神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が日々の気づきを書いていきます。ただそれだけですが、よろしく。

海外ETF投資で円高・円安の為替リスクをどの程度想定するか?

おはようございます。

ドル建てポートフォリオを組む時に常に気になるのが為替リスクです。

ドル建てで20%の利益が出たとしても、為替が20%円高に振れれば相殺されてしまいますから当然ですね。

米ドルで給与所得を得て、米ドルのまま優れた金融商品を買い付けられる米国の投資家が羨ましくもなります。

とはいえ、日本円の価値は世界各国の通貨の中では非常に安定していますから、世界全体でみれば日本の投資家は恵まれている方です。

日本に住んで日本円で給与を得ながら、稼いだ円をコツコツと海外株に投資するというのは非常に理にかなった行動だと思います。

f:id:shinkei807:20171028113818j:plain

 

海外ETF投資で円高・円安の為替リスクをどの程度想定するか?

結論から書きますと、私は、

1) 最大で1ドル80円〜130円、平常時であれば90円〜125円程度の値動き

2) 為替の変動(円高)によって、円建てで最大−20%〜25%の損失

3) 株安が重なることで、円建てで最大−60%程度の損失

を想定して相場に臨んでいます。

 

円-ドルの長期チャートから為替リスクを想定する

「過去は過去」であり、未来のことは誰にも予測できないというのは真実ではありますが、それでも過去のチャートから読み取れることは存在します。

円-ドルの長期チャートです。

f:id:shinkei807:20180504170149p:plain

(画像は世界経済のネタ帳から引用)

 

1985年のプラザ合意の前までは1ドル=230〜250円という、今では信じられないような円安水準でした。

プラザ合意とは、当時アメリカの対日貿易赤字が顕著であり、自由貿易を守るために米国、日本、イギリス、フランス、西ドイツの5カ国で協調的なドル安路線を図ることで合意したものです。

プラザ合意の後は急速に円高が進行したわけですが、それに加えて、

1) 1994年〜1995年には当時のクリントン政権が貿易不均衡是正のために円高ドル安政策に舵を切ったこと、また、メキシコ通貨が発生したこと

2) リーマンショックやその後の欧州債務危機によって、新興国から投資資金が引き上げられ、相対的にリスクの低い「円」が買われたこと

によって、最大で75〜80円程度まで円高に振れました。

このように、為替レートには各国の政治的な思惑が大きく影響することが見てとれます。

 

1ドル80円〜130円を想定しておくのがよさそう

f:id:shinkei807:20180329160539j:plain

1985年のプラザ合意は異例の事態と言えますので、直近20年間で考えますと、円-ドルは75円〜145円程度で推移したことが分かります。

この事実をもとに、私自身は円-ドルの為替レートに関しては最大で80〜130円の変動を想定しています。

平常時では90〜125円くらいの間で見ておけば大外れはないのではないでしょうか。

 

外貨建て資産を保有している場合には、「円安」に関しては円建てで資産が増えていきますので問題ありません。

恐ろしいのは「円高」ですが、為替の変動によって最大で−20〜25%の損失を見込んでいます。

なお、株式自体はドル建てで最大50%の下落を見込んでいます。

両者のピークが100%重なることはないと思いますが、円高と株安が重なった場合には最大で60%程度の損失は覚悟して相場に臨んでいます。

 

2017年末〜2018年始に外国株を購入した人は株価調整と円高の影響を受けている

実際、2017年末や2018年始に外国株を買い始めた方は、その後の株価の調整と円高のダブルパンチで損失が膨らんでいる方も多いのではないでしょうか。

株価の調整と円高が重なると、円建てではあっという間に金融資産が溶けていきます。

特に、投資を始めたばかりの頃は、少しの株価調整でもすぐに含み損に投入しますから、そこに円高が重なると精神的にきついんですよね。

私自身も過去に経験がありますので、気持ちがよく分かります。

10年以上投資を継続してきて、その間に含み益が積み重なってくると、10〜20%程度の下落はあまり気にならなくなってきます。

これが長期投資の大きなメリットです。

 

長期投資なので当面はドル建てで評価することにしています

為替の変動を恐れるがあまり、外国株への投資を控えてしまうのはもったいない話です。

日本に住んでいると実感しづらいですが、世界的なインフレの流れに負けないためには外国株への投資が必須であると言えます。

為替の変動よりも、株式投資を行わないことによるリスクの方が大きいといえるでしょう。

 

長期投資家であれば、ドルで受け取った配当を円に戻す機会は当面なく、ドルのまま再投資する流れができあがっていると思います。

実際に配当(ドル)を円に戻す時までは、為替の変動は気にしすぎず、ドル建てで増えていっていれば良しと考えることにしています。

 

まとめ

ドル建てポートフォリオを組んだ場合、為替の変動によって最大で−20〜25%程度の損失を見込んでいます。

為替の変動を恐れるがあまり、外貨建て資産を保有するのを躊躇しすぎるのは機会損失になるでしょう。

 

こんな記事も書いています。

私自身は為替の変動を読む自信がありませんので、住信SBIネット銀行の外貨積立を利用しています。

www.churio807.com

 

海外ETF投資をするならばSBIがおすすめです。外貨積立を利用すれば為替コストを格安に抑えられるからです。

www.churio807.com

 

昔はETF投資というと面倒なイメージがありましたが、今ではドル転を外貨積立、購入もSBI証券の定期買付サービスを利用することができます。

www.churio807.com