おはようございます。
みんな大好き「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の純資産額が早くも5兆円を突破しました。
2018年7月の発売直後から順調に純資産額を伸ばしていましたが、特に今年新NISAが始まった後の勢いがすごいですね。
eMAXIS Slim S&P500の純資産額が5兆円を超えました。
— ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) June 27, 2024
新NISAが始まってから、爆発的に売れていますね。
初心者の方はこの商品かオルカンのいずれに集中投資するのがよいでしょう。 pic.twitter.com/SlUtgbXcU3
本商品とeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の勢いが凄過ぎて、他の商品が霞んで見えてしまうほどです。
国内の投資信託でこれほど信頼できる商品は他になく、新NISAは超長期保有を前提とした制度であることを考えると、この二強に集中投資するのが最善でしょう。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の純資産額が5兆円超え!楽天・S&P500やVOOも良い商品だが、日本人の米国株投資ならeMAXIS Slim一本でOK
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の純資産額が5兆円超え!
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の純資産額が本日時点で5.2兆円を超え、国内首位を独走しています。
以下の記事によれば、国内の投資信託で純資産額が5兆円を超えたのは、2008年9月末の「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」以来とのことです。
2008年当時の首位とはコストも中身も比べものになりませんので、eMAXIS Slim S&P500が純資産額過去最高を記録するのも時間の問題でしょう。
以下は2018年7月に新規設定された時点からのチャートですが、基準価額、純資産額ともに綺麗な右肩上がりを描いています。
「こういう商品に投資しておけば間違いなし」と言える数少ない商品の1つですね。
500銘柄に分散されているとはいえ、米国株の集まりなので暴落時には相当値下がりする可能性はありますが、
基準価額が32,000円(発売時の3.2倍)に到達していることを考えると、初期から投資している人はほぼマイナスになる可能性が消失したと言えるでしょう。
競合は投資信託なら楽天・S&P500、ETFなら1655やVOO
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の競合と言える商品は以下の通りです。
1) 国内の投資信託:
楽天・S&P500インデックス・ファンド 信託報酬 0.077%と激安
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 信託報酬 0.0938% VOOに間接投資
2) 国内のETF
1655(iシェアーズ S&P500 米国株ETF) 信託報酬 0.066%
2558(MAXIS 米国株式(S&P500)上場投信) 信託報酬 0.077%
→二重課税調整対象で外国税額控除が不要なのが魅力
3) 米国ETF
VOO 経費率 0.03% 純資産70兆円超えのメガファンド
IVV 経費率 0.03% 純資産70兆円超えのメガファンド
SPLG 経費率 0.02% 手数料が世界最安!
国内の投資信託だとコスト面で優位に立つ楽天・S&P500が一番のライバルです。
これまでに積み重ねてきた実績ではeMAXIS Slimに勝てませんが、コストを最優先する方にはよいでしょう。
国内ETFの1655は、2020年から始まった「二重課税調整」対象の商品で、米国ETFのように外国税額控除の手続きをしなくても配当の二重課税が避けられるのは大きな魅力です(下図参照)。
一方、国内ETFは純資産額が流動性の点でやや難がありますね。
◾️ 1655は2020年から二重課税調整の対象に
米国ETFのVOOは圧倒的な純資産額と流動性が魅力です。
しかし、NISA以外では配当金受け取り時に外国と国内で二重課税されてしまい、外国税の一部を取り戻すには「確定申告時の外国税額控除」手続きが必要です(下図参照)。
慣れてしまえば決して難しくありませんが、できれば避けたいですよね。
米国株の配当を受け取っている人は“二重課税”で損をしている! 確定申告で「外国税額控除」を受けて、払いすぎた税金を取り戻す方法をわかりやすく解説!|ダイヤモンドZAi最新記事|ザイ・オンライン
配当再投資も全てお任せできるeMAXIS Slim S&P500が米国株投資の最善手
上記を総合すると、日本人が米国S&P500指数に投資する場合の最善手はやはりeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)になるでしょう。
S&P500構成銘柄から配当金が支払われた時、その配当金をファンド内で自動再投資してくれるのも長期投資ではありがたいですね。
1655やVOOから振り込まれる配当金を手動で再投資する方法もありますが、うっかり再投資を忘れてしまうリスクがありますし、VOOは1株8万円以上するので配当が少額だと再投資できない可能性もあります。
その点、eMAXIS Slim S&P500に投資しておけば、自動的に「S&P500指数+配当」分のリターンを得られるわけなので大変便利ですね。
日本人が米国株投資をする時に、eMAXIS Slim S&P500を超える商品は今後登場しないのではないかと思えるほど完成された商品だと思います。
まとめ
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の純資産額が5兆円を突破し、国内首位を独走しています。
2位に続くeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)と合わせ、他と圧倒的な差をつけていますね。
【ちゅり男初の単行本です。応援よろしくお願いいたします!】
これから新NISAを使って投資を始める方に「これだけは知っておいてほしい!」という知識だけを厳選して詰め込みました。
オルカンやS&P500を買うだけなら誰でもできますが、きちんとした投資知識がないと投資で成功することは困難です。
本書で投資に必要な知識を一気に習得し、あとはブログで最新情報をチェックしていただければ盤石だと思います。
本とブログ、セットでぜひ勉強してみてください!
【関連記事のご紹介】
Tracers S&P500トップ10インデックスが人気です。
たった10銘柄なので個別株集中投資に近い性質を持ち、リスクも高い点に注意しましょう。
インデックスファンドは現役時代は積立一辺倒でOKです。
老後に不足するインカム分だけ少しずつ取り崩すのがよいでしょう。
オルカンやS&P500でも暴落時には30%〜40%値下がりする可能性があるため注意しましょう。