神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が資産形成や投資について日々思うところを語ります。

60代で退職を控え、1億円のポートフォリオを作りたい

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おはようございます。

当ブログの60代の読者の方から、以下のご質問を頂戴しましたので回答させていただきます。

いつも、拝読し新しい気付きを頂いています。

誠にありがとうございます。恐縮でございますがご相談させて頂きたいと存じます。

長年、働いて 60代になり後、数年後には引退しますが、全く行き当たりばったりでお金の管理をしてきた事に後悔しています。

現在は普通口座に現金とその他、香港の銀行に円だけでは不安なのでドルを持っています。

後、退職金が高額の様です。

多分、何処に相談しても自分の所での運用を勧められるのは目に見えており どうしたものか思案しています。

私のようにもう積立に時間もないような者は、どの様な運用が望ましいのでしょうか。

物欲も正直なところなく、このままにしても良いのかもしれませんが先生の読者にも60歳からの投資で悩んでる方々も居られるかもしれませんので、気が向かれましたら御回答どうぞ宜しくお願いします。

具体的な金額は控えさせて頂きますが1億円のポートフォリオをお願い出来れば幸いです。

末筆ではございますが、ご健勝を願っております。

私自身、正直申し上げて自分のブログで60代の読者の方はあまり想定していませんでしたが、そのようなことを考える機会を与えてくださりありがとうございます。

私自身が未経験の領域ですので想像の域を出ないのですが、私ならばどうするかという視点で回答させていただきます。

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60代で退職を控え、1億円のポートフォリオを作りたい

極論すれば「1億円+年金で十分」だと思います

60代まで長年勤めあげ、その成果として多額の退職金が得られるとのこと、素晴らしい限りだと思います。

1億円のポートフォリオとのことですが、私自身がまだその域に達しておりませんので、誠に恐縮ながら以下にコメントさせていただきます。

さて、ご質問者様のコメントに「物欲もなく」とありますので、正直申し上げれば「現金1億円+年金」でゴールなのだと思います。

そのうえで資産運用を考えるならば、絶対に生活を破綻させないレベルに抑えること、またご自身で投資の可否が判断できる投資対象だけにすることが重要です。

あとは、絶対に自分自身の頭で考え抜いて自分自身で責任を負うことですね。

人の言うことを聞くくらいならばそのままキャッシュをホールドした方がよいでしょう。

 

一定以上のお金は不要で、上手な時間とお金の使い方を追求することが重要

私は、お金は一定以上は持っていても幸福度と正比例しないと思っています。

お金を増やすこと自体が目的にならないようにしたいものです。

お金は足りなさすぎると幸福度が下がりますが、自分が満足いく生活レベルを実現できればそれで十分ではないでしょうか。

仮に私が定年退職時に1億円を保有しているとすれば、資産運用で増やすことよりも、いかに時間やお金を人生の満足度に直結させられるかを考えます。

資産運用のことをご質問いただいてこのようなことを申し上げるのは恐縮ですが、私がご質問者様の立場ならば、シンプルに1億円を定期預金などで運用しつつ、年金を頂戴しながら豊かな人生を送ることに集中します。

1,000万円ならば不安ですので、資産運用しなければと焦りますけどね。

手元に1億円あればそれでゴールなのでは?と思ってしまうのです。

もちろん、投資が好きで趣味でやるのならば止めません。好きにやればよいと思います。

しかし、投資をすることで日々それに時間がとられ、おまけに変なストレスを抱えるくらいならばかえって不幸なのでしょう。

 

資産運用するならば年金の不足分を補う戦略をとります

定年退職後の大きな不安の1つが、現役時代と比べてインカムが大幅に減ることにあるのだと思います。

そこで、上記を踏まえたうえであえて資産運用をするならば、私ならばインカムを重視した投資戦略をとります。

債券に関しては、日本債券はこの超低金利時代においては普通預金と変わりませんから論外です。

BNDやAGGなどの債券ETFは日本債券よりは高金利ですが、為替変動のリスクがあるため生活の足しにするには不安が残ります。

米国高配当株も魅力的ではあるのですが、ドル転の手間や為替リスク、個別株特有のリスクを考えますと、投資初心者の方にはおすすめしづらいです。

VYMなどの高配当株ETFならば個別株特有のリスクは回避できますが、配当狙いにしては米国と日本の二重課税が痛いです。

特に、定年退職後でインカムが減りますと外国税額控除が有効活用できないからです。

そこで、一つの戦略として、JTやキヤノンなどの日本の大型高配当株を狙いにいく手はあるでしょう。

ただし、あくまで年金の受取予定額と毎月の生活費を比較検討し、その足りない分を埋め合わせる程度で十分だと思います。

ご質問者様の場合、資産形成という意味では「1億円+年金」でほぼゴールしている状況ですから、必要以上にリスクを背負わないことが重要です。

 

まとめ

手元に1億円があり、物欲もさほど無いということでしたら、私ならばより人生を豊かにできる「経験」に投資します。

お金を増やすことにフォーカスするよりも幸福度は上がる気がしますがいかがでしょうか。

 

 

こんな記事も書いています。

50代からのインデックス投資について検討した記事です。資産運用をする必要性がどの程度あるのか、目標を明確にすることが重要だと思います。 

www.churio807.com

 

資産運用と同時に、幸福度に直結する上手なお金の使い方を身につけていきたいものです。むしろそちらの方が難しいのでしょう。

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インデックス投資だけを愚直に続けていると気が付きませんが、世の中には保有すればするほど損失が膨らむ金融商品もまだまだあります。投資は自己責任とはそういうことです。

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