おはようございます。
投資で成功する確率を高めるには、できるだけ若いうちに投資のスケールを大きくすることに尽きます。
20代の方の100万円の追加投資は、50代の方の100万円の追加投資よりもはるかに大きな価値を持ちます。
一方で、20代のうちの100万円を投資に回すのではなく、20代のうちしかできない「経験」に回すという考えも重要です。
1) 100万円を投資に回せば将来200万円〜300万円、それ以上になって帰ってくる可能性が高い
2) 20代のうちしか経験できないことに100万円を投資すれば、お金では計り知れない価値が生まれるかもしれない
どちらも真実だと思います。
一番価値が低いのは、目先の格好良さを求めて散財することだと思いますが、実際にはほとんどの20代の方はそこにお金を使ってしまうんですね。
こんなことを書くようでは自分も随分年をとったなと思いますが、今20代の方にはぜひ将来のためになるお金の使い方をしてほしいと思い、本日はつらつらと書いてみます。
今20代に戻ったら「投資」と「経験」どちらにお金を投じるか?
さて、冒頭の質問ですが、皆さんならどちらを選ぶでしょうか。
私が今20代に戻って選び直せるならば間違いなく「経験」にお金を投じます。
結婚して小さな子供がいると、お金が増えても使い所がないんですよね。
いや、実際には保育園代や子供の教育費などにお金は消えていくのですが、自分が本当にワクワクするような自由なお金の使い方はできなくなります。
お金を増やすことは将来の備えとしてもちろん重要ですが、20代の皆さんには投資だけでなくぜひ「経験」にも投資してほしいと思います。
若いうちに思い切ったお金の使い方をすることも重要
自分が今20代に戻ったら、医学部生のうちに海外貧乏旅行をたくさんしますね。
特に、結婚後や子供が生まれてからでは行きづらい地域に積極的に旅行します。
一見無駄に見えることが後から見返すと自分の成長につながっていた、ということはよくありますから。
60代になってから1000万円が手元にあったとしても、20代の頃の100万円ほど楽しめない可能性があります。
若いうちに思い切って有意義なお金の使い方をする、という視点も忘れない方がよいですね。
投資にハマってお金を増やすことばかりに必ずしも幸せではない
投資にハマるとお金を増やすことばかりについ目が行きがちです。
私も投資を始めたばかりの頃はそうでした。
ただし、目先のお金の事ばかりに集中していると、後からトータルで見返した時に人生を損している可能性もあるから注意が必要ですね。
最近では、何事もそこそこが一番でバランスが大事なのだと思います。
これからの世の中を生き抜くために投資は欠かせないピースの一つだと思いますが、お金を増やすことが最終目的にならないように注意したいものです。
労働・お金の価値は相対的に低下し、時間の価値が上がる世の中になる
これからの時代は、労働・お金の価値は相対的に下がっていき、時間の価値が上がっていきます。
投資など人工知能(AI)に任せっきりにして、自分の時間・人生を楽しむことに集中するのが当たり前という時代がいつか来るのでしょうね。
ウェルスナビやテオなどのロボアドバイザーの技術は日進月歩でしょうから、10年後に勝てる気がしません。
「暴落時に精神を削りながら逆張りなんて時代遅れ」
「メンタルを削ってまでお金を増やしてどうするの」
という時代が来るのもそう遠い将来ではないかもしれません。
3000万円くらいを超えてからお金に対する執着心が減った
あくまで私個人の話ですが、総資産額が3000万円くらいを超えてからお金に対する執着心がだいぶ減りました。
200万〜300万くらい動こうがなんとも思わなくなりました。
ただし、1000万円レベルで減ったら今でも多分慌てます(笑)。
投資を始めたばかりの頃は、100万円が80万円になるだけであたふたしていた事を考えますと、随分成長したものだと思います。
そして、お金に対する執着心が消えた後の方が投資成績がよくなりました。
その理由としては、
1) 不必要な売買を行わずに相場に向き合えるようになった
2) 投資のスケールが大きくなったことにより、分配金再投資の効果が増した
ことが大きいです。
何年かかけて相場と向き合い、当たり前のレベルを上げていくと、10年後くらいに大きく報われる可能性が高いですね。
まとめ
投資はもちろん重要ですが、若いうちに思い切ったお金の使い方をするのも大変重要だと思います。
「中途半端ではなく思い切って」というのがポイントでしょうね。
こんな記事も書いています。
「健康寿命」の価値は今後ますます上がっていくでしょうね。いくら手元にお金があっても使い手の肉体・精神が健全でなければ宝の持ち腐れになりますから。
日本の投資環境はここ10年間で劇的に改善してきています。特に、投資信託は年々優れた商品が出てきており、インデックスファンドの自動積立だけでも十分合格点が狙えるようになりました。