こんにちは。
今日は、キャッシュフローを複数持つことの重要性について考えてみます。
一般的なサラリーマンであれば、「自分の全収入=その会社からの給与収入」であることが多いと思います。
ところが、終身雇用制度が崩壊しつつある現代日本において、一箇所からの給与収入のみに自分の全収入を依存することは危険な可能性があります。
性質の異なる収入源を複数持っていたい
医者の場合、メインの病院以外に当直バイトで生活費を補っている先生は多いと思いますが、これは医師としての労働収入というくくりでは同じです。
今の職場をクビになった時に、バイト先の病院に再就職できる可能性があるという意味では多少のリスクヘッジにはなっていますが、医師として働けなくなった場合のリスクヘッジにはなりません。
長時間労働や数日に一回回ってくる当直業務を考えると医師はある意味肉体労働ですから、自分が健康を害した場合には医師としてフルタイムで勤務することは困難となり、とたんに生活が困窮する可能性も出てきます。
そこで重要なのは、全く性質の異なる収入源を複数持つという考え方です。
例えば、医師としての給与収入に加え、不動産賃貸収入、配当収入、google adsenseなどネット収入が少額でもよいので複数あれば経済的な安定性ははるかに高まります。
本職を失った場合には、普通は時間的な余裕が生まれますので、その空いた時間や労力を別の収入源に振り分ければ、当面の間はしのぐことが可能だからです。
一つの収入源に依存するのは、経済的な自立という面ではやや心もとない印象です。
お金をたくさん持つことを目指すのもよいですが、お金を生み出す仕組みをたくさん持つことを目指した方がより安定性は増すでしょう。
Google adsenseやアフィリエイトは参入障壁が低い分、競争も激しい
自分がやっていて言うのもあれですが、google adsenseやアフィリエイト(amazonなど)はパソコン一つとインターネットにつながる環境さえあればどこでもできるのが良い点でもあり悪い点でもあります。
参入障壁が非常に低いため誰でも気軽に始めることができるので、お金稼ぎを目的としたブログやサイトが乱立している状態であり、必然的に競争率は高くなります。
すでに一部の勝ち組が存在する業界に、新参者が数年遅れで参入しても大勝ちできる可能性はありません。
私は本来、このようなレッドオーシャンで戦うのはあまり好まないのですが、このブログは自分の好きなことを好きなように書いているだけですので、今のところマイペースに続けられています。
参入障壁が高くて競争率が低く、自分の専門性が活かせる副業が理想
レッドオーシャンで戦うことは時間対効果が低いことが多く、できることならば避けたいものです。
参入障壁が高くて競争率が低く、自分の専門性が活かせる分野を開拓できれば理想的でしょう。
パラダイムシフトが起きて、既存のルールが変更になった時に真っ先に新しい領域を開拓できれば勝てる可能性は非常に高くなります。
自分も神経内科医専門医という立場を利用して、何か別の分野に進出する、または他の業種と連携して何か新しいことができないか日々模索していますが、今のところ良いアイディアが思いつきません。
何か面白いアイディアをお持ちの方はぜひ声をかけていただければと思います。
まとめ
全く性質の異なる複数の収入源を確保することができれば、経済的な安定性は大きく高まります。
その際、参入障壁が高くて競争率が低く、自分の専門性を活かせる分野で稼ぐことができれば理想的だと思います。
こんな記事も書いています。
どんな職種でも、供給過多になれば労働条件は悪化することを弁護士を例に考察した記事です。我々医師も、医学部定員増や医学部新設の流れがありますので、油断できないと思います。
レッドオーシャンを避けてブルーオーシャンで勝負した方が時間帯効果が高くなります。メインストリームで競争すると血みどろの争いを繰り広げた結果、何も得られない可能性すらあります。