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人工知能(AI)が診断・治療を行う未来型の医療について空想を巡らせてみる

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おはようございます。

医療業界の将来は、今後の国の政策と人工知能(AI)がどの程度実用レベルまで発達するかに大きく左右されると思います。

国の政策に関してはあれこれ言っても夢のない話しか出てきませんので、本日は、医療用のロボット・人工知能が発達した社会について空想を巡らせてみます。

完全に私の空想の世界ですので、将来実現するかは全く不明です。

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人工知能(AI)が診断・治療を行う未来型医療について考える

健康を管理する人工知能ロボットが一家に一台普及する

一家に一台、健康管理に関する人工知能ロボットが常駐するのが当たり前の世の中になります。

このロボットは、各個人のウェアラブル端末を介して、

・バイタルサイン(体温、血圧、脈拍、心電図など)を自動測定し、異常値があれば検出する

・毎日の身体活動量を記録し、運動不足があれば改善を促す

・毎日の食事データを蓄積し、理想的なカロリーや食事内容を導き出す

・喫煙や過度の飲酒によってアラートが鳴る

などの機能を搭載します。

これにより、生活習慣病の一次予防が徹底され、がん・心臓病、脳卒中などを発症する患者さんの数が減ります。

病気にかかる患者さんの数自体が減るため、特に慢性期疾患を扱う内科医の需要が減ります。

 

体調不良の時はまず医療用ロボットに相談する

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この医療用ロボットは音声認識が可能ですので、体調不良の時には医師に症状を訴えるようにロボットに症状を話しかけます。

すると、追加で必要な問診事項をロボットが聞き返しますので、それに対して何度か返答をします。

その過程で、ロボットは鑑別診断をいくつかに絞っていきます。

さらに、ウェアラブル端末に保管されたバイタルサインや心電図記録なども合わせ、ロボットが鑑別診断をいくつか挙げます。

最終的に、確定診断のために必要な検査をロボットが導き出します。

 

人工知能が必要と判断した検査だけ病院で受ける

医者が検査をオーダーする時には、真に必要な検査を見落としていたり、逆に、見逃しの不安から過剰な検査が施行されるケースがあります。

将来的には、人工知能が確定診断のために必要と判断した検査だけを病院で受けるようになります。

各患者のデータはネットワークを通じてその地域の病院全体のデータベースに保管され、実際に病院を受診しなくても検査の予約を確保することが可能になります。

患者さんは事前に検査予約をとったうえで病院を受診し、採血、尿検査、レントゲン、エコー、CT、MRIなど必要な検査を受けた上で自宅で結果を待ちます。

自宅に検査結果が届くと、その結果を元にロボットが確定診断を下し、そのうえで適切な治療方針・受診先を割り出します。

 

検査結果を人工知能が判定して診断・治療方針を決定する

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病院を受診する必要すらない風邪程度のものであれば、膨大な市販薬の中でご本人に合うものをロボットが提示し、それを薬局で購入するだけで終了です。

病院で処方を受ける必要があると判断されれば、最寄りのかかりつけ医と、必要な薬の種類・日数が提示されます。

患者さんはそのデータを持参して近所の診療所を受診し、ロボットが指示した薬を受け取ります。

もし追加で必要な検査があれば、その時に受けます。

ロボットがより専門的な治療が必要と判断すれば、近所のかかりつけ医でなく、各地域の主幹病院への受診を勧められます。

なお、主幹病院を受診する際に必要な紹介状は、ロボットが問診や今までに実施した検査結果をもとに自動的に作成し、先方にそのデータが送付されます。

 

専門的な手術が必要な場合、遠隔の地にいるスペシャリストに治療を依頼

簡単な入院や手術治療で済む場合には、地域の病院に必要最小限の日数だけ入院し、適切な治療を受けます。

より専門的な手術が必要で、地域にその道のスペシャリストがいない場合には、遠隔地にいるDrに連絡をとり、手術の予約を確保することが可能です。

実際の手術は、各地域の総合病院の手術室に導入されている手術用ロボットによって遠隔手術を行います。

それにより、専門的な技術を持つスペシャリストは移動に余計な時間を割かれることなく、より自分の専門性を発揮できるようになります。

 

遠隔医療で手術治療を受ける

上記のように、地方にいながら、地域の総合病院で超一流の先生の手術治療を受けられるようになります。

術後の経過やリハビリテーションは、地域の病院の常勤医、リハビリスタッフが対応します。

当然、他の人が持たない専門的技術を持ち合わせた医師には手術の依頼が集中し、より大きな利益を享受することになります。

一方、誰でも実施できる簡単な手術の一部は人の手を介さずとも実施できるようになり、そのようなスキルしか持たない外科医の仕事は奪われていきます。

もちろん、放射線科や病理医などの画像診断・病理診断に関しては、内科医や外科医よりも早い段階で人工知能にとってかわられます。

 

まとめ

人工知能(AI)が普及した未来型の医療に関して少し空想を巡らせてみました。

本当にこのような世の中が訪れたら私の仕事は100%ありませんね(笑)。

 

こんな記事も書いています。

数年前に話題になった子宮頸がんワクチンの副反応問題です。

ワクチン接種と副反応の直接的な因果関係は不明であり、その一方で、HPVの感染予防と続発するがん予防効果は実証されていますので、ぜひワクチンの積極勧奨を再開してほしいと思います。

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近年、早期がんの治療法はめざましく発展しており、「民間療法」や「代替療法」を選択した場合との死亡率の差が大きくなっています。

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民間の医療保険は万が一の時の「安心」を買う程度の気休めにしかなりません。冷静に考えて、入院1日あたり5,000円や10,000円をもらっても仕方がない気がします。

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