おはようございます。
ここ数年の株高で投資ブログを始める方が増えてきており、ブログの中で自らの保有資産を開示している方もいらっしゃいます。
保有資産を見る時に、多くの方は総資産額に注目をしがちだと思いますが、保有資産の質も同じくらい重要だと考えます。
特に年齢が進むにつれて、資産全体の質を向上させる必要があります。
総資産額だけでなく、保有資産の質にも目を向ける
仮に今現在大きな利益が出ているとしても、将来的に質が下がりやすい資産が大半を占めている場合には注意が必要です。
一例をあげます。
不動産投資においては、表面利回りは都心<郊外であることが多いです。
ところが、地方・郊外の物件は今は投資妙味があったとしても、数十年後には人口減少、空き室リスク、地価下落による評価額減などの影響をモロに受ける可能性が高いです。
よって、そういったリスクが顕在化する前により質の高い資産に組み替えていく必要があります。
不動産価格が高騰しているうちに売り抜け、その資金で都心の好立地の不動産に資産を組み替えていくのです。
利回りは下がるかもしれませんが、都心の好立地の物件は土地部分の価値が温存されやすいため、長期的な視点にたてば優良資産に組み変わったことになります。
優良な資産を大量に保有するのが最終目標
最終的には、いかに「優良」な資産を「大量」に保有できるかがポイントになります。
先ほどは不動産投資を例にあげましたが、私の株式投資での最終目標は、「NYSE市場上場一流企業の株を大量に保有すること」です。
これらの企業は財務基盤が盤石であり、将来に渡って安定した配当収入が期待できることと、仮にリーマンショック級の大暴落が訪れたとしても、数年後には元の株価〜それ以上への成長が期待できるからです。
真の優良企業こそバイ&ホールドに値すると思います。
普通のやり方では優良株式を「大量」に保有するのが難しい
では、初めから超優良株式を買えばいいのでは?と思われるかもしれませんが、ただ普通に働いてその中から株をチマチマ購入したとしても、優良資産の「大量」保有には相当な年月がかかってしまいます。
超優良株式は株価自体が高いため、それを大量保有するには多額の資金が必要であり、普通の方法でコツコツやっていてもなかなか株数を増やすことができません。
大暴落時に購入することが一つの解にはなりえますが、これらの優良株式は暴落時にも中〜下位銘柄ほどは値下がりしないことが多いです。
よって、超優良銘柄の大量保有を目指す場合には、それなりの戦略を練る必要があります。
優良銘柄を大量に保有するには安定してキャッシュを生み出す仕組みが必要
では、これらの優良銘柄を大量に保有するためにはどうすべきか?
手っ取り早いのは、「お金を生み出す仕組み」を複数化することです。
常勤先からの給与収入に加え、ブログからの収入、不動産投資からの収入、株式からの配当などキャッシュフローを複数作ることができれば、資産形成のスピードが一気に加速します。
これらの収入をいったんキャッシュの形でストックし、為替レートを注視しつつ定期的にドルをストックしていきましょう。
間違っても日頃の生活費に使ってはいけません。
年齢が進むにつれて優良な資産の割合を意識的に増やしていく
また、安定した給与収入という後ろ盾がある方ならば、状況によってある程度のリスクを負って集中投資をすることも資産形成のスピードを大きく加速させる一助になりえます。
私の場合は、その手法が長期の逆張り投資ということであり、その一例が先日ご紹介した電力株投資ということになります。
成功して格安で継続的に配当を得る権利を仕入れることができれば、将来的に超優良銘柄の大量保有を実現できる日が近づくと考えています。
また、若いうちであれば仮に一度失敗したとしても取り返しがつきますので、暴落時に限って多少のリスクを背負ってみる価値はあると思います。
ところが、年齢が進んだ後もこのような危ない橋ばかり渡っていては、心臓がいくつあっても足りません。
年齢が進むにつれて、優良な資産の割合を増やしていくことを忘れないようにしたいものです。
こんな記事も書いています。
自分の状況を最も正確に把握しているのは自分です。自分のお金や投資については、自分の頭を使って考え抜く必要があります。絶対に他人任せにしてはいけません。
投資は実際のお金を使ったゲームのようなものです。クリアする方法がいくつもあるのが面白い所です。自分なりの攻略法を練るためには、まずは明確なゴールを設定する必要があります。