おはようございます。
2020年12月時点で、楽天証券のiDeCoでどの商品を積み立てるべきか検討します。
私個人の投資方針としては、
1) 投資先の核は先進国株式市場とする
2) 日本株式も購入するが、ホームカントリーバイアスに陥らないようにする
3) 同じ指数に連動する商品ならば、純資産総額が十分で繰上償還のリスクが低く、信託報酬の低い商品を選択する
4) 投資対象はノーロード型・低信託報酬のインデックスファンドとする
このあたりを意識しています。
長期保有に当たって手数料を徹底的に省くことを優先していますので、昨今話題のひふみ年金への投資はしていません。
あくまでインデックス投資家目線の私の好みで選んだランキングですので、その点はご了承ください。
【楽天証券のiDeCo】おすすめ商品ベスト3をご紹介(2020年版)
つみたてNISAの商品ラインナップは各社ほぼ共通していますが、iDeCoのラインナップはSBI証券、楽天証券、マネックス証券でそれぞれ個性があります。
国内外の株式や債券だけでなく、REITやコモディティ、バランスファンドまで多種多様な商品を選択することができますが、真に投資する価値のある商品は限られます。
60歳までの長期積立投資が前提のiDeCoにおいては、最も期待リターンの高い株式を中心に保有することが重要です。
楽天バンガードファンドの商品がiDeCoで購入できることが、楽天証券のiDeCoの最大の魅力です。
逆に、楽天バンガードの商品を購入しないのであれば、楽天証券を積極的に選択する理由はないとも言えます。
楽天証券のiDeCoでおすすめファンドベスト3は以下の通りになります。
第1位:楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)
完全ほったらかし派におすすめなのはやはり楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)ということになります。
インデックス投資の王道とも言える、全世界の株式市場を時価総額加重平均でまるごと購入してしまおうというファンドです。
楽天・全世界株式インデックス・マザーファンドというマザーファンドへの投資を通じて、VTへ間接的に投資をすることが可能です。
楽天VTは「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the year 2017」で第1位に選ばれており、日本人のインデックス投資家から人気のある商品です。
その後、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の登場でやや勢いは落ちていますが、楽天VTが良い商品であることにはかわりありません。
楽天VTですが、
1) 信託報酬:0.212%(VTの0.08%+0.132%)
2) 純資産総額:約630億円
と十分に低コストで、純資産総額も順調に伸ばしています。
素人が下手にあれこれいじるとかえってパフォーマンスを下げる原因にもなりますので、何も考えずに楽天VT買って気絶というのも十分に通用します。
まさに20年以上保有し続けるのにふさわしい商品です。
第2位:楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
第2位は楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VT)です。
本家VTIは純資産総額が10兆円を超えるモンスター級の超巨大ETFです。
ベンチマークはCRSP USトータル・マーケット・インデックスで、全米の株式市場に広く分散投資が可能です。
楽天・全米株式インデックス・マザーファンドというマザーファンドへの投資を通じて、VTIへ間接的に投資をすることになります。
楽天VTIですが、
1) 信託報酬:0.162%(VTIの0.03%+0.132%)
2) 純資産総額:約1720億円
と文句のつけようがないレベルです。
私個人の考えとしては、ファンダメンタルズの観点では米国市場は世界平均を上回っており、超長期で見た時には米国の成長率が世界平均を上回る可能性が高いです。
一方で、リーマンショック後の米国株は世界平均を大幅に上回り続けており、バリュエーションの観点からは割高になっています。
要するに、ここ数年は米国だけが勝ちすぎている印象もあるのです。
今の米国一強状態がこのまま続くのか、それとも近いうちに調整局面が訪れるのか読みが難しいです。
過去の歴史を紐解きますと、長期で見た時に、米国市場は世界平均を上回るパフォーマンスをあげてきたのは事実です。
過去の傾向が未来も続くと仮定するならば、楽天VTIのパフォーマンスは楽天VTを上回る可能性が高いでしょう。
米国市場が独走し続けるシナリオが信じられれば楽天VTI、米国以外の先進諸国、新興国市場の巻き返しがあるというシナリオを信じるならば楽天VTになります。
第3位:たわらノーロード先進国株式:日本以外の先進国市場
第3位はたわらノーロード先進国株式です。
MSCIコクサイインデックスへの連動を目指し、日本以外の先進国市場へ広く分散投資が可能な商品です。
私個人としては楽天VTや楽天VTIの方が好みですが、日本の投資信託界では昔から外国株といえばMSCI コクサイインデックスというくらいポピュラーな指標です。
たわらノーロード先進国株式ですが、
1) 信託報酬:0.10989%
2) 純資産総額:約814億円
と長期投資に値する低コストを実現しています。
次に示すのが、MSCI コクサイの構成国の割合です。
MSCIコクサイは日本を除く先進国株式市場へ広く分散投資をする指数ですが、近年の米国経済の好調さを受け、米国の占める割合は約65%となっています。
たわらノーロード先進国株式を購入したら約2/3は米国への投資ということです。
構成銘柄トップ10は次の通りです。
トップ10だけ見ますと全てが米国企業で、米国以外の大企業の名前はありません。
それだけ、米国に世界トップの企業が集中していることの証拠でもあります。
まとめ
楽天証券のiDeCoの最大の魅力は、楽天・バンガード・ファンドの商品を購入できることです。
王道の世界分散投資ならば楽天VT、米国集中投資ならば楽天VTIと、分かりやすいのも大きな魅力でしょう。
私自身はSBI証券でiDeCo口座を保有していますが、本家VT・VTIホルダーとしては、楽天証券のiDeCoも魅力的に見えます。
【楽天証券の口座開設はこちらから】
つみたてNISAは楽天証券で口座開設し、楽天カードを組み合わせてポイントを獲得するのが王道です。
【楽天証券のiDeCo口座開設はこちらから】
iDeCoで楽天バンガードを購入したければ楽天証券、eMAXIS SlimシリーズならばSBI証券かマネックス証券でしょう。
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