神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が資産形成や投資について日々思うところを語ります。

老後に自分の積み上げた投資信託を取り崩すのが不安

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おはようございます。

当ブログの読者の方から以下のご質問をいただきました。 

いつも大変楽しく拝読しております。

誠に恐縮ながらお聞きしたいことがあり問い合わせをさせて頂きました。 投資信託の出口戦略についてです。

私は現在積立投資としてeMaxis Slimオールカントリーを積み立てています。

例えば将来私が60歳で退職・積立を終了し、60歳までに積み立てたeMaxis Slimオールカントリーで老後を生活しようと思った場合には毎年少しずつ取り崩していく事になると思います。

私はかなりの心配性なので自分が60歳までに積み立てた人生の証とも言える投資信託を取り崩し毎年目減りしていくのは正直不安になると思います。

それならばVYMやBNDなどの高配当株(債券)で毎年3%前後の安定した配当を受け取り、60歳からは再投資を行わずにその分配金で生活していった方が元本が目減りしないので精神的な安定も得られるかと思いました。 (分配金だけで生活できるくらい積み立てられるかどうかは不透明ですが)

この考え方についてちゅり男様のご意見を賜る事が出来れば幸いです。

また現在私は20代なので株100%で投資を行っておりますが、年齢に合わせて徐々に債券にも比率をシフトしていきたいと思います。

例えば投資信託から債券ETF(例えばBND)に切り替えていく場合には投資信託を一部日本円に変えた後にドル転してBNDを購入するという事になるかと思います。

この場合は為替リスクを鑑み一気に行わずに徐々に切り替えていくべきでしょうか。

またちゅり男様なら何歳くらいから債券等への移行を検討するでしょうか。

併せて御教示頂ければ幸いです。

ちゅり男様の益々のご活躍をお祈りしております。

お忙しい仲誠に恐縮ですが何卒よろしくお願い申し上げます。

ご質問ありがとうございます。

老後の2000万円問題などがメディアで取り上げられたこともあり、これから投資を始めようという方が増えていくのかもしれません。

その一方で、将来に関して必要以上の不安を抱えながら毎日生きるのも日々の生活の質を損ねることになりえます。

私自身は、将来のために日々やるべきことを淡々と継続していれば、あとはなるようにしかならないと考えています。

さて、ご質問の回答は以下の通りです。

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老後に自分の積み上げた投資信託を取り崩すのが不安

お金は最終的に使わなければ意味がありません

お金を墓場に持っていってもなんの意味もないわけですから、お金は最終的に使わなければ意味がありません。

その意味で、「60歳までに積み立てた人生の証とも言える投資信託を取り崩し毎年目減りしていくのは正直不安になる」というのは、投資の目的が明確になっていない気がします。

私は、お金は自分の人生の幸福度を上げるための手段に過ぎないと思っています。

投資家の中にはお金を増やすこと自体が目的で、お金が増えることに喜びを感じるという人もいますが、私自身はお金が増えても減っても最近ではなんとも思わなくなりました。

もちろんお金が増えれば嬉しいですし、減れば悲しみがあるわけですが、別にお金が多少増えても減っても目の前の人生は何も変わっていません。

逆に、そういう心境でいられる範囲内で株式投資をすることが最も重要だと考えています。

 

老後の資金が必要になれば、必要分だけ投資信託を取り崩せばよい

お金を増やすことが目的化しては意味がなく、それはかえって幸福度を下げている気がします。

墓場にeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を持っていくことはできないわけですから、遠慮なく必要分だけ取り崩せばよいと思います。

これば別に老後に限ったことではなく、健康問題やリストラなどで生活状況が一変した場合にも投資信託を取り崩すのは全く問題ありません。

投資信託など所詮株式の集合体に過ぎず、お宝でもなんでもありませんから、現金と同じように必要分だけ使えばよいのです。

ご自身が健康なうちに有意義にお金を使った方が幸せになれる確率が高いと思います。

 

60歳までeMAXIS Slimオールカントリーが存在するかも分からない時代です

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は非常に優れた投資信託の一つだと思いますが、まだ誕生して1年にも満たない商品です。

ご質問者様が60歳になった時に存在し続けているかも分かりません。

長期投資において、今と同じ状況が何十年もずっと続くことはありません。

数年後にはもっと優れた商品が登場している可能性もありますし、iDeCoやつみたてNISAの制度の一部が改変されている可能性もあります。

このように、刻一刻と変わる状況に対して常に最新の情報を主体的に仕入れて柔軟に対処する能力が重要だと思います。

私がブログを通じて日々情報発信を続けているのは、投資を巡る環境が毎年のように変化しているので最新情報をキャッチアップするためでもあります。

 

無理に海外債券ETFを購入せず、日本円で保有してはいかがでしょう

心配が強いというご自身の性格を理解されているのならば、無理に為替リスクを背負って海外債券ETFを購入する必要はないと思います。

ドル円の為替の変動まで考えだすと、心配の種が余計に増えるだけです。

心配性な方はシンプルに「日本円(キャッシュ)+株式投資信託」のポートフォリオで十分だと思います。

それくらい、国内の投資信託にも優れた商品が増えてきているということですね。

 

まとめ

投資信託など所詮は株式の集合体で、お宝でもなんでもありませんから、必要時には必要な分だけ取り崩して有意義にお金を活用すればよいです。

最もシンプルなポートフォリオとして、「日本円+株式投資信託」を推奨します。

 

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こんな記事も書いています。

資産形成を成功させるには、ゲーム感覚で楽しむことが重要だと思っています。あまり根を詰めて取り組むと長続きしません。

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iDeCoとつみたてNISAで月5万円の株式投資を継続し、残りを日本円で貯金し続けるだけでも立派な資産形成術だと思います。

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投資好きを除き、一般の方はETFでなく投資信託で十分だと思います。シンプルなことを継続し続けることが重要です。

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