Dr.ちゅり男のインデックス投資 

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インデックス投資家の最大の武器は「時間」と「タイミング」

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おはようございます。

インデックス投資における最大の武器は「時間」です。

インデックス投資のリターンが年間数%しかないことを考えれば、複利の力は偉大であり、インデックス投資であれば複利という武器に賭けるしかありません。

一方で、複利の力はプラス方向に毎年コンスタントに働くわけではなく、時に激しく上下に振れながら長年かけて徐々に増えていくというものです。

よって、仮に数年で儲けが出なかったとしても、数十年に渡って株式市場の中で生き残り続ければ一定の成果が出る確率が高いです。

本日はこのあたりを考察します。

 

インデックス投資家の最大の武器は「時間」と「タイミング」

 

インデックス投資家の保有する最大の武器は「時間」

インデックス投資家の最大の武器は「時間」だと思います。

むしろ、それくらいしかありません。

VTがよいか、VTIがよいか、将来の高い成長性を信じて新興国をオーバーウェイトすべきかという細かい議論よりも、自分の信じた方法を何十年に渡って継続することの方が100倍重要です。

インデックス投資は株式投資の中では手堅い手法の1つだと思いますが、それでも世の中にインデックス投資で大金持ちになったという人はまだまだ少ないです。

それは、インデックス投資の期待リターンというのはせいぜい年数%ですので、インデックス投資で結果を出すにはどうしても数十年という時間がかかるからです。

リーマン・ショック後の上昇相場のように、よほど相場に恵まれれば10年程度でも成果が出ますが、基本的には20年〜30年見ておくべきでしょう。

インデックス投資が日本で広まってからまださほど時間も経っていませんので、成果が出てくるのはまだまだこれからという投資法になりますね。

 

インデックス投資だけをぶれずに継続できる人は少ない

インデックス投資だけをぶれずにずーっと継続できる人というのは思いの外少ないです。

特に、投資好きでいろいろ情報を集める癖のある人ほど様々な誘惑に襲われます。

2017年〜2018年初めにかけてはビットコイン、FAAMGを中心としたハイテク株へ投資をした方が莫大な利益を得ました。

2020年後半〜2021年にかけてもビットコインを始めとする暗号通貨のブームがきました。

このように、短期で成功した人というのはニュースやSNSで大きく取り上げられますので非常に目立ちます。

 

しかし、その裏に大失敗をしてこっそりと姿を消した方が数十倍以上いることは間違いありません。

そういった方はメディアにあまり取り上げられませんので、自分より成功している人ばかり見させられるとつい心が揺らぎます。

インデックス投資というのは非常に地味・かつ堅実な投資法ですので、メディアなどで大きく取り上げられることはありません。

他の誘惑に打ち勝ちながら、1つの手法を信じて数十年間に渡ってコツコツ継続するというのは非常に難しいことです。

個人的には、ブログやTwitterで個人が発する情報に一喜一憂しすぎない方がうまくいくと思います。

 

インデックス投資でも開始時期(タイミング)は重要

インデックス投資では、途中で相場に恵まれれば予想より数年早く目標を達成できる可能性はありますし、開始時期が悪ければ数年余分に時間がかかることもあります。

よく考えてみれば当たり前のことです。

期待リターンが年数%しかないにも関わらず、虎の子の資金を一括で投入してその直後に30%も値下がりしたら目も当てられません。

初めの数年間は損失分を取り返すだけで精一杯という事態になるでしょう。

株式市場では、統計学的には非常に起こりにくいとされていることが時にリアルに発生することがありますので注意が必要です。

そのため、相場が不安定な時ほど数回以上に分けて資金を順次投入している慎重さが求められます。

個人投資家の大きな武器の1つが市場に参加するタイミングを自由に選べることですが、このタイミングを正確に見極めるというのは非常に難しいですね。

 

参入タイミングは心理面には大きな影響を及ぼす

参入タイミングは非常に重要とはいえ、誰もが市場のサイクルを正確に読むことはできないため、どこかのタイミングで思い切ってエイッと株式を買ってみるしかありません。

あまり深く考えすぎますと、いつまで経っても株式を購入できず機会損失のリスクがあります。

とはいえ、後から振り返ってみた時にやはり市場への参入時期というのは非常に重要です。

結果的に良い時期にスタートを切ることができれば、「株式投資って思いの外簡単だな」という良いイメージを持つことができます。

良いイメージを持つことができれば長続きする確率も高いでしょう。

 

また、投資を開始して初めのうちに含み益が積み重なってくれば、少々の暴落があっても含み損に突入することはありませんから、強気で相場に臨むことができます。

逆に、2018年末や2020年のコロナショックのように、ボラティリティの高い相場から開始した人にとっては「インデックス投資って思ったよりも難しいし儲からないな」というイメージではないでしょうか。

正直言って、そのイメージはけっこう当たっています。

それでも、いろいろ試行錯誤しながら何十年と続けていれば報われる可能性は高いと思います。

 

まとめ

インデックス投資家の最大の武器は「時間」で、その次が「タイミング」だと思います。

この「時間」というのが1年や2年というスパンではなく、10年〜20年もしくはそれ以上を指しますので、多くの人は継続することが難しいのです。

 

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インデックスファンドを下手に売買せず、握力を高めるのに最適な一冊です。

 

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安定した精神状態で相場に臨めるかどうかというのは非常に重要です。

株式の長期リターンが優れているのは自明ですが、債券など他のアセットクラスを組み合わせる利点は心理的な安定効果にあります。

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バイ&ホールドという言葉はシンプルですが、長きに渡ってホールドし続けるのは容易ではありません。

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