神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が日々の気づきを書いていきます。ただそれだけですが、よろしく。

危機の局面に限って日本株でも勝つチャンスが訪れる?

おはようございます。

本日は下記の記事の続きを考察します。

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前回の記事では、好況時には勤倹貯蓄を、不況時には時期を逸せず思い切った投資に打って出ることが重要と書きました。

そして、ETFは世界中の優良銘柄に分散投資できる点が魅力ではありますが、一方で時価総額に応じた投資になりますので、大暴落時には思ったほど値が落ちないという問題があります。

大暴落時に真にお値打ちになるのは中〜下位銘柄である可能性が高いです。

本日はその続きになります。

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危機的な状況においてのみ、日本株でも勝機が出てくる

日本株はインデックス投資で勝てる時代は終わっている

日経平均株価がピークをつけたのは、バブル崩壊前の1989年の38,915円です。

そこから30年弱が経過しましたが、未だに日経平均株価は調子がよくて20,000円を超えるかどうかといったレベルです。

2008年の最安時には8,000円程度まで値を下げた時期もありました。

 

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上図を見れば分かるように、日本株ではインデックス投資で勝てる時代はすでに終わっているといえます。

今から日経225やTOPIX連動のインデックスファンドで勝負をするのはあまりに分が悪いと言わざるをえません。

 

日本株でも暴落時に限ってチャンスの窓が開く

さて、日経平均株価が約30年に渡って伸び悩んでいる原因の最たるものが日本の人口動態にあります。

日本は、高度経済成長期のような人口ボーナス期を過ぎ去り、今後も年少人口および生産年齢人口が年々減少していくことが確定している超少子高齢化社会です。

今現在、一部の新興国では目覚ましい経済成長を続けていますが、これは数十年前の日本と同じことを後追いしていると考えられます。

グローバル化社会において、国が成熟に向かうにつれて少子高齢化に向かい、経済成長率が鈍化するのはどの国であっても避けられません。

その勢いに対抗するには、少しでも高い出生率を維持することと、移民受け入れなどに舵を切るしかありません。

先進国の中で、上記の条件を満たしているのが米国であり、それが最近になって米国株投資が推奨される大きな理由の一つです。

以上の理由から平常時には日本株で勝つチャンスはほとんどありませんが、大暴落時に限ればごく短期間の間だけチャンスが訪れると私は考えています。

 

最後に日本株で勝負をしたのは2012年の電力危機

私が最後に日本株で勝負をしたのはもう5年前(2012年)になります。

当時は、2011年の東日本大震災による福島原発事故の影響で、原子力発電の再開の是非を巡って議論が紛糾していた電力危機の時期でした。

「原発ゼロ」社会を目指すという政策を打ち出した民主党政権により、今とは比べ物にならないくらい世の中の閉塞感がありました。

その当時に、中部電力、関西電力、東北電力、北海道電力、九州電力、北陸電力の6社に投資しました。

 

電力はストック型の企業であり、原発再稼働を予想していたため購入に踏み切った

2012年当時に電力株を買っている人は、少なくとも私の周りには一人もいませんでした。

では、なぜ購入に踏み切ったかと言うと、

1) 東日本大震災の福島原発事故の影響と民主党政権の原発ゼロ政策のため、電力業界全体に逆風が吹いており株価が相当下がっていた

2) 電力は我々の生活に必須のライフラインであり、一般の会社と比べて倒産リスクが低い

3) 個人的に、自民党政権に復帰した後は原発再稼働に舵が切られることを予測(期待)していた

 

上記の真逆を行くのが、不適切会計問題に揺れた東芝や、ビジネスモデル自体に問題があった武富士です。

これらはフロー型の企業であり、その競合企業はいくらでもあります。

また、企業体質自体に問題があって値を下げている場合には倒産するリスクが高く参入はおすすめできません。

逆張り投資で最も避けたいのが企業の倒産リスクだからです。

 

企業体質とは直接関係なく、政治的な影響による業界全体の値下げであった

一方で、2012年当時の電力株が値を下げていたのは、東日本大震災という天災とその後の原子力発電そのものへの逆風であり、電力会社の企業体質自体に大きな問題があったわけではありません。

その中でも、やはり東北電力への投資が一番の賭けでした。

当時、福島原発事故や震災の影響を直接受けたためかなり値を下げていましたが、日本人という国民の復興力は並大抵のものではないため、数年後には復活してくると予想しました。

また、関西電力、九州電力、北海道電力を選んだのは、発電量に占める原子力発電の割合が高いからです。

当時は原発への依存が高い電力会社ほど売り込まれて値を下げていました。

中部電力と北陸電力は、原子力発電への依存度が比較的低いため、他の電力会社ほどは売り込まれていませんでしたが、リスクの分散のために投資をしました。

東京電力は完全に消滅しかかっていましたので、あまりに恐ろしくて最後まで投資できませんでした(笑)。

合計約500万円の投資をしましたが、今現在では約80%のアップをしています(今現在は北陸電力と北海道電力が伸び悩んでいるため道半ばという感じです)。

また、配当金も一時は0円でしたが、最近では増配傾向でそちらも私にとってはありがたいです。

 

その配当について、もう少しだけ続きを後日に記事にします。

ある程度リスクのある投資法ですので、万人にはおすすめしかねます。VTなどを購入するほうが王道だと思います。

 

 

こんな記事も書いています。

民主党政権の政策担当能力はひどいものでしたが、株式投資には大変ありがたい時期でした。

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 2012年当時、電力自由化が2016年4月から早くも実現するとは予測していませんでした。このあたりも電力株がいまいち伸び悩んでいる一因かもしれません。

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