Dr.ちゅり男のインデックス投資 

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ゼロから始める資産形成の攻略法その18「当ブログ厳選のインデックス投資におすすめ投資信託、ETFをご紹介!」

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おはようございます。

前回の記事では、同じ名前の商品を購入した場合でも、投資のリターンは購入時期によって大きく変わりうることを取り上げました。

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これは言い換えれば、買値によって投資のリターンは大きく変わるとも言えます。

このように、参入時期というのは非常に重要ですが、一方で、20年くらいの長期スパンで見ればほぼ確実に値上がりすることが予想できる商品もあります。

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ゼロから始める資産形成の攻略法 その18

長期的には上がる可能性が高いが、短期的には最悪60%の損を見込む

以下に挙げる商品はどれも優れた商品ですので、20年くらいの長期スパンで見れば上昇する確率はかなり高いと思います。

しかし、投資のリターンは参入時期に大きく左右されますので、いくら優れた商品でも参入時期が悪ければ、最悪60%くらいの損が短期的には発生する可能性があります。

 

一般的に、その下げ幅を緩和するには国債など他のクラスへの分散投資が有用とされます。

個人的には、長期的には株式のリターンが最も高いことは歴史的に証明されていますので、十分なキャッシュを別に用意しておけば株式100%でも問題ないと考えます(特に若い人の場合)。

 

ETFかインデックスファンドか?

インデックス投資家の投資対象としては、インデックスファンドとETFが代表かと思います。

 

同じ指数に連動する商品であれば、手数料の違いを確認しましょう。

一般的には、すでに投資に回せるお金が大量にある方は、一度の投資額を多めにすることでETFが有利になります。

信託報酬が投資信託よりも低いことが多いため、取引回数を少なくし、長期で保有すればするほどETFが有利になるからです。

しかし、近年ではインデックスファンドの手数料もかなり下がってきているのも事実です。

 

一方、ドルへの両替や、配当金にかかる二重課税や確定申告、配当金の再投資の手間などを嫌う人にはインデックスファンドがおすすめです。

また、一度に数万円程度しか投資しない人は問答無用でインデックスファンドです。

 

個人的には、配当金をいったん現金としてストックしておき、相場を見ながら再投資の時期や商品を検討する方針なので、ETFの方が好みです。

 

全世界の株式市場に分散投資をする場合

どの国の株価があがるかなんて予測できないから、とにかく世界全体の株式市場に丸ごと投資したい!と考える人には下記の商品がおすすめです。

 

ETFの場合:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)

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これを買っておけば間違い無しです。

経費率も年々低下傾向で、今現在は0.11%まで下がってきています。

新興国株式市場も含めて経費率が0.11%というのは、投資信託では実現不可能な低水準です。

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the year」にも何度か選ばれており、日本人には非常に人気のある商品ですね。

 

投資信託の場合:楽天・全世界株式インデックスファンド

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投資信託では、今までは全世界の株式市場に分散投資をする場合には、

1) 日本株式インデックスファンド

2) 先進国株式インデックスファンド

3) 新興国株式インデックスファンド

の3つを、自分の好みの配分で組み合わせて購入する必要がありました。

 

しかし、その悩みも「楽天・全世界株式インデックスファンド」の登場で解消しそうです。

上記のVTを購入するというだけのシンプルな商品になりますので、どちらを買っても大差なしと言ってよいでしょう。

 

これからも米国の一強状態は続く!と予測する人の場合

世界の株式市場において、今も昔も米国が圧倒的な存在感を示し続けています。

それは、上記のVTの国別投資割合のうち、米国が50%以上を占めることからも窺い知ることができます。

このまま米国の一強状態が続くかは不明ですが、少なくとも先進国の中では、人口動態的に今しばらく成長が見込める数少ない国の一つであることは間違いありません。

 

ETFの場合:バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)

これを買っておけば間違い無しです。

経費率も0.04%と世界最低レベルで、バンガード社のETF群の中でも主力商品の一つです。 

米国民であれば、日本人が日本株に投資するのと同じような感覚で、自国通貨のままこういった優れた商品が購入できるのは非常に羨ましいですね。

 

投資信託の場合:楽天・全米株式インデックスファンド

貯金代わりに毎月積立を検討している方ならば、こちらになります。

上で紹介したVTIを買うだけのシンプルな商品です。

経費率は0.157%とVTIを買うよりは高くなりますが、それでも十分に低水準ですね。 

 

ETFの場合、高配当戦略というのも可能

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ETFの場合は、配当収入を増やすという戦略も考えられます。

配当収入のありがたい点は、完全に不労所得であることと、いったん現金の形でストックしておいて、美味しい投資対象が見つかった時に好きなタイミングで再投資が可能な点です。

 

その場合の有力な投資対象は、

1) バンガード米国高配当株式ETF(VYM)

2) iシェアーズ・コア米国高配当株ETF(HDV)

でしょう。

 

配当利回りは大体3〜3.5%程度ですね。

上記のVTやVTIは2%前後ですから、それと比べると高配当と言えるかと思います。

もちろん、本当に高配当を狙うならば個別株一択なのでしょうが、VYMやHDVは長期で保有すればある程度のキャピタルゲインも狙えるのが美味しい点ですね。

 

新興国のこれからの成長に期待する人

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新興国株式の分野は、経費率の面でETFの方がまだまだ有利です。

鉄板は、

バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)

でしょう。

新興国株式市場への投資としては、激安の経費率0.14%です。

 

投資信託ならば、

iFree 新興国株式インデックス

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

このあたりがおすすめです。

ETFと比べると割高ですが、それでも信託報酬は0.34%と、一昔前と比べると半分程度まで下がっています。

 

とにかくシンプルに投資できる環境が整った

極論すれば、上記の商品をひたすら購入するだけでも、長期的に見れば大負けはない気がします。

しかし、参入時期によって、短期的には50%を超える損失が発生する可能性はありますのでご注意下さい。

 

 

こんな記事も書いています。

つみたてNISAでは海外ETFの取り扱いがありませんので、今のところ楽天・バンガード・ファンドの商品が有力な投資対象になると思います。

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個別株は面白いですが、やはりそれなりのリスクもあります。初めての方は、インデックスファンドかETFで始めるのが手軽かと思います。

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