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医者が実際に常備している使えるお薬ベスト9をご紹介

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こんにちは。

今日はちょっと趣向をかえてお薬の話です。

健康な人でもたまに風邪をひいたり、胃腸の調子が悪くなったり、乗り物酔いをしたり、食べ過ぎや二日酔いになることはあるかと思います。

私自身医者ですので、自分の健康には留意しているつもりですが、毎日病気の患者さんを対面で診察するわけですので、ウイルスなどに暴露される機会も多く、年に2〜3回程度は体調を崩します。

2009年の新型インフルエンザの大流行シーズンにはもちろん自分もインフルエンザにかかりました(笑)

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医者のくせに病院嫌いなので必要な薬を自宅に常備しています

若年の健康な成人であれば、想定される症状はさほど多くありませんので、お薬を自宅に常備しておくことで病院に行く手間と時間が省けます。

私も医者のくせに自分が病院に行くのは嫌いですので、たまに友人の医者にこれらの薬を処方してもらって大変助かっています。

備え憂い無しとはまさにこのことです。

では、実際に私が自宅に常備している薬を紹介していきましょう。

 

1. ロキソニン:解熱鎮痛剤

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近年、薬局でも販売され始めたロキソニン。

昔からある解熱鎮痛剤の超定番商品ですが、やはりその使いやすさは抜群です。

ロキソニンを処方したことがない医者はいないでしょう。

私は本職が神経内科医で、普段は頭痛の患者さんを診察する立場なのですが、一方で自分が頭痛持ちという終わった状況です。

自分の頭痛はおそらく筋緊張型頭痛であろうと勝手に自己診断していますので(検査も受けていませんが)、痛くなった時はロキソニンを内服するとかなり良くなります。

頭痛持ちには欠かせないお薬と言えるでしょう。

ただし、片頭痛や群発頭痛には別の薬を使わないと効果が期待できませんので注意しましょう。

肩こりや打撲、のどの痛みなどにも広く効くため、手持ちになくてはならないお薬ナンバーワンといってよいでしょう。

 

2. タケキャブ:胃酸を抑える薬

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プロトンポンプインヒビターという種類の薬剤で、胃酸の分泌を抑えることで胃潰瘍や十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、ピロリ菌の除菌療法などに使用されるお薬です。

私自身は食べ過ぎ、二日酔いの時に使用し絶大な効果を実感しています(笑)

本来の用途とは違いますので、頑張って開発していただいた製薬会社の人には大変申し訳ないのですが、二日酔いの時の胃酸がこみ上げてくる嫌な感じが激減しますので、おすすめです。

なお、プロトンポンプインヒビターには他の薬剤も数多く発売されていますが、タケキャブが即効性・持続時間において最強です。10mgと20mgがあり、10mgでも十分効きますが、本気の二日酔いには20mgを使いましょう(笑)

 

3. トラベルミン:酔い止め

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要するに酔い止めです。めまいにも効くと言われています。

吐き気の中枢や平衡感覚を司る内耳に作用し、吐き気やめまいに効果を発揮します。

1952年とかなり古くから販売されており、使用実績は豊富だと思います。

トラベルミンはドラッグストアで普通に販売されていますが、ドラッグストアで購入すると一錠100円くらいしてお財布に厳しいです。

乗り物酔いをしやすい人は病院でもらっておきましょう。旅行の時など大活躍です。

 

4. ナウゼリン:吐き気止め

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吐き気止めの代表です。

胃腸のドパミンの働きを阻害することで、消化管の運動を改善させ吐き気を改善させます。

脳の中への移行率が低いため、錐体外路系の副作用が出にくいことがプリンペランと比べたメリットと考えられます。

よほど乗り物酔いや二日酔いがひどい人は、タケキャブやトラベルミンを合わせて飲むことで高い効果が期待できます。

 

5. 抗ヒスタミン薬:鼻炎症状に

鼻炎、鼻づまりの症状が強いと息苦しいし寝苦しいし辛いですよね。

私自身はありませんが、花粉症がある方は春先はかなり辛いと思います。

鼻炎に使う薬といえば抗ヒスタミン薬ですが、抗ヒスタミン薬は人によっては飲むと眠くなることがありますので、仕事内容によっては注意する必要があります。

その中で、アレグラは効き方がマイルドなかわりに副作用も少ない気がします。

アレロックは効果も強いですが、私は飲むとけっこう眠くなります。逆にその副作用を利用して就寝前に服用するようにしています。

タリオンはその中間くらいでしょうか?

抗ヒスタミン薬は、人によって効果や眠気の副作用の出方・感じ方に差があると思いますので、自分に合ったものが見つかればよいと思います。

 

6. ナゾネックス点鼻薬:つらい鼻炎症状に

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鼻炎の症状が強い時には、抗ヒスタミン薬の内服だけでなく点鼻薬を併用するとよいと思います。

私が個人的に使用しているのはナゾネックス点鼻薬というステロイド系の点鼻薬です。

ステロイドというと副作用を気にされる方がけっこういますが、点鼻薬であれば全身に吸収されるステロイドの量としては微々たるものですから気にする必要はないと思います。

花粉が多い時期には一本持ち歩いておくと安心でしょう。

 

7. 葛根湯:風邪のひき始めに

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風邪のひき始めかな?と感じた時には葛根湯を時々飲みます。

体の熱を上げることで、体内に侵入した細菌やウイルスのを弱らせる効果があると言われています。

当然ですが、すでに風邪が悪化して発熱や大量の発汗を伴う場合には効果は期待できませんし、作用機序から考えて解熱鎮痛剤との相性も悪いでしょう。

風邪のひき始めに飲んで、これ以上悪化しなければいいや、という気持ちでおまじない程度に飲んでいます。

 

8.  ビオフェルミン

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胃腸風邪の時によく使う整腸剤です。

ドラッグストアでも販売されていると思いますが、やはり価格の面で病院で処方を受けた方がメリットがあります。

腸内細菌叢を整えることで、腸の調子を整える薬ですが、即効性はありませんので胃腸風邪で辛い時に飲んでも本当に効いているかは正直よく分かりません(笑)。

とはいえ、他に使える薬もありませんので実際の臨床の現場ではよく処方されている薬だと思います。

胃腸風邪はのどの風邪と比べて非常に辛いので、正直薬にすがりたくなる気持ちは私もよく分かります。

なお、一番の治療はお薬を飲むことではなく、仮に固形物が食べられなくても口から水分摂取を続けることと、下痢や嘔吐は無理に止めずにウイルスの排出を促すことだと言われています。

 

9. 点眼薬:ジクアス、サンコバ

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ジクアスはドライアイに使用する点眼薬です。

ムチンという粘液の分泌を促すことで、強い眼の保湿効果が期待できます。

電子カルテの勤務が一般化してからドライアイに悩まされることが増えましたので、私も常用しています。

もう一個常用している点眼薬がサンコバです。

サンコバ点眼液は有効成分としてビタミンB12が入っており、これが眼のピント調節機能を改善させることで、眼精疲労や疲れ目に効果があります。

市販の目薬のようにスーッとしたりはしませんので、使い心地は好みですが、私は気に入って使っています。

 

まとめ

大きな総合病院に行って、お薬もらいに来ましたと言うと、お前何しにきたんだとなって門前払いされる可能性がありますので、軽症でお薬をもらう程度であれば地元のかかりつけ医に相談しましょう(笑) 

 

 

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