神経内科医ちゅり男のブログ

「気ままに、ほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が日々の気づきを書いていきます。ただそれだけですが、よろしく。

AIの脅威に対抗するには固定費の削減が鍵になる!?

おはようございます。

人工知能(AI)の発達によって、将来的に我々の雇用の一部が奪われるのは間違いないと言われています。

専門家によっては50%以上の雇用が奪われるという説を提唱している方もいるほどです。

そこまでの事態が現実のものになるかは分かりませんが、少なくとも今よりも働き口が少なくなるのは間違い無さそうです。

我々としては、AIの脅威が現実のものになる前にどのような対応策があるかよく検討しておく必要があります。 

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AIの脅威に対抗するには固定費の削減が鍵になる!?

AIの脅威によって失業者が増加し、職を求める人が都市部に流入するため、都市部への人口集中が加速します。

しかし、職を求めて都市部に人口が集中したとしても、AIの発達で働き口の絶対数が減少しているため、よほどスペシャルなスキルを持っている人以外は結局就職することはできず、都市の一部がスラム化し治安の悪化が予測されます。

18世紀〜19世紀にイギリスから起こった産業革命と決定的に異なるのは、AIの発達によって職を奪われるのはホワイトカラーが中心になる可能性が高いということです。

 

Googleはディープラーニングを医療分野の画像診断に応用している

専門性が高いと言われる我々医者とて例外ではありません。

すでに、Googleがディープラーニングを医療の画像診断に応用しています。

詳しくは『週間ダイヤモンド』の6月24日号を読んでいただければ分かりますが、病理診断や眼底検査において、AIが専門医の判読能力を超えた可能性があるとのことです。

眼科専門医に128,000枚の眼底写真を判読してもらい、そのデータをディープラーニングさせたところ、AIは97.5%の精度で糖尿病性網膜症を検出できるようになりました。

一方、眼科専門医は95.8%でわずかながらAIが上回りました。

また、病理診断の分野でも、乳がんのリンパ節転移の有無をAIは89%の精度で診断し、病理医の73%を大幅に上回ったとの結果が紹介されています。

このように、画像診断や病理診断などの分野は、医者の仕事の中でも最もAIが得意とする分野かもしれません。

放射線科の読影医などは真っ先にAIに職を奪われてしまう可能性があります。

AIは我々の想定をはるかに超えるスピードで進化していますので、その動向に常に注意しておく必要があります。

 

家計の収入減にどうやって対処するかが鍵

AIの脅威への対処法として、国民全体の最低限の生活を保障するためベーシックインカムの導入を推奨する専門家もいます。

ベーシックインカムが現実的に実現可能かどうかは置いておいて、仮に実現されたとしても給与水準は現在より下がることは間違いありません。

失業者増に対処するため、限られたポストを皆で分け合って短時間ずつ仕事をするワークシェアリングが広まるかもしれませんが、いずれにせよ収入は大幅に減るでしょう。

つまり、AIの脅威に対抗するためには家計の収入減にいかに対処するかを事前に考えておく必要があります。

終身雇用制度が当たり前だった時代では、就職してから60歳過ぎで定年を迎えるまで、基本的には給料は右肩上がりというのは常識でした。

しかし、これからは突然自分の給料が半分くらいになる事態も想定しておく必要がありそうです。

 

固定費をフレキシブルに削減できる体制を維持することが鍵になる!?

インターネットの普及によって、我々の生活や仕事を巡る環境は今までにないスピードで劇的に変化しています。

上記のようなAIの脅威に対抗するためには、時代の流れに応じてフレキシブルに自分の生活をかえられる体制をキープすることが重要と考えます。

突然の収入減に対応するためには、やはり鍵は固定費の削減でしょう。

食費や娯楽費、教育費の削減は生活の質の低下に直結をしますので、やるとしても限界があります。

住居費、通信費、保険、自動車など、金額が大きく毎月確実に支払う必要がある固定費をどれだけ削減できるかが鍵になると思います。

 

住居費、通信費、保険、自動車との付き合い方

イノベーションによってこれらの分野のコストが大幅に下がる可能性もありますから、今現在の常識が20年後も常識かどうかは分かりませんが、今現在とれる対処法を考えてみます。

通信費に関してはMVNOの使用が常識となり、時代遅れの料金プランの3大キャリアは徐々に淘汰されていくでしょう。

保険も終身型ではなく掛け捨ての定期型に加入して、ライフステージに合わせた必要最小限の保障を得る形になっていくと予想します。

また、一部の富裕層以外は自動車も手放さざるを得なくなるかもしれません。公共交通機関の発達した都市部に住み、必要な時だけレンタカーやカーシェアリングでしょうか。

究極的にはマイホームです。快適な住環境を実現するマイホームを持つのは皆の夢ではありますが、AIによる失業の可能性を考えると、将来数十年に渡って確実にローンを払い続ける義務を負うのもリスクです。

また、住宅ローンというのは将来的に収入が同じまたは増えていく前提で組んでいますので、AIの脅威は直接的なリスクになりえます。

 

まとめ

AIの脅威によって運良く失業は免れたとしても、家計の収入源は避けられないものと予測します。固定費を抑えたシンプルライフが求められる世の中になるかもしれません。

 

 

こんな記事も書いています。

日本人にとっては「低金利・デフレ」が当たり前になっていますが、これは世界的に見れば極めて例外です。時々海外を訪れて、世界から見た日本の立ち位置を確認するようにしたいものです。

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収入源の複数化はAIの脅威に対抗する有効な手段となりうるでしょう。特にお互いに関連の低い収入源を持つようにしたいものです。

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