おはようございます。
当ブログの読者の方から以下のご質問をいただきました。
こんにちは
いつもブログで勉強させていただいております。
毎月10万円を積立NISA・特定口座(SBI証券)とイデコ(地方銀行)で投信を積み立てています。
イデコの手数料が高いので、手数料が最安の証券会社(SBI・楽天・マネックス)に移管しようと考えています。
SBIに証券関係を集約して楽に管理しようかなと考えていたのですが、一社に集中するのは危険でしょうか。
ちゅりお様の考えを教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。
つみたてNISAと特定口座、iDeCoを全てSBI系列に集約しても問題ないかという内容のご質問ですね。
この点に関しては、SBIに証券関係を集約して楽に管理するという考えは特に問題ないと思います。
ただし、以下の点に注意しましょう。
特定口座、NISA、iDeCoの全てをSBI証券に集約することは問題ないか
SBIのiDeCoは「SBIベネフィットシステムズ」のページから操作する
SBI証券のiDeCoは「SBIベネフィットシステムズ」という運営管理機関のホームページから各種手続きを行います。
通常のSBI証券のログインページとは異なりますし、ログインIDやパスワードもiDeCo専用の特別なものが発行されます。
よって、つみたてNISAや特定口座と同一のページで運用成績を確認することはできませんのでご注意ください。
iDeCoはSBI証券のセレクトプランをおすすめしています
私が今からiDeCo口座を新規開設する、もしくは他社の口座に移管するならばSBI証券のセレクトプランを選びます。
次点でマネックス証券ですね。
なんといっても、国内最低の手数料を保証しているeMAXIS Slimシリーズがラインナップしている点が大きいです。
唯一、楽天・バンガード・ファンドの楽天VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)は楽天証券のiDeCoでなければ購入できません。
しかし、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)はより低い信託報酬ですし、VTIとS&P500 ETFの過去のリターンを比較しても近似しています。
よって、楽天VTIの代わりはeMAXIS Slim米国株式(S&P500)で十分と考えられます。
新興国株式クラスの商品の魅力でSBI証券が上回る
一方で、先進国株式クラス(MSCI KOKUSAI)や新興国株式クラス(MSCI エマージング)に関しては、SBI証券の圧勝ですね。
特に、新興国株式クラスに関しては、
1) SBI証券:
eMAXIS Slim新興国株式インデックス 信託報酬 0.2079%
2) 楽天証券:
インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式 信託報酬 0.605%
と絶望的な差があります。
この点を考えますと、iDeCoに関してはSBI証券とマネックス証券が優勢だと思います。
まとめ
特定口座、NISA、iDeCoの全てをSBIに集約して管理すること自体は問題ありません。
一方、SBIのiDeCoはSBIベネフィットシステムズという運営管理機関のホームページから操作することになりますので注意しましょう。
【SBI証券のiDeCo】
高所得者の方ほどiDeCoによる節税効果が高くなります。
商品ラインナップはSBI証券のセレクトプランが魅力的です。
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