神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が資産形成や投資について日々思うところを語ります。

VTがVTIよりも成長する可能性はあるのか?

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おはようございます。

初期研修を終えた3年目の医師の方から、以下のご質問をいただきました。 

はじめまして。いつもちゅり男さんのブログを楽しみにしています。

昨年春より収入が増え投資について調べるようになり、米国株投資に興味を持ちインデックス投資を始めております。

 

以下スペックです。

年齢:20代、独身

職業:医師3年目

預金:500万程度

iDeCo:23,000円/月(eMAXIS slim 先進国)

つみたてNISA:33,000円/月(eMAXIS slim 米国S&P500)

海外ETFとして

VT:1,500$程度/月

VTI:1,200$程度/月

 

現在は上記のようにすべてインデックス投資のみです。(個別株について調べる時間はなく今後も個別株は買わない予定です。)

今後仕事を辞めるまでは(少なくとも定年までは働くつもりです)、上記積立投資を継続する予定です。

 

ふと疑問に思ったのですが、VTとVTIを両方積み立てる意味はあるのでしょうか。

VTの内半分は米国株であり過去のチャートを見ても形は両者似通っています。今後、暴騰や暴落があった場合、より上げ下げするのは米国のみであるVTIだと思うのですが、だとすれば30年以上売らずに積み立てるつもりの場合はVTIだけでいいのではないかと思いました。

 

VTがVTIよりも成長する可能性はありえるのでしょうか。

 

ご意見いただけると幸いです。

よろしくお願い致します。

20代独身で3年目のDrというのは、医師としても最も多忙で、充実した毎日を送っているのではないかと思います。

臨床医として腕を磨くのが重要ですので、投資にかける時間は大きく確保できませんから、VTやVTIを愚直に積み立てるのが正解です。

医師の強みは、20代後半の独身の時期に他職種よりも高収入であることです。

この強みを最大限に活かせば、資産形成のスピードを一気に加速させることができます。

以下、ご質問の回答になります。

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VTがVTIよりも成長する可能性はあるのか?

VTがVTIよりも成長する可能性がありえるのか?

VTがVTIよりも成長する可能性がありえるのかは、誰にも分かりません。

世の中のブロガーがいろいろな根拠や理屈をつけて解説していますが、所詮は推測の域を出ません。

米国株重視の方は、米国株が有利な理由を見つけて議論しますし、世界分散投資重視の方は世界分散投資が有利な理由を見つけて議論します。

バイアスを完全に排除するのは不可能ですし、所詮はポジショントークなのです。

ですから、最終的には自分が信じられる道を突き進むしかありません。

もしこの答えが分かっていたら、全員VTかVTIのどちらか有利な方を買いますので、片方の商品には存在価値が全くなくなってしまいますね。

逆に、そうなってしまったら投資が面白くなくなると思うのです。

答えが分からないからこそ面白いことが世の中にはたくさんあるということですね。

 

リーマンショック後の10年だけを見て米国株有利とは断言できない

一つだけ注意したいのは、リーマンショック後の直近10年間のリターンだけを持ち出して、米国株が有利とは断言できないということです。

この事実は、私が一から解説するよりも以下の記事を読んでいただければ分かります。

kutsumigaki.blog.fc2.com

上の記事でS&P500とMSCI エマージングの30年チャートが紹介されていますね。

これは非常に重要なグラフだと思っています。

要するに、

1) 米国が世界の中で最も優れた投資先の1つなのは間違いないが、2000年代のように10年近く停滞する可能性はある

2) 新興国は直近10年に限ればボックス相場であるが、より長期的な視点では成長し続けている。特に、2000年代は新興国のターンであった

ということですね。

以上を踏まえまして、米国に重きを置く投資方針には問題ないと思いますが、最低限の国際分散投資をしておいた方がよいと考えています。

株の値動きには周期性があり、米国株だけが絶好調という時期が永久に続くとは思えません。

まぁこれも私のポジショントークですけれどもね。

 

VTとVTIを両方積み立てる意味はないかもしれません

ご質問者様が米国に重きを置きつつ世界分散投資を考えるならば、VTとVTIを両方保有する意味はあまりありません。

むしろ、

1) VTI:米国

2) VEA:米国を除く先進国

3) VWO:新興国

とした方が、各地域毎に好きな配分で投資できますのでおすすめですね。

将来的に、「米国以外は不要」と確信に至った時にVEAとVWOを売却してその資金でVTIを購入すればスムーズに移行できます。

私自身は、VEAやVWOなど米国以外の地域にも一定の資金を投じていく予定です。

 

まとめ

VTがVTIに勝つ可能性があるかどうか、というのは誰にも分かりません。

米国が長期投資のコアになるのは間違いありませんが、米国の優位性が永続的なものかは読めませんね。

 

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VT・VTIなどの海外ETF投資ならば、為替コストが最安でETF積立にも対応しているSBI系列がおすすめです。

 

こんな記事も書いています。

私は下手なことをするくらいならば、初めから「キャッシュ+VT」でよいと思っています。

www.churio807.com

 

インデックス投資の期待リターンというのはたかが知れていますので、いかに余剰資金を最大化するかという点にフォーカスした方が効率がよいです。

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私自身は、国内の投資信託よりも米国ETFの方が優れた商品だと思っており、SBI証券のETF積立を活用しています。

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