かりません。
よって、初めはいろいろな投資手法に関する本を読み、その中から自分に向いていると思われる方法をいろいろ試してみることが重要です。
様々な手法を試していく中で、自分にはこれが向いている・向いていないというのが少しずつ見えてきます。
そして、自分に向いている投資手法が見えてきたら、あとはその得意分野でひたすら戦い続ければ勝てる確率が高まります。
まとめ
情報過多の時代では、選択肢が多すぎることによる「選び疲れ」が問題になります。
何をやるかではなく「何をやらないか」を先に決めておくことが重要です。
【インデックス投資家ならこれだけは絶対に読んでおくべき本2選】
1. 敗者のゲーム
チャールズ・エリスの『敗者のゲーム』です。
私がインデックス投資を信じるきっかけになった一冊であり、投資方針がぶれそうになった時に今でも読み返している数少ない本です。
これまでに10回以上読んだと思いますが、これからも一生読み続けるでしょう!
2. インデックス投資は勝者のゲーム
インデックスファンドの生みの親、ボーグル氏の書籍です。
インデックス投資がここまで有名になり、我々がインデックスファンドを使って資産形成できているのはすべてボーグル氏のおかげと言っても過言ではありません。
絶対に読んでおくべき1冊と言えるでしょう。
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若い頃はやんちゃな投資に手を出してしまいがちですが、年齢を重ねると結局は安心・安全が一番だと実感させられます。
日本円だけを保有することも非常にリスクの高い行為です。
これからの時代は外貨建て資産、特にドル建て資産を保有することが必須でしょう。
どうせ失敗するならば若いうちに失敗した方が、そこから得られる学びも大きく、マイナスを取り戻すだけの時間も十分にあります。