おはようございます。
4月12日(水)のクローズアップ現代で「FIRE特集」が放送されました。
最近は書店やSNSで「FIRE」という言葉を目にする機会が増えましたが、実際に若くしてFIREした人が身近にいるかというとまだまだ少ないはずです。
今回のクローズアップ現代では、実際にFIREにした人、FIREを目指して努力している人に直接インタビューしており大変おもしろく拝見しました。
4月19日(水)まで「NHKプラス」で無料で配信されていますので興味のある方はぜひ視聴してください。
クローズアップ現代の「FIRE特集」をみてFIREの向き・不向きを確認しよう
FIRE適正その1:仕事以外で人とのつながり、自己成長の機会を見つけられるか
「FIRE」というと金銭的に実現可能かという点だけがクローズアップされがちです。
しかし、それよりも重要なのは「FIRE後の生活を具体的にイメージできているかどうか」だと思います。
クローズアップ現代の中でも、仕事を辞めて社会のつながりや自己成長の機会を失ったことを後悔している方が取り上げられていました。
その中で、「再就職して仕事を通じて社会とのつながりを取り戻すことを決断した方」と「再就職という決断はせず、違和感を感じたままFIRE生活を続けている方」がいらっしゃいました。
どちらが良い・悪いというわけではなく、結局のところ人間というのは社会的な生き物なので、
会社など特定の環境下の人間関係にストレスを感じている人であっても、人間関係ゼロで生きていくことはできないということです。
人間関係自体が嫌いではなく、単純に「今の会社の人間関係が嫌なだけ」という方は多そうです。
そういったケースでは、仕事をきっぱり辞めてしまうと人とのつながりが希薄になりかえって虚無感を感じることもあるでしょう。
FIRE適正その2:家族や周囲の人から仕事を辞めることについて理解を得ているか
独身の方の場合、一人暮らしで自分ひとりで全て生計を立てていれば、自分の思い通りに生活をコントロールすることができます。
経済的に自立した後に仕事を辞めるも続けるも完全に自由であり、他者に迷惑をかけなければ自由にすればよいでしょう。
一方、配偶者や子どもがいる場合、否が応でも多少は「世間体」というものを気にするようになります。
仕事を続けていないと保育園に入られないなど直接的なデメリットもありますし、そうでなくても「昼間からなにもしていない謎な人」という視線が気になる人もいるでしょう。
共働き夫婦の場合、その片方だけがいきなり仕事をやめてFIREするのは事前によく話し合っておかないとトラブルのもとになりかねません。
FIRE適正その3:FIRE後の生活で明確に実現したい「何か」があるか
FIRE後の生活で明確に実現したい「何か」があるかも非常に重要です。
たとえば、打ち込みたい趣味があり、そのためのお金も十分にあるのに、会社員のままだと時間だけがどうしても足りないといったケースです。
「あとは自由と時間さえあれば自分のやりたいことに全ての条件が揃う」というケースはもっともFIREにうってつけと言えるでしょう。
また、特別やりたいことはないものの、一日中家で一人で過ごすのが全く苦にならず、人付き合いは家族や親友などごく少数でかまわないという方もFIRE向きでしょう。
若くしてFIREした場合、同世代の友人は皆現役で働いているというケースが多いでしょうから、「ヒマ耐性」があるか否かも非常に重要だと思います。
まとめ
4月12日(水)放送のクローズアップ現代「FIRE特集」はみなさんにオススメです。
やはり実際のFIRE経験者やFIREに向かって努力している人の実体験を見るのは価値がありますね。
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