おはようございます。
ニッセイアセットマネジメントが、インデックスファンド6本の信託報酬を7月〜8月にかけて値下げすることを発表しました。
日経新聞で知ったのですが、その後アウターガイさんが素早く記事をアップされております。
いつも有益な情報をありがとうございます。
これは大変グッドニュースです。
最近はeMAXIS Slimシリーズの勢いに押され、存在感が薄れがちだったニッセイですが、これから盛り返してもらいたいですね。
ニッセイAMがインデックスファンド6本の信託報酬を値下げします
どの程度の値下げになるのか?
さて、具体的のどの程度の値下げになるかですが、
・ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.189%→0.109%
・ニッセイ新興国株式インデックスファンド 0.339%→0.189%
・ニッセイ日経平均インデックスファンド 0.169%→0.159%
ということですので、ニッセイの本気度が伺えますね。
eMAXIS Slimに対して競争力を維持するために、同水準〜それ以下に下げてきたことになります。
ニッセイの主力商品と言えば、純資産総額が900億円超えと、国内のインデックスファンドでは圧倒的な人気を誇る「ニッセイ外国株式インデックスファンド」でしょう。
この商品の信託報酬が0.109%に下がるわけですから、今後も純資産総額の伸びが期待できます。
今後もeMAXIS Slimとニッセイの両者で業界最安値を争い続けることになれば、個人投資家にとってはありがたい話ですね。
値下げしなければならない企業側は必死でしょうけれども。
iDeCoのDCニッセイ外国株式インデックスも値下げしてくれたら最高
大変うれしいニュースなのは間違いないのですが、最近は特定口座でインデックスファンドを購入していないので、自分にはあまり関係なかったりします。
SBI証券のiDeCoを活用しており、その主力商品として「DCニッセイ外国株式インデックス」を積み立てていますので、そちらも一緒に値下げしていただけたら最高です。
今でも信託報酬0.20412%と十分低い水準ですので、贅沢は言えないのですけれどもね。
SBI証券のiDeCoの商品ラインナップは、楽天・バンガード・ファンドの商品が購入できる楽天証券や、eMAXIS Slimシリーズが購入できるマネックス証券と比較すると現状では魅力に乏しいです。
現状を打開する意味でも、DCニッセイ外国株式インデックスの値下げに本気で取り組んでいただきたいですね。
ほとんどの人にとってインデックスファンドで十分な投資が可能になった
私のようにすでにドル建てポートフォリオで運用するのが当たり前になっている人は、今さら円建てポートフォリオに戻す方が大きな手間です。
一方で、これから新規参入される方にとっては、インデックスファンドオンリーで十分な投資が可能な環境が整ってきています。
これは、10年前の日本では考えられないことでした。
ETFとインデックスファンドの手数料の差は0.50%程度あるのが当たり前で、数十年保有することを考えると決して無視できない差でした。
今では、インデックスファンドの投資信託が0.20%以下という水準が常識になっており、コスト面では両者の差はほとんどありません。
私自身は、コスト面以外にも、ETFの
・流動性の高さ
・トラッキングエラーの少なさ
・分かりやすさ
などに魅力を感じているため、今後もETF投資を継続する次第です。
しかし、上記の要素を気にするのは一部の投資好きの方だけで十分ですので、大半の方にとってはインデックスファンドで十分と言えるでしょう。
まとめ
ニッセイアセットマネジメントから、久しぶりに大きな動きが見られました。
正確な値下げ率が発表されるまではなんとも言えませんが、eMAXIS Slimとニッセイの二強時代に入っていくのかもしれません。
こんな記事も書いています。
米国株式に投資をする投資信託では、楽天VTIとeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の一騎打ちになりそうです。
楽天証券のiDeCoでは、定期預金タイプの元本保証型の商品ではなく、リスク資産を含む楽天・インデックス・バランス(DC年金)がデフォルト商品になりました。
一本で全世界株式市場に分散投資が可能な商品も、よい商品がどんどん増えています。