おはようございます。
当ブログの読者の方から、下記の素敵なコメントをいただきましたので、ご紹介させていただこうと思います。
意図的な戦略による、機会損失や売買損失は 単純にリターンを下げますね。結局は、人間の心理的な要因を消すためにも、永続性の見込める銘柄、リターン追求も市場平均値へ収束するのなら、やはり、時価総額で、トラッキングエラーが最少で、市場平均の配当金があるものが 合理的である。そういう結論に達しました。 生涯をかけて資産を託せる投資先を見つけることが最も大切なのではないでしょうか。 そうすれば、心穏やかに過ごせます。
一生涯をかけて資産を託せられる投資先を見つけ、心穏やかに毎日を過ごす
このコメントをいただいて、まさにその通り!と思いました。
ポイントは下記の2点ですね。
1) 一生涯持ち続けても良いと思える資産に投資をする
2) あとは心穏やかに毎日を過ごす
投資の時間対効果および日常生活への影響を考えますと、この2点を心がけることは大変重要です。
投資が趣味という方は別ですが、それ以外の大半の方にとっては上記の方針が最もストレスなく継続できる気がします。
自分が一生涯持ち続けても良いと思える資産に投資をする
長いスパンで見れば絶対に成長していくと自分が100%信じられる物にだけ、一生涯をかけて投資をし続けるということが重要です。
これは、簡単そうに見えて実践するのは実は非常に難しいです。
投資を長く継続していく中で、自分の保有している商品よりも高いパフォーマンスを示す商品を見かけると、ついそちらに乗り換えたくなるのが人間の心情だからです。
ところが、多くの場合は、その乗り換えた先の商品には永続的な成長要素はなく、乗り換えた直後から損を抱え始めるという可能性もあります。
私自身は、「その時点で魅力的に見える商品の大半は、その時点がピークである」と自分に言い聞かせ、安易に乗り換えないように心がけています。
もちろん、これが真実だったかどうかは後になってみないと分かりませんが、自分にとって魅力的に見える頃には他の人からも同じように目に写っている可能性が高く、その時点で乗り換えても大きな利益が得られる可能性は低いです。
私にとってはVTやVTIこそ一生涯持ち続けても後悔しない商品
これから商品選びをする時には「一生涯持ち続けても後悔しないか?」という視点を取り入れることにしてみます。
そういう視点で検討しますと、真に購入するに値する商品はさほど多くないことが分かります。
もちろん、その人によって正解が異なる質問だと思いますが、私にとっての正解はVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)ということですね。
最近は、VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)も購入していますが、こちらも数十年保有しても後悔しない自信があります。
こう考えてくると、細かい購入タイミングを気にしすぎること自体が馬鹿らしくなってきますね。
人間ですので、どうしても欲が出て暴落のときに買い足したいという気持ちが芽生えますが、一生涯持ち続けても後悔しない商品であれば、その都度定期的に購入し続けるというのが正解なのかもしれません。
なぜ楽天VTや楽天VTIではなく、本家のVTやVTIを買い付けているのか
上記のコメントをいただいて、なぜ自分が楽天VTや楽天VTIではなく、本系のVTやVTIを直接買い付けているのかも理解できてきました。
一生涯をかけて保有し続けるつもりならば、その商品に永続性があるということは重要な視点です。
私の考えでは、後発の楽天VTや楽天VTIよりも、バンガード社の独自商品である本家VTやVTIの方が永続性がある気がします。
楽天もバンガード社も普段から大変お世話になっており、どちらも100%信用していますが、楽天とバンガードの業務提携に永続性があるかは不透明ですからね。
それを考えると、純粋にドル転して本家のVTやVTIを買い付ける方が個人的にはしっくり来ます。
心穏やかに毎日を過ごすことの重要性
投資のことで頭の中がいっぱいで、毎日の仕事のパフォーマンスが低下しているというのでは本末転倒です。
また、プライベートでも株価の推移が気になって、スマホをチェックしっぱなしというのでは株中毒です。
そのような状態を放置し続けると、将来「もっと他のことに時間を使えばよかった」と後悔する可能性が高いです。
時間はお金よりも重要な資源ですので、投資が生活のメインになってはいけません。
少々の相場の変動があっても心穏やかに過ごせる範囲内で投資をする、という視点が重要です。
その意味では、「自分が生涯をかけて保有し続けたい」と心から信じられる商品であれば、途中で多少の上下動があっても信じて保有し続けることが可能ですね。
「心穏やかに」という意味ではiDeCoもつみたてNISAは最適です
さて、「心穏やかに過ごす」という意味ではiDeCoとつみたてNISAは最適なシステムです。
iDeCoに関しては、節税効果を含めればほぼ確実に勝てる投資であることが魅力です。
商品ラインナップをもう少し増やしてもらえたら理想的ではありますが。
せめて楽天VTと楽天VTIだけでも追加していただけたら、特定口座でもiDeCoでもつみたてNISAでも実質的に同じ商品を買い続けるだけとなりますから、個人的には大変スッキリします。
また、つみたてNISAも「20年」という時間のメリットを最大限に活用した投資法ですので、心穏やかにという意味ではよいです。
しかも、上限が年間40万円と限られていますので、初心者でも参入しやすいことがメリットです。
選べる商品も国が厳選してくれていますので、初心者の方には安心ですね。
まとめ
これから投資を始める方は、「一生涯保有し続けても後悔しないか?」という視点を商品選びに取り入れることをおすすめします。
後はひたすらその資産を積み上げることに集中し、平穏な毎日を過ごすようにしましょう。
こんな記事も書いています。
先日の記事で「20年はガチホ」するつもりでゆったり構えようという内容の記事を書いたのですが、この読者の方のコメントを読み、「一生涯持ち続ける」決意を固めました。ありがとうございました。
当ブログでは楽天VTや楽天VTIを推しますが、EXE-iつみたてグローバル株式ファンドも大変すぐれた商品だと思います。このあたりまで来ると、好みで選んでも大差ない気がします。
税金は100%リターンを低下させますので、節税しながら投資ができるiDeCoやつみたてNISAは真っ先に活用すべき制度です。