おはようございます。
今週号の『週刊ダイヤモンド』で、携帯電話の年縛りと端末0円の問題が取り上げられていました。
数年前からずっと問題視され続けている印象ですが、いっこうに改善される見込みはありませんね。
人口減少社会、特に若い人がどんどん現象する社会において、携帯電話のようなストック型ビジネスでは、顧客の囲い込みに必死というところでしょう。
その必死さが、年縛りや端末0円という所に行きついてしまうのですね。
3大キャリアの「2年縛り」「端末0円」が再び問題視されている
3大キャリアは同じ土俵で勝負を続けているのが問題
3大キャリアは、何年経っても端末料金、2年縛りによる顧客の囲い込みという同じ土俵で勝負をしています。
完全にレッドオーシャンですね。
通信と端末のセット販売は、端末割引の原資に顧客からの通信料が使われることになるため、結局は通信料が高止まりするという最大の問題があります。
昔は、携帯電話を購入するとなれば、NTTドコモ、au、ソフトバンクの3社のどこと契約するかを考えるだけでした。
昨今ではMVNOの台頭もあり、個人が自由に業者を選択できるようになり、各社の競争が激化しています。
MVNOの参入を妨害するためのセット販売なのは明白ですね。
ただ、いつまでもこのやり方ではいつか限界が来ることは明らかでしょう。
もっと顧客の方を向いた新サービスを打ち出していかなければ厳しいと思うのですが・・・
3大キャリアの「2年縛り」は予想以上にやっかい
3大キャリアの「2年縛り」の厄介な点は、2年以上経過したらいつ解約してもOKとならないことです。
2年が経過すると、こちらから申し出ない限り、自動的に2年間の契約が更新されますから、次に契約解除料なしで解約ができるのはさらに2年後となります。
契約解除料は約1万円ですから、その気になれば解約はできるのですが、いざ解約しようと思った時にお金がかかるというのはそれだけで心理的なハードルがぐっと上がります。
3大キャリアと契約する時には、契約した時点で、カレンダーの次の契約更新月の所に丸をつけておかないといけませんね。
格安SIMを次々と渡り歩いた方がお得です
顧客の獲得に力を入れているのは、3大キャリアだけでなく、格安SIMを販売するMVNOも同様です。
スマホは現代人の生活にとって無くてはならないものです。
電気・ガス・水道などのインフラと同レベルで、日本人全体に普及したと言えるでしょう。
このようなストック型のビジネスは、フロー型のビジネスほどの爆発力はありませんが、一度顧客が確保できれば収支が読みやすく、安定的な経営が可能です。
それだけに「顧客の獲得」には必死になるのです。
MVNOも、新規契約者数を増やすために各種キャンペーンを定期的に実施しています。
MVNOの多くは12ヶ月を超えれば契約解除料は無料になりますから、1〜2年に1回、お得なキャンペーンが開催されている時期を見計らって乗り換えるのもアリでしょう。
SIMフリーの端末を1台保有していれば、かなり自由がきく時代になってきていると思います。
常に最新型のiPhoneを触りたい人、家族割などの恩恵を受けたい人以外はMVNOを
2年ごとに最新型のiPhoneを触りたいという人は、3大キャリアの端末料金の値引きは魅力的かもしれません。
あとは、家族割や、通信量を家族内で共有したいというケースでも有効でしょう。
ただし、今のスマホの最新機種は端末代が高いですので、2年ごとの買い替えはコスパが悪いです。
よほど専門的な職業についている特殊な方以外は、故障しない限り、今お持ちのスマホで十分な機能を備えているのではないでしょうか。
資産形成を考えるうえでは、「周囲が機種変更しているから自分も」という発想は捨てる必要があります。
自分の生活の中で、どこにお金を重点的にかけるのか、よく検討した方がよいでしょう。
まとめ
3大キャリアの「2年縛り」「端末0円」に対して公正取引委員会の厳しい目が向けられているようです。
そろそろ別のポイントで勝負しないとこの先厳しい気がします。
こんな記事も書いています。
MVNOでは、楽天モバイルとmineoを使用しましたが、どちらも使用感に大差はありませんでした。
楽天モバイルの下記のキャンペーンが大変魅力的だったので、mineoから乗り換えました。
格安SIMへ乗り換える時は、エントリーパッケージを活用して事務手数料を無料にしましょう。