神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が日々の気づきを書いていきます。ただそれだけですが、よろしく。

資格をとる時は参入障壁の高さ、社会的意義、業務独占資格かどうかを意識しよう

おはようございます。

今の世の中には様々な資格が溢れかえっていますね。

資格をとるために努力をすること自体は間違いなく素晴らしいことですが、人間一人が使える時間や労力は限られていますので、本当にその資格が自分にとって必要かどうかはよく検討する必要があります。

 

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新たな資格をとる時は、参入障壁の高さ、社会的意義、業務独占資格かどうかを検討しよう

www.shikaku-king.com

 

資格キングというサイトで調べてみましたが、日本には実に1000を超える資格が存在するようです。

その中には、誰が聞いてもすぐにピンっとくる有名なものから、一部のマニアを除いてほぼ分からないマイナーな資格もあります。

ペーパーテストのみで取得可能な資格もいくつもありますので、地頭の良い人であれば、取ろうと思えばいくらでも資格をとることが可能です。

しかし、どんなに簡単な資格であったとしても、資格をとるにはそれ相応の時間や労力の投入が必要です。

人間一人の時間や労力には限りがありますので、本当にその資格が自分にとって必要かどうかはよく吟味する必要があります。

私個人としては、その資格は将来の資産形成に結びつくかという視点で資格の必要性を判断しています。

 

参入障壁が高い資格かどうか?

まず考えたいのは、参入障壁が高い資格かどうかです。

参入障壁が高いというのは、その資格をとるためのハードルが高いと言い換えてもよいかもしれません。

 

例えば、医師免許を取得するには、医学部に合格し、最低6年間の授業や実習を受け、最終的に医師国家試験に合格する必要があります。

学資編入など中途入学の制度はありますが、その場合でも4年以上の学部教育と医師国家試験合格は必須です。

つまり、医師になるためには数年間以上の時間、その間の学費や生活費、国家試験に合格するための学力の全てが求められます。

こういった資格は参入障壁が比較的高いと言えます。

 

医者の供給が足りない足りないと騒がれても、一朝一夕に需給関係が改善しないのは参入障壁の高さが原因にあります。

資格をとる前に、その資格をとることによって自分がレアな存在になれるかどうかを考えるようにしましょう。

 

レアなだけでなく、社会的意義があるか?

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上記のように、自分をレアな存在にするかどうかは重要な視点ですが、レアな資格であればなんでもOKというわけではありません。

 

例えば、日本には下記のような資格が存在します。

・夜景鑑賞士検定

・国旗検定

・お好み焼き検定

・日本城郭検定

・公認サンタクロース

 

これらの資格をお持ちの方は少ないと思いますが、資格をとった後にこれらの資格をマネタイズすることは容易ではありません。

その資格を持っている人が少ない場合には、少ない理由を考える必要があります。

その理由が、社会的な意義は高いものの参入障壁が高いために、取りたくても簡単に取れないものであれば、取得する価値が高いです。

逆に、取得しようと思えば誰でも取得できるが、社会的な意義が低いために自分から取得しようと思う人がいないような資格は要注意です。

 

その資格は業務独占資格かどうか?

資格の中には、

1) その資格を持っている方が有利ではあるが、その資格を持っていなくても業務自体はできるもの

2) その資格を持っている人でなければ、絶対にその仕事をすることが許されないもの

があります。

 

一般的には、後者の方が有利です。

当たり前のことですが、医師免許を持っていないにも関わらず医療行為を行う行為は違法です。

それを知らない人はいないはずなのに、テレビのニュースで、資格を持たない者が医療行為を行って逮捕といったニュースをよく見かけます。

逆に言えば、逮捕されるリスクを背負ってまで医療業界に参入する経済的なメリットがあるとも言えます。

これは、医師免許自体が業務独占資格であり、参入障壁が比較的高いのが理由の一つです。

医療業界は一般の方が誰でも参入できるわけでないため、過酷なビジネスの世界で戦ってきた人から見れば、宝の山に見えるのでしょう。

また、医者自体、医療に関してはプロフェッショナルであっても、ビジネスの才能がある人はほとんどいませんから、私達医者には見えていないビジネスチャンスが実はゴロゴロ転がっているのかもしれません。

 

まとめ

新たな資格をとる前に、参入障壁の高さ、社会的意義、業務独占資格かどうかを見極めるようにしましょう。

 

 

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