おはようございます。
AmazonのKindle(電子書籍)は一年中様々な本がセール対象になりますが、今回はインデックス投資家におすすめできる投資本もセール対象になっています。
『敗者のゲーム』や『ウォール街のランダム・ウォーカー』などの超有名本が入っていますね。
本日はKindleセール本の中から、「インデックス投資家なら絶対に読んでおくべき本」を4冊ご紹介します。
Kindleセールで『敗者のゲーム』『ウォール街のランダム・ウォーカー』が半額に!おすすめ本を4冊ご紹介
1. 敗者のゲーム
1冊目はインデックス投資家にとっては「聖書」とも言うべきチャールズ・エリスの『敗者のゲーム』です。
最新第8版のKindle版が50%オフになっています。
『敗者のゲーム』は分量も適切で文章が読みやすく、インデックス投資を長く続けるのに欠かせないマインドセットを繰り返し解説してくれています。
具体的な金融商品の解説は少ないですが、インデックス投資の場合は同じ指数に連動する商品であればリターンは大差ありませんし、米国と日本で購入できる商品も異なりますので本書の欠点にはなりません。
インデックス投資家に求められているのは細かい銘柄分析などではなく、
・短期的な成果にとらわれず、10年〜20年後の長期的な視点を持つこと
・一度買ったら安易に売買せず、市場の成長を信じてひたすら保有し続けること
・毎月の余剰資金ができたら、その都度投資信託やETFを買い足していくこと
といった全く別の資質です。
それらを身につけるのに最適な本が『敗者のゲーム』と言えるでしょう。
以下が『敗者のゲーム』の書評になります。
2. ウォール街のランダム・ウォーカー
2冊目もインデックス投資家なら知らない人はいないと言えるほどの有名本、バートン・マルキールの『ウォール街のランダム・ウォーカー』です。
『敗者のゲーム』と比べるとやや冗長で読みにくさがありますが、その分「なぜインデックス投資が他の投資法と比べて優れているのか」という理由付けには説得力があります。
心から腑に落ちる投資法でなければ途中で心変わりしてしまい長続きしません。
投資を始める前や投資を始めたばかりの初期段階で、「なぜ自分はインデックス投資を選んだのか」をよく考えておくのは大きな価値があるでしょう。
3. 市場サイクルを極める
3冊目は私が大好きなハワード・マークス氏の『市場サイクルを極める』です。
この本はインデックス投資について語った本ではありませんが、長期投資において非常に重要な「市場サイクル」について理解を深めるのに最適な1冊です。
これから10年〜20年と長く投資を続けていく中で、絶好調な相場がずっと続くことはありませんし、逆に「この世の終わり」と思えるほどの暴落がやってきてもそれが永遠に続くこともありません。
ところが、実際には絶好調な相場が続くと自分の本来のリスク許容度よりもはるかに高いリスクを背負ってしまったり、大暴落が来ると取り乱して手持ちの株式を投げ売りしてしまう方が跡を絶ちません。
こういったミスは時に取り返しがつかない結果になることがありますが、「市場サイクル」を理解しておけば冷静に対処することができます。
ぜひ本書を読んで勉強しましょう。
4. 投資で一番大切な20の教え
4冊目もハワード・マークス氏の『投資で一番大切な20の教え』です。
投資において「買値」がいかに重要であり、優れた価格で購入した株は買った時点でほぼ勝利が確定していることがよく理解できます。
本書で何度も解説している「本質的価値」を正確に見定めるのは容易ではありませんが、「割高」「割安」など買値を意識することでリスクを限定することができます。
また、投資では短期間に莫大なリターンを狙うのではなく、リスクを限定することがいかに重要か理解できます。
以下は『投資で一番大切な20の教え』の書評です。
まとめ
Kindleセールのおすすめ投資本として、『敗者のゲーム』『ウォール街のランダム・ウォーカー』『市場サイクルを極める』『投資で一番大切な20の教え』の4冊をご紹介しました。
まだ読んでない本があれば、セール中にぜひ買って読んでみてください!
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