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コンパクトシティ構想は大災害への備えともなりうる!?

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おはようございます。

先日の九州豪雨で、九州北部において土砂災害による甚大な傷跡が残りました。

直接現地を訪れたわけではありませんが、テレビの映像で見る限りあまりにも大きな被害であり、現地の方々の無事と一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

さて、私の個人的な意見としては、こういった大災害のニュースを目にするたびにコンパクトシティ構想の重要性を再認識します。

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コンパクトシティ構想は大災害への備えともなりうる?

コンパクトシティ構想とは、商業地や医療・学校などの住民サービス、鉄道やバスなどの公共交通機関をコンパクトに集約させ、より効率的な生活を目指す街づくりのことです。

超少子高齢化・人口減少社会を迎える日本において、道路・電気・ガス・水道などのインフラ、医療サービスを維持するためには集約化、効率化が欠かせません。

町が郊外まで間延びすればするほど、それらを維持するには多大なコストや労働力が必要になります。

また、これからは職住近接の時代です。

郊外から1時間以上かけて都心に通勤し、会社に到着した頃にはクタクタというのは時代遅れになってきます。

コンパクトシティを実現して多くの人の職住近接が実現できれば、労働時間が変わらなくても自由な時間をより多く確保することが可能です。

最後にもう一つ重要な点として、コンパクトシティ構想を実現することで天災による被害やその後の復興にかかる費用、労働力を抑制することが可能になります。

 

日本に住む=天災との戦いは避けられない

日本に住むということは天災との戦いとも言えます。

地震はその最たるものですが、台風などの集中豪雨とそれによる土砂災害、火山の噴火、津波、豪雪など狭い国土の割には天災のリスクが非常に高い国です。

とはいえ、それらの災害リスクは全国一律ではありません。

火山の噴火リスクは火山から距離をおけば避けられますし、水害に関しても海や河川から距離をおく、海抜の高い所に住居を構える、などである程度回避可能です。

日本中どこに住んでも100%避けることはできないのは地震でしょうか。

ただし、近い将来に大地震が起こる確率が高い地域といったデータは気象庁から発表されていますので、ある程度リスクを回避することは可能です。

 

どんなに甚大な被害を受けても必ず復興させる日本人のメンタリティ

2011年の東日本大震災の時も実感しましたが、日本人の復興力というのは素晴らしいものがあります。

どれだけ甚大な被害が出たとしても、時間をかけて必ず復興させる日本人の精神は特筆すべきです。

昔から天災が多かった日本においては、復興にかける強いメンタリティが備わっているのかもしれません。

また、仮に建物が土砂災害で流されたとしても、先祖代々受け継いできた土地だけは絶対に守るというメンタリティがあるのでしょう。

しかし、土地や住居などは時間をかけて復興できる可能性はありますが、その災害で失われた人命は取り戻せません。

事前に避けられるリスクは避ける街づくりを進める時期が来ているのではないでしょうか?

 

災害のリスクを最小限におさえるコンパクトシティ構想が必要

山間部の町村において、甚大な水害、土砂災害によって集落が孤立したというニュースを目にするたびに、コンパクトシティの重要性を再認識します。

もちろん、今回甚大な被害にあった地域においては、復旧を通じて今までよりもより強固な防災システムが構築されていくのでしょう。

しかし、防災システムの構築にもコストや労働力がかかる上、事前の想定よりも大きな災害が起きた場合には無力です。

先祖代々の土地を守るのも重要ですが、人命を失っては元も子もありません。

実際の被害が出る前に事前に都市部に移住するという考えがもっと普及してもよい気がします。

「事前に避けられるリスクは避ける街づくり」がもっと進んでいくことを個人的には強く願っています。

 

 

 

こんな記事も書いています。

災害も医学もこれからは「予防」が重視される世の中がやってきます。

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マイホーム購入時に検討しておかなければならないリスクはいろいろありますが、その中の一つが災害リスクですね。

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