医者は日本の職業の中でも、比較的時給単価が高い仕事の一つだと思います。
外来バイトをやれば、時給1万円以上、割が良いバイトであれば時給15000円程度も実現可能だからです。
時給単価が高いバイトの場合、資産形成において優先すべきは1) 仕事、2) 節約、3) 投資の順番になります。
仕事と節約について考えずに、投資だけで資産形成をしようと考えると必ず失敗するわけです。今日はそのことについて掘り下げてみます。
時給単価の高い仕事の場合、優先順位は仕事→節約→投資の順と考える
まずは自分の労働の効率を見直し、単位時間あたりの収入を最大化する
医者の場合多忙であることが多いため、ただ毎日目の前に発生する仕事を淡々とこなすだけの日常になっている先生も多いと思います。
ただし、人間はあまりに多忙すぎると冷静な思考力が失われるため非常に問題です。
どんなに忙しくても、常に自分の置かれている状況を客観的に分析する癖はつけておく必要があります。
資産形成を考える上では、日々のルーチンワークをいかに効率よく終えて、それ以上の付加価値のある仕事に取り組む時間を増やすか考えましょう。
具体的には、メイン病院の仕事は残業無しでできるだけ定時に終わらせることが理想です。そのうえで、空いた時間でできるだけ時給単価の高い日勤や当直バイトをこなすことです。
先輩から紹介されたバイトを言われるがままにこなしている先生も多いようですが、自分の貴重な時間を切り売りするわけですから、時間に対する収入が割にあっているかは常に考える必要があります。
時給単価の高いバイトに切り替えるだけで、収入が100万円単位でアップすることはしばしば経験することです。
医師であれば、定期非常勤やスポットアルバイトの求人サイトを活用する
医師であれば、求人サイトを利用することで、効率よく求人情報を集めることが可能です。
具体的には、
・Dr 転職ナビ
・民間医局
・m3 career
・医師バイトドットコム
・リクルートドクターズキャリア
などの求人サイトを利用することになります。
これらのサイトでは、都市圏であればほぼ毎日新しい求人情報が登録されています。条件の良い求人（勤務が楽な割に給料が良い）はすぐに売れていってしまうので、早めに問い合わせをするようにしてください。
毎日いくつも求人サイトをチェックしている暇はない、という先生は、あらかじめ自分の求める求人条件を登録しておいて、その条件に合致する求人が出た時にメールで連絡がくる機能もありますので、ぜひ活用されるとよいと思います。
5つも6つもアルバイトをこなせる先生は稀でしょうから、1つ1つのアルバイトを選ぶ時に、労働内容に比して時給単価がよいものを妥協せずに選ぶことが重要です。
投資は絶好の機会が訪れるまでじっくりと待ち、その間は仕事と節約に集中する
先日も記事にしたように、絶好の投資の機会というのは数年に一回程度しか訪れないものです。
その機会が訪れるまでは、
・大勝負に出られるように現金をストックしておく。1000万円はほしい
・絶好の機会を見逃さないよう、普段から経済新聞や経済雑誌、ネットニュースなどで情報収集を欠かさないようにする
これが正解だと思います。
小さな相場の変動に右往左往している時間があったら、その分医者としての時給単価が高い仕事をこなした方がよほど効率的だということですね。
まとめ
医師のように時給単価が高い仕事の場合、資産形成においては仕事→節約→投資の順番！
こんな記事も書いています。
人間一人が1日24時間でこなせる仕事量には限界があります。それ以上の仕事をこなそうと思ったら仕事の外注化をし、自分はより生産性の高い仕事に集中すべきです。
先生がどれだけ激務に耐えて稼いできても妻のマネーリテラシーが低ければ全て台無しです。しかし、一朝一夕では解決できない難しい問題です。
