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子供に金融リテラシーを身につけさせるには3歳からの早期教育が重要!? 

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『クーリエ・ジャポン』という雑誌で、子供のマネー教育について取り上げられていましたので、ご紹介したいと思います。

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子供に金融リテラシーを身につけさせるには3歳からの早期教育が重要!? 

 

何歳頃から子供にお金について教えていくべきなのか、は親であれば誰でも興味がある所かと思います。

2013年に、イギリスケンブリッジ大学の研究者が発表したデータによれば、私達のお金の習慣は7歳頃にはほぼ固まってくるとのことです。

この事実から、近年では、比較的早い時期からお金の基本を子供に教えることの重要性が強調されています。

 

米国では早期のマネー教育を実践するサマーキャンプが存在する

さて、米国の「スパーク・ビジネス・アカデミー」という会社では、「フューチャー・ミリオネア・ブートキャンプ」というお金やビジネスに関する1週間のサマーキャンプを開催しており、6歳から参加可能です。

「Future Millionaire Bootcamp」とは、名前がいかにも米国っぽくてストレートでよいですね。

以前に一世を風靡したビリーズ・ブート・キャンプのお金版といった感じでしょうか。

 

サマーキャンプを終えるとどのような子供が生まれるのか?

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子どもたちはこのキャンプで、予算の組み方、投資の方法、起業の仕方、企業倫理やリーダーシップについて学びます。

サマーキャンプが終わると、米国の主要な証券取引所を言えるようになり、投資収益率の計算や分散投資のメリットについて説明できるようになるとのことです。

また、一部の子供は、「会社経営で一番難しいのは、株主価値を増やす義務と顧客を満足させる義務のバランスをとることだ」といった発言をするそうです。

このあたりも、米国の優良企業の株主優先主義に影響しているのかもしれませんね。

日本では考えられない世界です。

子供の脳は柔軟で成長の余地も大きいですので、このような小学生が増えてきたら我々大人はとても対抗できそうにないですね。。

 

3歳から家族でお金について話すようにする

子供は3歳になると、お金に関する基本的な事柄が理解できるようになるそうです。

まず、「交換」の概念が理解できるようになるため、「お金と引き換えに商品を手に入れる」ということが分かるようになります。

また、物にはそれぞれ「価値」があることも理解し、世の中には価値が高いものと低いものがあることも理解できるようになります。

さらに、自分に「必要なもの(needs)」と「欲しいもの(wants)」の違いが分かるようになります。

日常生活の中では、例えばスーパーマーケットに行った時に、本当に必要なものと、ただ欲しいだけのものの違いを教え、「必要なもの」だけを買い揃えるように教育するだけでも、子供の金銭感覚を育てられるとのことです。

このように、子供に勉強と思わせない自然な形で、日常生活の中で自然にお金について話す機会を増やす意識づけが重要なんですね。

 

子供が現金に触れる機会を増やすことが重要

これは私も盲点でした。

近年、クレジットカードや電子マネー決済の普及で、都市部ではほぼ現金決済なしで生活ができるようになってきています。

私自身も、確かに日常生活で現金を出す機会が数年前と比べて減りました。

 

しかし、カード決済は目に見えないため、子供には何が起きているかすぐに理解できなません。

また、現金で支払う時に人が感じる心の痛みは、カードで支払う時よりも強いため、現金でお小遣いを渡された子供の方が、カードを渡された子よりも使う金額は少なくなります。

ですから、子供には硬貨や紙幣に実際に触れさせて金銭感覚を養う必要があるとのことです。

店で久々に現金払いをした時に、子供が「何故お金を払う必要があるのか。カードで払えば一銭もかからないのに」といった趣旨の発言をしたというエピソードもあります。

自分の子供がこうならないよう、少額の決済の時はキャッシュを使おうかな、と考え直しました。

正直キャッシュを持ち歩くのは面倒ですが、子供の教育にはかえられませんね。

 

まとめ

子供に金融リテラシーを身につけさせるには早期教育が必要。家族の中で、勉強と思わせない自然な形でお金の話をし、現金と触れる機会を作ってあげましょう。

 

 

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