おはようございます。
当ブログの読者には若手の医師の方もいるかと思いますが、
「専門医取得までは医師としての研鑽に集中したい」
「でも、銀行預金だけで将来が不安なのでなんらかの形で投資したい」
こんな欲張りな人が多いのではないでしょうか。
そんな人に最適なのが、当ブログの推奨銘柄No.1の
「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」
だと思います。
バンガード社のVTは経済について門外漢な人でも投資ができる優れもの
若手の先生の中には、自分の専門分野について勉強するだけで手一杯で、
それに加えて経済や株式投資のことまで考えている暇などないよ、
という人が多いでしょう。
VTは、
「将来の世界経済の成長が信じられればそれだけで投資ができる」
この点が画期的だと思うのです。
上記が信じられないのであれば、そもそも株式投資をする理由がないですからね。
VTは全世界の株式市場に分散投資されていますので、
短期に大勝ちすることはありえませんが、
超長期で保有すれば勝てる確率の高い鉄板銘柄だと思います。
もちろん、VTで大きく勝とうなどとは思わないことです。
大きく勝ちたいならばもっとリスクを背負ってください。
個別株投資にはある程度の時間と労力を割く必要がある
個別株投資をやろうと思ったら、ある程度は
・世界経済の今のトレンドを追える
・決算書が読める
・投資先の個別企業に不祥事がないかネットワークを張る
こういったスキルが求められます。
金融系で働くサラリーマンならばともかく、
普段世界経済の動きと全く関係のない場所で働く医師にとっては非常にハードルが高いです。
医師として働いていて不況を身近に感じる場面ってありませんからね。
リーマンショックでクビを来られた医師などいないはずです。
もちろん、医師には地頭が良い人が多いので、やる気と能力のあるドクターは個別株投資も可能だと思いますが、ごく一部に限られるでしょう。
短期トレードはまともに働いている勤務医にはまず無理
短期トレードをやろうと思ったら、
・株式市場が開いている時間帯にチャートと向き合う時間が確保できる
・チャート分析に関する十分な知識を有する
こういったスキルが求められます。
日中に十分な時間を割くことができない医師にはハードルが高いですね。
株式投資をやるうえで、
「他人よりも不利な条件下で戦わない」
これは非常に重要です。
一日中チャートと向き合って取引をしている猛者に対して、付け焼き刃の医師レベルで太刀打ちできるはずがありません。
医師が有利なのはバイトの単位時間あたりの給与
他職種と比較した時の医師の強みは、バイトの単位時間あたりの給与です。
あとは、20代〜30代前半の若い時の給与水準ですね。
こういった他職種にない強みを十分に活かせる投資をすべきです。
となると、チャート分析などに時間を割くのではなく、
バイトをして医師としてのスキルをレベルアップしながら、
VTなどの鉄板銘柄へ投入できるキャッシュをいかに最大化できるかを検討すべきだと思います。
医者としてスキルアップしながら投資もできる・・・最高じゃないですか。
SBI証券の海外ETF定期買付サービスを使えばメンテナンスフリー
さて、具体的な方法です。
例えば、当面使う予定のない余剰資金が1000万円あるという医師の場合・・・
毎年200〜300万円ずつ、3〜5年間くらいに分散してVTを買い付けてみてはいかがでしょうか。
最近、SBI証券で米国株式・ETFの定期買付サービスが開始しましたので、それを利用するのが一番楽ですね。
毎月2000ドルずつ積立設定をすればそれで完了です。
定期買付サービスではSBI証券で円貨決済も可能ですが、手数料が25銭かかりますので、
為替コストを考えますと4銭でドル転できる住信SBIネット銀行を併用したい所です。
上記を読んで、
「ん?何を言っているかサッパリ分からないぞ」
という方は、ETFへの投資自体が難しそうです。
そういった方は、楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)を積み立てておけばよいでしょう。
まとめ
「本業が忙しすぎて、社会の流れや経済のことなどサッパリ分からない」
という人でも投資ができてしまうのがVTの画期的な点だと思います。
初めに投資の本を数冊読んでアセット・アロケーションやリスク管理の考え方を勉強する必要はありますが、
多忙な医師の方は貯金代わりにVTを積み立ててみてはいかがでしょうか。
こんな記事も書いています。
ポートフォリオの銘柄数は多ければ多いほど良いわけではありません。長期保有に値する少数精鋭の優良商品を保有し続けるのもアリだと思います。
実際に私もSBI証券の米国株式・海外ETFの定期買付サービスを利用しています。まだ初回の積立すら終わっていませんので、使い勝手などは後日レビューしようと思います。
ポートフォリオの100%をVTにする必要はありませんが、ポートフォリオの一部として保有して間違いのない鉄板銘柄だと思います。