神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が資産形成や投資について日々思うところを語ります。

セクターには栄枯盛衰があり、過度な偏りはETFを組み合わせて是正しよう。

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おはようございます。

10年以上投資をしてきて感じることは、セクターには栄枯盛衰がつきものだと言うことです。

「今ものすごく勢いがあって魅力的に見える」セクターも、過去の歴史のどこかで暗黒時代があったことが多いです。

良くも悪くもセクターの栄枯盛衰というのは読めないなと感じています。

個人的には、セクターに関しては過度に尖ったポートフォリオにせず、セクター比率は「ある程度」インデックスに近い構成にしておくのが無難だと思います。

1つのセクターに過度に偏りすぎたポートフォリオはどこかで足元を救われる可能性があるでしょう。

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セクターには栄枯盛衰があり、過度な偏りはETFを組み合わせて是正しよう

今はテクノロジー銘柄の全盛期

セクターというのは、時代ごとに栄枯盛衰があります。

リーマンショック後の米国株式の圧倒的なパフォーマンスを支えてきた要因の1つがテクノロジー銘柄にあるのは言うまでもありません。

これは、以下のチャートでVTIとQQQのパフォーマンスを比較すれば一目瞭然でしょう。

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QQQはNasdaqを代表する100銘柄へ分散投資が可能なETFです。

厳密にはセクターETFではありませんが、テクノロジー銘柄の比率は60%以上を占めますから、テクノロジーETFに近い性質を持つと言えるでしょう。

このチャートだけ見ますと、「QQQだけ買っておけばよい」という発想になっても不思議ではありません。

 

Nasdaqは2000年代のITバブルからの復活に15年を要した

一方で、2000年代初めのITバブルの影響をモロに受けたのもNasdaq銘柄であったという事実があります。

以下はNasdaq総合指数の長期チャートです。

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2000年のITバブルからの復活に約15年を要したことが分かります。

このように、単一のセクターに全力で投資をするのは、参入時期を間違うと大きな痛手を被ることになります。

私はどちらかと言うと、ゆっくりと着実に資産形成をしていきたいタイプですので、QQQのようなETFはサテライト的に保有するのが合っていそうです。

 

VTやVTIのセクター比率を参考にしよう 

自分のポートフォリオのセクター比率の偏りをチェックするためには、VTやVTIのセクター比率を参考にすればよいと思います。

まずはVTのセクター比率です。

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次に、VTIのセクター比率になります。

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VTの方が消費財や金融の割合が高く、VTIの方がテクノロジーやヘルスケアの割合が高いなど細かい違いはあります。

しかし、大体は似たようなセクター比率になっていることが分かります。

最終的には各個人の好みによりますが、VTやVTIのセクター比率に近い割合でポートフォリオを構成するのが「無難」と言えるでしょう。

 

ポートフォリオのセクター比率の偏りを是正するためにETFを取り入れよう

例えば、高配当個別株を狙うなど特定の戦略をとっている場合、消費財や公益事業、電気通信系などのディフェンシブな銘柄が多いセクター比率が高くなると思います。

これらのディフェンシブ銘柄は、一般的には不況に強いと言われていますが、2018年においてはその特徴は見られません。

米国長期金利の上昇局面においては、高配当銘柄はどうしても不利になりますね。

必ずしも理論や定説どおりにいかない所が株式投資の面白くもあり難しくもある点です。

 

未来のことなど誰にも正確には読めないわけですから、自分の個性は反映させつつも、あまり尖りすぎたポートフォリオにならないよう注意しています。

自分のポートフォリオを見直して、極端なセクター比率になっているようであれば、ポートフォリオの一部にETFを取り入れるのも手でしょう。

もちろん、VTやVTIを組み入れるのは最善手の一つでしょうし、あくまで高配当にこだわるならばVYMやHDVもよいですね。

バランスをとるという意味では、高配当株狙いのETFの中ではHDVよりもVYMの方がセクター比率がインデックスに近くて素直だと思います。

「VTIの中から、素直に高配当のものをまんべんなくチョイスした」

といったイメージでしょうか。

 

まとめ

一つの戦略にこだわりすぎるがあまり、自分のポートフォリオが知らない間に「尖ったもの」になっていないか注意しましょう。

ポートフォリオのバランスを取るには、一部にVTやVTIなどのインデックスを取り入れるのが手っ取り早いです。

 

 

こんな記事も書いています。

QQQは今をときめくNasdaq市場に投資ができる大人気ETFです。インカムゲインは期待できませんので、取引値の上昇を狙う銘柄になります。

www.churio807.com

 

米国高配当株ETFの中では、個人的にはVYMが一番好みです。

www.churio807.com

 

VTやVTIだけでなく、最も有名なS&P500のセクター比率を参考にするのもよいでしょう。

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