おはようございます。
「ダウ平均が連日最高値を更新!」「日経平均が20年ぶりの高水準!」といったニュースを耳にすればするほど、投資に対する意欲が下がっている今日この頃です。
2009年頃の日経平均7000〜8000円の時代を経験した身からすると、株価がここまで上昇すると何も購入する気がなくなってきます。
株高局面で何も購入できるものがありません!
投資の収益性は買値に大きく左右されます。
私は基本的に株の売ることはほとんどありませんが、私の手持ち資産の中で最も大きな利益をもたらしているのが2009〜2011年頃に仕入れた銘柄です。
できるだけ少ない資金で数多くのユニット数を仕入れたいという貧乏根性が、株を買う意欲を失わせています(笑)
今のような局面の場合、投資経験ゼロの人とすでにある程度投資経験のある人で下記の戦略をとるべきだと考えています。
株ポジションがゼロの人は時間の分散をしながら少しずつポジションをとろう
今のような長期の順張り相場は、投資初心者の方が参入するには結構難しいです。
いつ株価が下落トレンドに転じるかは誰にも読めませんが、いつかは下落に転じることは過去の歴史が証明しています。
そして、投資家として最もやってはならないのは、順張り相場の最終局面で資金をまとめて投入することです。
投資を始めると誰もが一度は必ず考えるのがアセット・アロケーションです。
自分なりのアセット・アロケーションを決めると、一刻も早くその資産配分に近づけたいがために株を買い足したい気持ちが強くなりがちですが、今は慌てる相場ではありません。
少額ずつ、時間の分散をはかりながら徐々に株式のポジションを高めるべきでしょう。
こういった局面では投資信託の毎月・少額・積立くらいが一番安全かもしれません。
最も避けなければならないのは、一気に資金を投入してその直後に暴落というパターンですから。。
ある程度株式ポジションがある人は、無理に買い足す相場ではない
すでに投資経験が数年あり、自分のスタイルに合った投資手法を確立している方もいると思います。
その場合、自分なりのアセット・アロケーションに従って、ある程度株式を保有されていると思います。
そういった方は、今は慌てて株式のポジションを高める局面ではありません。
むしろ平常時よりもキャッシュポジションを高めて防御力を固めておいた方がよいでしょう。
次の暴落時に日本株で勝負する人は「円」を、海外株で勝負する人は「ドル」をストックしておきましょう。
私のように為替を読むのを諦めた方は、住信SBIネット銀行の外貨積立がおすすめです。
将来的にドルで勝負するつもりの方は、過度な円安に振れない限り、為替を気にしすぎてドル転の機会を失う方が機会損失だと思います。
今の株高局面で私がやっていること
私が今やっていることは下記の通りです。
1) プライベートとのバランスを見ながら、できるだけ多く働いて稼ぐ
2) 節約・節税を徹底する
3) 貯めた「円」を外貨積立で「ドル」にかえる
これだけです。
特に1)と2)が重要です。
株式市場が好調な時ほど、しっかり働いてキャッシュを仕込んでおきましょう。
そのキャッシュが後から効いてくることは間違いありません。
円ベースで考えず、ドルをストックするのは戦略としてあり
3)に関しては、最近は投資信託でも優れた商品が次々と出てきているため、万人におすすめするものではありません。
私の場合、一度ドル転した資産は短期的に円に戻すつもりが一切ありません。
また、短期的には円高局面になることはあっても、超長期的には円安トレンドと踏んでいますので、むしろ今のうちからドル建て資産を持った方が有利と考えています。
要するに、短期的に円高になってもそのまま売らずにホールドしておけば数年後にはなんとかなる、というスタンスです。
世界を見渡せば、円は通用しなくても、ドルで支払うとインフレに弱い自国通貨で支払うよりも喜ばれる国はいくらでもあります。
それだけドルの基軸通貨としての存在感は圧倒的ということです。
まぁしかし、日本に住んでいる以上円建てベースでの資産額にこだわる方もいらっしゃるでしょうから、それはそれでOKです。
最後に、テレビのニュースや雑誌の特集で株高のことを目にすることが増えてきたら、市場から少し距離をおきましょう。
人と違うことをやりましょう、我が道を行きましょう、ということですね。
まとめ
株式ポジションがゼロの人は、時間の分散をはかりながら、少額ずつ株式ポジションを増やしていくのはありでしょう。
すでに投資経験を積んでいる人は、今はキャッシュポジションを少し高めにとってもOKだと思います。
こんな記事も書いています。
2018年3月16日(金)まで、住信SBIネット銀行では為替コスト0銭キャンペーンを実施中ですね。外貨を購入する時に常に気になるのが手数料ですが、今ならゼロですからお得です。
楽天バンガードファンドから、バンガード社のVTやVTIを買い付けるファンドが発売されています。これで、VTやVTIをドル転せずに円建てで・少額から・積立で購入することが可能になりました。今後に期待大です。
株高局面が続くうちは、iDeCoとつみたてNISAなど、税制上有利なシステムのみフルインベストして、あとはキャッシュを貯め込むのもありかもしれません。