おはようございます。
12月といえば、多くのサラリーマンの方が冬のボーナスを受け取る時期です。
今年の冬は株高の局面ですので株の仕込み時期としては正直微妙なところですが、2018年12月の暴落局面でボーナスで株式を購入した人は今でも大きなプラスリターンをキープしていると思います。
よって、昨年末のボーナスで割安になった株式をうまく拾えた人は大きく報われた形になります。
さて、私個人の考えとしては、ボーナスが知らない間になくなっているという人は資産形成には向いていないと思います。
そこで、本日はボーナスで物ではなく株を買うことのメリットについて検討してみます。
ボーナスで物ではなく株式を購入することのメリットを検討する
2018年12月といい、2019年6月といい、ボーナスの時期に合わせて株価が調整してくれていたのは、我々個人投資家にとってはラッキーでした。
今年の冬は株式は全面高ですので、株の仕込み時期としては微妙なところです。
人間心理というのはいったん楽観的もしくは悲観的になるとしばらくは同じ傾向が続くことが多いです。
もうしばらく株価が好調な時期が続くかもしれませんが、いつか来る暴落局面に向けて、まとまったお金が手に入る年2回のボーナスをうまく活用し、将来の備えとしたいものです。
「物ではなく株が欲しい」という状態は無駄遣いを減らす
私は、株式投資というのは無駄使いを防ぐ方法の1つとして有効だと思っています。
株式投資を始めてその面白さを知ってしまうと、「次はどんな買い物をしようかな?」ではなく「次はどの株を買おうかな?」という気持ちになります。
もちろん、選択した銘柄や購入タイミングによっては短期的には損をする可能性もあるわけですが、物欲に流されて全く利用価値のない物を購入するよりは100倍マシです。
株式投資を始めることによって「物よりも株が欲しい」と思うようになり、結果的に物欲が減って消費が抑えられればものすごく大きなメリットだと思います。
世間一般的には、「次はどの株が欲しい」と考えている人はごく少数派だと思いますが、株式投資に関してはこの少数派の仲間入りをすることが大変重要です。
本来ならば株よりも物を買う時の方が慎重でなければならない
不思議なもので、物を買う時はあまり深く考えずに衝動買いをしていた方でも、株式を購入する場合には損失を避けるためにより慎重になることが多いです。
ところが、よく考えてみればこれはおかしな話です。
1万円分の全く使わない無駄な物を購入してしまった場合、その価値はゼロです。
一方、1万円分のゴミ株を買ってしまったとしても、その価値がゼロになる可能性は低いです。
2018年に大暴落したGE株ですらその価値はゼロではありません。
しかし、着なくなった1万円の洋服の価値はほぼゼロです。
試しに古着屋に買取見積もりに出してみればわかりますが、せいぜい10円ですw
よって、本来ならば物を買う時の方が慎重にならなければならないはずなのに、多くの方はその逆の行動をとってしまいます。
消費行動というのはその場限りの一過性のもので、株式のようにその後保有している限り価値が上下動し続けるものではありません。
人間は忘却の生き物と言われるくらいですから、自分にとって都合の悪い買い物の失敗というのはすぐに忘れてしまうのでしょう。
買い物の時に「金額に見合った価値を得ているか」を考えよう
株式を購入する時には、
・今現在の株価がその企業の本質的な価値と比べて割高な水準か、割安な水準か
・その企業自体、および企業が所属する業種にはどの程度の伸びしろがあるか
といったことを無意識のうちに検討し、自分なりに納得がいった場合にのみGOサインを出しているはずです。
もちろん、その判断が正解かどうかは後になってみないと分かりませんが、「考え抜いたうえで行動を起こす」というステップ自体が重要です。
株式投資と同様に、日常的な買い物にも同じような視点を取り入れたいものです。
それは、
「この買い物からは金額に見合った価値を得られそうか」
という視点です。
もちろん、100円や200円レベルの品でいちいち考えていては疲れ果ててしまいますのでそこまでは不要です。
数千円以上、万単位の買い物をする時には、ぜひ意識しておきたいポイントですね。
まとめ
ボーナスで物ではなく株式を購入することによって、消費行動に対する意識を改め、結果的に支出の抑制につなげることができれば、単に◯万円分の株を買った以上の価値があるでしょう。
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クレジットカードに付与される1.0%分のポイントというのは長期目線では無視できないものだと思います。