Dr.ちゅり男のインデックス投資 

初心者でも実践できる投資や節約術を紹介しています。人生を豊かにする本や健康情報との出会いも。

【つみたてNISA1ヶ月目】当ブログでおすすめした商品の現状を純資産総額から振り返る

スポンサーリンク

おはようございます。

つみたてNISAが始まって1ヶ月が経ちました。

先日記事にしたとおり、口座開設数は思った以上に伸びていないようですが、制度自体は優れていると思いますので、じわじわ伸びていくことに期待しています。

www.churio807.com

 

さて、当ブログでも以前につみたてNISAのおすすめ商品を紹介しましたが、つみたてNISAが始まって1ヶ月が経過しましたので、現状を見直してみたいと思います。

www.churio807.com

 

当ブログでおすすめしたつみたてNISA商品の現状を純資産総額から振り返る

つみたてNISAは20年以上の長期投資を前提とした制度ですので、長期に渡って安定的な運用が期待できるファンドを選ぶべきです。

世界分散投資と米国株投資の2パターンに分けて、当ブログで以前おすすめした商品の現状を振り返ってみます。

 

世界分散投資の場合

f:id:shinkei807:20171004102913j:plain

楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT):35億7000万円

まずは楽天VTです。

設定されて4ヶ月程度の若いファンドですが、今のところ順調に資金を集めている印象です。

バンガード社のETFを買い付けるだけというシンプルなメッセージ性が投資家に伝わりやすかったのでしょうか。

また、EXE-iより先行して発売したというのが大きいですね。

 

EXE-i つみたてグローバル(中小株含む)株式ファンド:4億1400万円

EXE-iつみたてグローバル株式ファンドの商品コンセプト自体は非常に優れていると思いますが、純資産総額はあまり伸びていません。

3つのETFを組み合わせて最強の低コストを実現するというのは面白いですが、楽天バンガードほどの分かりやすさに欠けるということでしょうか。

また、ネット証券大手3社のうちSBI証券でしか購入できないという販路の少なさも一因でしょう。

 

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス+新興国株式インデックス(48.66億円、39.88億円)

eMAXIS Slimシリーズは順調に純資産総額を伸ばしていますね。

「他社商品の値下げに応じて、機動的に手数料の値下げを行う」というメッセージは強力で、安心して手を出せます。

自分の購入している商品より割安な商品が出て乗り換えるか悩む・・・というのは今までの投信業界のあるあるでしたが、eMAXIS Slimシリーズの登場で解決ですからね。

今後も成長していくと思います。

 

野村つみたて外国株投信:7.2億円

これもEXE-iつみたてグローバル株式ファンドと同様に大変優れた商品だと思いますが、純資産総額は7.2億円とふるいませんね。

上記の商品はどれも優れたファンドであることには間違いありませんが、逆に言えばどれを買っても大差が出づらいとも言えます。

そうなれば、やはりマーケティング力で差がつきます。

 

商品自体の優劣も重要だがマーケティング力も重要

金融商品は、商品自体がどれだけ優れていても、それを買ってくれる人がいなければ意味がありません。

楽天バンガードの場合、「バンガード社のETFをそのまま買い付けるだけ」というシンプルなメッセージ性が良かったのかもしれません。

バンガード社のETFは良い商品だということが分かっているが、ドル転の手間や少額購入できないことを理由に諦めていた人の心に刺さったのでしょうか。

手数料だけ見ればEXE-iや野村の方が低いのですがね。

スタートダッシュで大きな差をつけられると、後から差を埋めるのが徐々に難しくなる気がします。

 

つみたてNISAで米国株投資をするには楽天VTIかiFree S&P500インデックス

f:id:shinkei807:20180205122529j:plain

投資信託で米国株投資をやろうと思うと、自信を持っておすすめできる投資先は下記の2つになります。

 

1) 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI):64.05億円

2) iFree S&P 500インデックス:30.52億円

 

どちらも優れた商品であることには間違いありませんが、手数料面で楽天VTIの方が0.075%ほど有利です。

その影響もあり、後発にも関わらず楽天VTIが純資産総額で2倍の差をつけています。

至極妥当な結果と言えるでしょう。

この差が埋まらない限り、このまま楽天VTIが純資産総額を伸ばし続けると思います。

 

繰り上げ償還のリスクを考えると、似た商品ならば安定運用が期待できるものを選ぶ

先日、「i-mixuho東南アジア株式」という投資信託が繰り上げ償還になるというニュースがありました。

i-mixuho東南アジア株式はコストこそ高いものの、フィリピン、マレーシア、インドネシア、タイ、シンガポールといった東南アジアの成長国に投資ができる稀有な商品で、一部の個人投資家からは人気があったようです。

純資産総額は10億円程度であったと記憶していますが、繰り上げ償還になってしまいました。

つみたてNISAは20年以上保有し続けることを前提とした投資ですので、繰り上げ償還のリスクが低い商品を選ぶべきだと思います。

今のところ、楽天バンガードかeMAXIS Slimシリーズが安心かもしれませんね。

 

まとめ

上記で紹介した商品はどれを購入しても間違いないと思いますが、長期に渡って安定して伸びていくかという視点でも考えてみると面白いですね。

 

こんな記事も書いています。

「これ一本購入して後は放置」という方には楽天VTかEXE-iつみたてグローバル株式ファンドがおすすめですが、今のところ資金が集まっている楽天VTの方がよいかもしれません。

www.churio807.com

 

個人的には楽天VTと楽天VTI、eMAXIS Slimシリーズが本命かなと考えています。

www.churio807.com