神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が資産形成や投資について日々思うところを語ります。

「稲妻の輝く瞬間に株式市場に居合わせる」には暴落時にも居合わせる覚悟が必要

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おはようございます。

インデックス投資家のバイブルの1つにチャールズ・エリスの『敗者のゲーム』があります。

以前に当ブログでも書評を書いていますが、インデックス投資を継続する心が揺らいだ時に何度も読み返したい名著の1つだと思います。

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12月の株価急落によって、今の投資を続けていてよいのか不安になっている方も多いと思いますが、そういった方は投資方針がぶれそうになった時に読み返したい本を何冊か手元に置いておくとよいでしょう。

さて、『敗者のゲーム』の中の有名なフレーズの一つに「稲妻の輝く瞬間に株式市場に居合わせる」というものがあります。

本日はこのフレーズについて理解を深めてみたいと思います。

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「稲妻の輝く瞬間に株式市場に居合わせる」には暴落時にも居合わせる覚悟が必要

敗者のゲーム〈原著第6版〉

敗者のゲーム〈原著第6版〉

 

2018年12月26日のNYダウ1000ドル超上昇=「稲妻の輝く瞬間」

2018年で言えば、12月26日〜27日にかけてダウ平均が史上初の1日で1000ドル超の上昇を示し、この相場はまさに「稲妻の輝く瞬間」に居合わせたと言ってよいのでしょう。

実際、VT・VTIの12月24日〜28日の5日間だけのチャートを切り取ってみますと、この2日間で5%以上の上昇を示しています。

インデックス投資の年平均リターンが3〜7%程度とされますので、たった2日で5%の上昇というのがいかに凄まじいかが分かります。

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(Yahoo financeから引用)

 

しかし、このチャートを1ヶ月に引き伸ばしてみるとどうでしょうか。

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12月初めからクリスマスにかけて株価は一気に下がり、先ほどの「稲妻の輝く瞬間」は最後の部分でわずかに反転したに過ぎません。

このように、チャールズ・エリスの言う「稲妻の輝く瞬間」というのは、多くは暴落の底からの回復時に見られる現象であることは注意しておきたい点です。

 

暴落時だけ市場に居合わせて、その後の回復を取りこぼすことだけは避けたい

暴落なしで「稲妻の輝く瞬間」だけ何度も訪れてくれればハッピーなわけですが、残念ながら株式市場というのはそこまで甘くありません。

株式市場がそんな幸せなものだったら、世の中に大量の富裕層が発生しているはずですし、株式投資にもっとポジティブなイメージが普及しているはずですが、実際にはそうなっていないからです。

欲を言えば暴落だけを回避して、その後の「稲妻の光り輝く瞬間」だけに居合わせたいわけですが、私のような素人にはそのタイミングは読めません。

プロでも困難といえますし、仮にまぐれで当たったとしても何度も続けて当たる確率は極めて低いです。

一番最悪なのは、暴落時にのみ居合わせて、その後の「稲妻の光り輝く瞬間」に株式市場から撤退してしまうことです。

 

個別株やレバレッジ取引の怖さは最悪のタイミングで強制退場させられることにある

現物取引の場合はマイナスに陥ることはありませんので、強靭なメンタルが求められますが、忍耐強ささえあれば市場に居続けることが「大抵は」可能です。

ただし、個別株の場合は会社の倒産という形で強制退場させられる可能性があることは理解しておきましょう。

「稲妻の輝く瞬間」が訪れるまで企業の体力が持たなかったというケースですね。

これは、個人投資家に訪れうる最悪の事態の1つだと思います。

インデックス投資の場合は、適切な国や地域・セクターに分散され、十分な流動性が確保されている商品を選べば、投資対象自体が消滅するリスクはありません。

よって、強靭なメンタルさえあればど根性で生き残り、いつか訪れる「稲妻が輝く瞬間」に居合わせることは可能です。

一方、レバレッジ取引の場合は暴落時には容易にマイナス転落しますので、暴落の底で強制的に退場させられる可能性があり、「稲妻の輝く瞬間」に居合わせてたくてもいられないリスクがあるのが怖いところです。

とにかく、最悪の時期だけ市場に居合わせてその後の回復期を取りこぼすということだけはないような投資方針を練る必要があると思います。

 

まとめ

「稲妻の輝く瞬間」に居合わせるためには暴落時を耐え忍ぶマインドをセットで身につける必要があります。

最悪の時期に退場し、絶好の回復期を取りこぼすことだけは避けたいものです。

 

敗者のゲーム〈原著第6版〉

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平易な言葉で分かりやすく書かれているため、インデックス投資本の初めの1冊としておすすめします。

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